糖尿病協会の最高賞(アレテウス賞)に太田大阪府歯会長

第7回日本糖尿病療養指導学術集会で、日本糖尿病協会の公益活動に貢献した者を称える中でも最高賞に位置付けられている「アレテウス賞」を大阪府歯科医師会の太田謙司会長が受賞した。歯科医師の受賞は初めて。太田会長は「私の受賞が、今後の医科歯科連携や歯科医師による糖尿病の勉強に寄与すれば幸いです」と受賞の喜びを語る。

日歯新執行部、13の課題示す

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、「オーラルフレイル普及」や「働き方検討」など新執行部で取り組む13の課題とボードの責任者を、7月25日に開いた定例記者会見で示した。

中医協•保険医療材料専門部会で保険償還価格算定の基準などの意見

中医協の第100回保険医療材料専門部会が7月24日に厚労省内で開かれ、保険医療材料等専門組織からの「特定保険医療材料の保険償還価格算定の基準等に関する意見」が報告された。

健やか親子21(第2次)の検討会で最終目標値を設定

第2回健やか親子21(第2次)の中間評価等に関する検討会が7月31日に東京•霞が関の厚労省内で開かれ、母子保健の国民運動計画「健やか親子21(第2次)」の最終評価目標案、指標の追加案が示された。

「3歳児のかかりつけ歯科医師を持つ親の割合」の最終評価目標に関しては55.0%に再設定。

8月30日に開かれる予定の第3回では中間評価報告書を取りまとめるとしている。

参院選•比嘉氏の得票数を都道府県別で公表

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は、7月25日に開いた理事会後の記者会見で、45都道府県歯科医師連盟から推薦を受けて参院選に臨んだ比嘉奈津美候補の「参議院比例代表選出議員選挙開票結果」を公表した。最多は沖縄の1万1266票。

都技、五輪ボランティア歯科技工士を募集

東京都歯科技工士会(石川功和会長)は、東京オリンピック•パラリンピック選手村総合診療所(ポリクリニック)技工室での歯科技工士が行う作業支援スタッフの第2次募集を開始した。

問い合わせはsya-togi@muf.biglobe.ne.jpまで。

「削らない歯学会」が設立

削らない歯学会(Academy of MI Oral Treatment and Therapy:AMOTT、豊山洋輔代表理事)は7月28日、東京都港区のTKPガーデンシティ品川で、設立シンポジウムを開催した。う蝕治療をはじめとする歯科臨床において、可能な限り歯牙の切削をしない治療法を実現、普及するのが会の趣旨。

開会あいさつで豊山代表理事(神奈川県開業)は、「歯科において、最小限の侵襲による治療を行うMIの重要性が認識されるようになり、数多くの歯科医院でできるだけ削らない治療をアピールしているが、術式や評価などのコンセンサスが十分とは言えない」と問題提起し、軟化象牙質の徹底除去が前提となっているう蝕治療の臨床的意義についても検証が十分ではないと述べた。

健康経営の効果に疑問、『JAMA』に論文

職場でのウェルネスプログラムの実践など健康経営が各国で推進される中、これらの健康と経済的なアウトカムについて疑問を投げかけるエビデンスが報告された。

ハーバード•メディカル•スクールのSong Zirui氏らが、米国の160カ所の事業所を対象にクラスター化RCTを行って明らかにしたもので、4月16日発行の『JAMA』321(15)に論文掲載した。

GC America、社屋増築で竣工式

ジーシー(=GC、本社•東京都文京区、中尾潔貴社長)の海外拠点の一つ、GC America(アメリカイリノイ州)は7月26日、社屋の増築完了を祝う竣工式を行った。

来賓として米国歯科医師会会長のJeffery Cole氏、イリノイ州商業経済機会局局長代理のErin Guthrie氏、駐シカゴ日本国総領事の伊藤直樹氏らが出席。米国椿大神社の禰宜•ローレンス光一バリッシュ師による伝統的な感謝と浄めの神式で執り行われた。

鉄筋コンクリート2階建てで、今回の増築部の延べ床面積は1万991平方㍍。オフィスエリア、セミナーホール、技工•診療研修室を含む教育エリアに加え、倉庫も併設。従業員200人以上が働く。

完成に伴い、分散していたGC Americaの各機能が一カ所に統合。社員のコミュニケーションが促進され、さらに一般•矯正歯科分野の事業の推進と新製品の創出を目指す。