財政審が診療報酬でマイナス改定を提言

財務省の財政制度等審議会の分科会が1日に開かれ、国民皆保険の持続可能性を確保するためには、診療報酬のマイナス改定や75歳以上の窓口負担増などが必要との考え方が示された。

高齢化・人口減少下での負担の公平化に向けた取り組みとしては、年齢ではなく能力に応じた負担に転換する観点から、新たに75歳になる人から、70~74歳と同じ窓口負担2割の維持を検討していくべきと述べている。

ベストスマイルに俳優の中村アンさんと竹内涼真さん

今年最も笑顔が輝いている著名人を表彰する「ベストスマイル&#149オブ&#149ザ&#149イヤー2019」に、俳優の中村アンさんと竹内涼真さんが選ばれた。

11月8日の「いい歯の日」を記念して開催され、今年で26回目。日歯が進める、8020運動をより推進する「いい歯は毎日を元気にプロジェクト」の中心事業。今年の授与式は、前日の7日に東京都港区のグランドハイアット東京で開かれた。

秋の叙勲、竹内氏と鈴木氏が受章

令和元年秋の叙勲で、日本大学歯学部出身で元白根市長の竹内正氏(70歳)が旭日双光章、同歯学部出身で保護司の鈴木輝久氏(73歳)が瑞宝双光章を受章していたことが分かった。

中医協総会で歯科訪問診療の評価を議論

中医協の第430回総会が6日に東京都千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で開かれた。次期診療報酬改定に向けて、歯科訪問診療を含む在宅医療(その1)の評価•対応への議論が行われた。

複数による訪問診療、情報共有の強化で算定見直しへ

複数の医療機関による訪問診療の算定に関しては、医療機関同士の情報共有を図る上で必要な診療報酬の見直しが、委員から求められた。訪問診療の依頼先としては内科、皮膚科、精神科とともに歯科も上位を占める調査結果が厚労省から示された。

臨床研修制度の改正で協議─医道審歯科医師分科会の部会

令和3年度歯科医師臨床研修制度の改正に向けて厚労省は10月30日、第2回医道審歯科医師分科会歯科医師臨床研修部会(座長=一戸達也東京歯科大学教授)を東京•新橋のTKP新橋カンファレンスセンターで開催。提示した歯科医師臨床研修制度の改正に関するワーキンググループ中間報告に対し、議論が行われた。

次回の開催は12月中旬で、年末にかけて意見を取りまとめる。改正省令案•改正通知案の作成•公示発出は来年1~3月に行う予定。

8月の歯科診療所数は6万8,522施設

厚労省の施設動態調査による令和元年8月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,522施設で、前月より16増加した。前年同月比の全国の歯科診療所数の動向では、68施設減少。開設者別歯科診療所数の個人は526減、医療法人は458増となっている。

技工士養成•確保の検討会、議論の整理案に「3年制化」

第7回歯科技工士の養成•確保に関する検討会が10月31日に東京•新橋のTKP新橋カンファレンスセンターで開かれた。厚労省は「これまでの議論の整理と今後の方向性について」の案を提示。養成施設の教育内容や修業年限、離職防止対策や業務範囲、デジタル技術の活用等の方向性を議論した。
次回の開催は12月ごろ。引き続き、取りまとめに向け議論する。

業務モデルの課題示す—技工学会の学術大会

「歯科技工学が示す学術的根拠—歯科技工 温故知新」をメインテーマに日本歯科技工学会の第41回学術大会(坂下英明大会長)が2、3の両日、金沢市の石川県地場産業振興センターで開かれた。

ストレス対処能力高いと歯周炎リスクが低下—岡大ら

ストレス対処能力のある労働者は歯周炎のリスクが低い—。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の森田学教授とIslam Md Monirul大学院生らのグループが明らかにしたもの。同研究成果は、スイスの科学雑誌『International Journal of Environmental Research and Public Health』(9月22日)に掲載されている。

日本私立歯科大学協会とWHITE CROSS、大学の魅力PR

日本私立歯科大学協会(三浦廣行会長)は、加盟する17校の魅力を発信して歯科界の人材確保を図る目的で、歯科医師向けの情報サイトを運営するWHITE CROSS(本社•東京都港区、赤司征大代表)と連携事業を始めている。

ノーベル賞受賞者•大村氏が日医式典で講演

日本医師会の設立72周年記念式典が1日に開かれ、ノーベル賞受賞者で北里大学特別栄誉教授の大村智氏が「北里柴三郎先生が求められたものを求めて」と題して講演した。

グッドデザイン賞2019

2019年度グッドデザイン賞の受賞結果が10月2日に発表され、国内の歯科•口腔ケア関連では7点、建築•空間「歯科医院」で1点が受賞した。今年の審査対象数は4,772件で、過去最多の1,420件が受賞。
 31日から11月4日まで東京•六本木の東京ミッドタウンの受賞展で全てが展示された。

東京デンタルショーに18,758人来場

東京デンタルショー2019が9、10の両日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれ、歯科医師ら1万8,758人が来場した。主催は大東京歯科用品商協同組合、北関東歯科用品商協同組合。