歯科訪問診療の算定回数は「3」が最多

平成29年4月から30年3月診療分の、歯科訪問診療に関わる項目で最も算定回数が多かったのは、「歯科訪問診療3(診療所)」の528万3,531回。厚労省が公表した第4回NDBオープンデータによるもので、27年4月からの1年間と比較して、「歯科訪問診療1〜3(診療所および病院)」はそれぞれ、22万5,684回、31万3,022回、39万7,858回増えている。

九州北部大雨で18歯科医院に浸水等被害

九州北部を襲った記録的大雨で、佐賀県と福岡県において床上•床下浸水など少なくとも歯科医院18軒に被害があることが分かった。大雨特別警報が発令された佐賀、福岡、長崎の3県歯科医師会に問い合わせた。

近北地区歯•連盟役員合同連絡協が開催

令和元年度近畿北陸地区歯科医師会•歯科医師連盟役員合同連絡協議会が8月31日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、日本歯科医師会•日本歯科医師連盟への要望書提出が決議された。要望書は同日の協議内容をもとに早期に各県歯の専務理事で協議し、和歌山県歯から提出することになった。

日歯、FDI世界大会の7カ国会議に出席

日本歯科医師会(堀憲郎会長)の代表団は2日、アメリカ•サンフランシスコでの第107回FDI(世界歯科連盟)世界歯科大会で、7カ国歯科医師会会議に出席した。4日に日歯が公表したプレスリリースによるもの。

代表団は引き続き公式行事に参加し、9日に帰国する予定。

茨城県歯ら、がん診療で包括協定

茨城県歯科医師会(森永和男会長)と茨城県がん診療連携協議会(吉川裕之会長)は3日、医科歯科連携に関する包括協定を締結。同県歯会館で締結式を開いた。

「附属衛生士学校は廃校の意見が大勢」都歯臨時代議員会

東京都歯科医師会の山崎一男会長は、学生募集を停止している附属歯科衛生士専門学校について、「検討臨時委員会では、廃校にした方が良いのではという意見が大勢を占めている」と報告し、「(廃校すべきとの答申を受けたと仮定すると)理事会で決定したら来年3月の代議員会では議案として提出したいと思っている」との考えを示した。

「健やか親子21(第2次)」の最終評価目標を提示

厚労省は第3回「健やか親子21(第2次)」の中間評価等に関する検討会(座長=五十嵐隆国立成育医療研究センター理事長)の報告書案を8月30日に東京•霞が関の省内で開いた同検討会で提示した。各構成員から指摘はあったが、修正を含め座長一任で了承された。

6月の歯科診療所数は6万8,514施設

厚労省の施設動態調査による令和元年6月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,514施設で、前月より26増加した。

前年同月比の全国の歯科診療所数の動向では、273施設減少。開設者別歯科診療所数の個人は671減、医療法人は397増となっている。

滋賀県技工学校が50年史

表紙に朱色で刻まれた「1039」は、この50年間で滋賀県歯科技工士専門学校を巣立っていった学生の数だ。同校は今年3月に最後の卒業生を送り出して、歴史に幕を下ろしたが、その軌跡を50年史としてまとめた。学校長を務めた山本哲典氏はタイトルについて、「彼ら卒業生達それぞれの個性を重んじ、その数を誌名として選んだ」と記している。

厚労省が第4回 NDBオープンデータを公表

厚労省は「レセプト情報•特定健診等情報データベース(=NDB)」を広く活用しやすくするため、汎用性の高い基礎的な集計表を作成して取りまとめた第4回「NDBオープンデータ」を8月27日に公表した。

掲載のURLはhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177182.html。

社保審介護保険部会で次期制度改正の検討事項を議論

第80回社会保障審議会介護保険部会が8月29日、東京•九段下のベルサール九段で開かれ、年末の取りまとめに向けて介護予防•健康づくりの推進や保険者機能の強化、地域包括ケアシステムの推進など、次期介護保険制度改正の主な検討事項に関する議論が行われた。

北大歯学部が解剖実習後に遺体取り違え

北海道大学歯学部は8月30日、解剖学教育実習後に納棺した遺体に取り違いがあったと発表した。3月5日に遺族から指摘を受け、同月15日付で学外有識者を含む特別調査委員会を同大学院に設置していた。

再発防止策として、「マニュアルの整備」「教職員の意識改革」「監督体制の強化」「より確実な確認手法の検討」などを挙げている。

マウスピース装着で「チック症状」を軽減

精神神経疾患のトゥレット症候群は、突発的で不規則に体の一部が速く動いたり、発声を繰り返す「チック症状」が起きる。大阪大学歯学部附属病院講師の村上旬平氏、同大大学院教授の吉田篤氏、神戸大学准教授の橘吉寿氏らのグループは、マウスピース装着がチック症状を軽減させることを明らかにした。パーキンソン病•運動障害疾患学会誌『Movement Disorders』(8月24日)に公開された。

Planmeca Japan、都内に新オフィス

Planmeca Japan(東京都中央区、山本英樹社長)は8月29日、新オフィス開設祝賀パーティーを東京都中央区の日本橋室町野村ビルで開催。室町古河三井ビルディングの16階に構えたオフィス内の披露も行われ、歯科医師、歯科ディーラーら86人が参加した。

PhRMA新会長にカフォリオ氏

米国研究製薬工業協会(PhRMA)の新会長に、ブリストル•マイヤーズ•スクイブの取締役会長兼CEOのジョバンニ•カフォリオ氏が就任した。

関節リウマチ治療に光、経口JAK阻害薬が承認

グローバルに展開するバイオ医薬品開発会社のアッヴィ(アメリカ•イリノイ州)は2日、同社が開発した経口JAK阻害薬「ウパダシチニブ」がアメリカ食品医薬品局(FDA)から分子標的免疫抑制薬として承認されたと発表した。

松風、「歯」の俳句の入賞作品を発表

 松風(本社•京都市、根來紀行社長)は、2019年度「歯」に関する俳句•川柳の入賞作品を8月19日に発表した。