第113回歯科国試 合格率65.6%

厚労省は16日、第113回歯科医師国家試験の合格者状況を発表した。出願者が3,798人、受験者が3,211人、合格者は2,107人で合格率は昨年より1.9ポイント高い65.6%だった。

日歯 第192回臨時代議員会 新型コロナウイルス感染拡大防止で変則的に開催

日本歯科医師会(堀 憲郎会長)は13日、東京都千代田区の歯科医師会館で第192回臨時代議員会を開き、「令和2年度事業計画」や「同入会金及び会費の額」「同収支予算」「同資金調達及び設備投資の見込み」の全4議案を可決、承認した。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、通常1日半の日程を1時間30分程度に短縮。さらに書面による議決権行使を可能とすることで出席者数の抑制に努めた。140人の代議員のうち、書面による議決権を行使したのは101人で会場に足を運んだのは38人(1人欠席)に留まった。

都歯  第201回臨時代議員会「衛生士学校の廃校」可決

東京都歯科医師会(山崎—男会長)は5日、東京都千代田区の歯科医師会館で第201回臨時代議員会を開いた。議事では、令和3年3月での「会附属歯科衛生士専門学校の廃校」や、時限的に会費を減額する「定款規則の—部改正」、事務処理システム等の整備に6,400万円を支出する「令和2年度資金調達及び設備投資の見込み」など全5議案を可決、承認した。

「ははは川柳」特選は「よい入れ歯寿命を延ばすパートナー」

日本歯科技工士会(杉岡範明会長)は、令和元年7月1日~8月31日まで募集した「ははは川柳」の結果を同会が発行する月刊誌「日本歯技」3月号で発表した。応募総数は2,980句で、特選には東京都のペンネームでひでひさんの「よい入れ歯 寿命を延ばす パートナー」が選出された。

改定のポイント解説—日歯•都道府県歯社保担連絡協議会

日本歯科医師会(堀 憲郎会長)は10日、都道府県歯科医師会社会保険担当理事連絡協議会を開いた。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点からWEB会議形式で行われ、令和2年度診療報酬改定内容についての要点の周知を図った。厚労省保険局医療課の髙田淳子課長補佐と日歯の林正純常務理事が協議会でそれぞれ話した改定内容についての解説をベースにポイントを紹介する。

金パラ償還価格は2,083円

令和2年度診療報酬改定における歯科用貴金属の償還価格が5日に告示され、歯科鋳造用金銀パラジウム合金は1グラム当たり408円増の2,083円となった。30グラムに換算すると6万2,490円で、現在の購入価格を2万7千円以上(9日時点)下回っており、関係団体からは価格の緊急改定などの対応を求める声が上がっている。

第1回「健康•医療•介護情報利活用検討会」を開催—厚労省

全国の医療機関等で保健医療情報を確認できる仕組みなどを検討する第1回「健康•医療•介護情報利活用検討会」が9日、東京都千代田区のTKP新橋カンファレンスセンターで開かれた。構成員には日本歯科医師会の遠藤秀樹副会長も参画している。

厚労省は、少子高齢化に伴う医療•介護サービスの担い手の減少が進む中、健康•医療•介護分野のデータやICTを積極的に活用することによって、国民の健康寿命の延伸、医療や介護サービスの質の維持•向上、効率化•生産性の向上を図るため、データヘルス改革を進めている。

レセプト情報の提供指針を議論—厚労省の有識者会議

 厚労省の第48回レセプト情報等の提供に関する有識者会議が4日、東京都港区の航空会館で開かれ、「レセプト情報•特定健診等情報の提供に関するガイドライン」改正について議論した。

クルーズ船から患者受け入れの医療センターに口腔ケア製品提供—愛知県歯

新型コロナウイルスによる集団感染の起きたクルーズ船「ダイヤモンド•プリンセス号」から下船した乗員•乗客を受け入れた藤田医科大学岡崎医療センターに対して、愛知県歯科医師会(内堀典保会長)が口腔ケアグッズを提供していたことが分かった。県歯は「センターへ入所された方々に、規則正しい口腔ケアを行っていただき、発症せず元気に退所されることを祈念いたします」とコメントしている。

65歳以上、公共交通機関の日常的利用で歯科受診の格差が小さく

 65歳以上の地域在住高齢者約2万人を対象にした調査で、「所得による歯科受診の格差」が公共交通機関を日常的に利用している人の間で小さいことが明らかになった。東北大学大学院歯学研究科の相田潤准教授らの研究によるもので、公共交通機関を利用しやすい環境を整えることが、歯科受診の格差を縮小させる可能性を示唆している。

歯周病菌による脂肪肝炎の増悪機序を広島大チームが解明

歯周病原菌「Porphyromonas gingivalis(=P.g.)」が非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の病態を増悪させるメカニズムを、広島大学大学院の宮内睦美教授と高田隆名誉教授らの研究チームが解明した。

同大が6日に発表したもので、P.g.が肝臓に到達し、肝星細胞や肝細胞からの線維化促進因子「TGF—β1」や免疫調整物質「Galectin—3」の産生を介して、病態を進行させることを明らかにした。このメカニズムを踏まえた上で、研究チームは歯科的治療介入の効果の検討に着手しているとのことだ。

新型コロナ対策 非接触での検温に注目—世界が賞賛する台湾で

新型コロナウイルス感染症(COVID−19)への的確な対策で、世界中から賞賛されている台湾。迅速な政策決定や、それを支える高度なIT技術などが評価されているが、ひときわ注目されるのが高精度赤外線非接触検査機器だ。

小川氏がAMDD新会長に

米国医療機器•IVD工業会(AMDD)の新会長に、ジンマー•バイオメット会長兼社長の小川—弥氏が就任した。3月10日の同会理事会を経て発表。

変更 OECに改称

岡山情報処理センターからOEC株式会社に改称した。