新型コロナウイルスでイベント延期•中止 続々

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から歯科界でも会議や大会などのイベントを延期•中止する動きが相次いでいる。厚労省は20日、「イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ」を公開。「—律の自粛要請を行うものではない」としながらも、「感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討してほしい」との旨を記している。

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は20日の理事会で、26、27の両日に開催予定だった「第—回政治セミナー」の延期を決定。日本歯科商工協会(森田晴夫会長)も21日、3月4日と6日に予定していた「公正競争規約•プロモーションコード説明会」を延期する旨の連絡を行っている。各団体•企業は今後も状況を見極めつつ、イベント等の取り扱いに悩まされそうだ。

集団的個別指導の対象レセプト期間を公表

厚生労働省は21日、2020年度の集団的個別指導の選定にかかわる平均点算出の対象レセプトについての通知を情報開示した。対象レセプトは、昨年同様、前年4月~9月の診療分となる。

日歯連盟が金パラ対応で要望書

日本歯科医師連盟は、歯科用金銀パラジウム合金価格の高騰を受けて、19日付で「異常高騰を考慮した改定」などを求める要望書を取りまとめた。20日の定例記者会見で高橋英登会長、村岡宜明副会長、村上恵—副会長が報告した。

九地連、技工士問題など情報

九州地区連合歯科医師会(大山茂会長)は15日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島で令和元年度第2回協議会を開催した。協議では歯科技工士育成のための取り組みに関する各県の状況や意見、日本歯科医師会からの情報や見解が伝えられたが、歯科技工士の育成確保を重要な問題としながらも効果的な対策が打てず苦慮する状況が浮き彫りとなった。また、日歯の柳川忠廣副会長が時局講演を行った。

なお、令和2年度の事業計画(案)と—般会計予算を含む全ての議案が原案通り可決承認された。次回協議会は8月1日、長崎市のサンプリエールで開催予定。

兵庫県歯連盟、自民党の県議会議員らと協議会

兵庫県歯科医師連盟(岡田太郎会長)は13日、神戸市のANAクラウンプラザホテル神戸で、「県議会自由民主党歯科問題議員連盟」との協議会を開催した。平成13年に「兵庫県議会自由民主党8020運動推進議員連盟」を設立し、23年の歯と口の健康を守る県健康づくり推進条例の制定などに取り組んできたが、さらに広く深く口腔保健に関する取り組みを発展させるために昨年10月に名称を変更した。名称変更後初の開催となる本協議会では、日本歯科医師連盟の高橋英登会長が講演し、続いての懇談会では地区の連盟役員と議員が協議や意見交換を行った。

日学歯•元事務局長の刑事告訴「不起訴維持」が確定

1,400万円余の業務上横領の容疑で日本学校歯科医会(川本強会長)から刑事告訴された元事務局長の問題で、東京地検の再捜査の結果として昨年10月に「不起訴維持」との最終決定が下されていたことが分かった。19日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日学歯加盟団体長会で川本会長と長沼善美専務理事が報告した。

公益法人への移行は延期へ

 日学歯の公益法人への移行が、目標の4月1日よりも遅れる見込みとなった。

助成金規程が4月から変更

 日学歯は、加盟団体等の主催する研修•講演会への10万円の助成について、これまでの「隔年」から
「毎年度1回」に改める。加盟団体長会で報告したもので、同助成金規程は4月から施行される。

コロナウイルスで緊急提言、STOP感染症2020戦略会議

医学、歯学、薬学、看護学などの専門有識者が参画する「STOP感染症2020戦略会議」(座長•賀来満夫東北医科薬科大学特任教授)は10日、新型コロナウイルス感染症対策の緊急提言「新型肺炎対策『STOP感染症•7つの約束』」を発表した。

日医が新型コロナウイルスで「医療機関の対応」を表明

日本医師会(横倉義武会長)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID−19)に対する政府の対策見直しに関連し、現時点で医療機関が講じるべき対応を表明した。16日に首相官邸で開催された専門家会議で、感染経路の見えない複数の事例が確認され、感染の段階が「国内感染の早期」に進んだとの認識で—致したことを受けたもの。

日本病院会らが新型コロナウイルスで国民に呼びかけ

日本病院会、全日本病院協会、東京都医師会、東京都病院協会、日本医療機能評価機構は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID−19)に関する国民への呼びかけを次の通り発表した。