日歯連盟の次期参院選の組織内候補者に山田宏氏

次期参議院比例代表選出議員選挙に向けて、日本歯科医師連盟の擁立候補者を選定する選考委員会(藤田—雄委員長)は16日、投票により、推薦のあった山田宏氏、西村正美氏、萩原鉄也氏のうち、山田氏を推薦候補者として答申した。理事会の儀を経て、30日の臨時評議員会で決定すれば正式に組織代表候補者となる。

オンライン資格確認のカードリーダー申請、歯科は13.6%

来年3月にスタートし、医療機関等の6割程度での導入を目指しているオンライン資格確認システムで、10月11日時点で顔認証付きカードリーダーを申し込んでいる歯科診療所は9,638施設と全体の13.6%となっている。社会保障審議会の第131回医療保険部会の資料で示されたもの。

日歯が2040年見据えた歯科ビジョン

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は15日、「2040年を見据えた歯科ビジョン—令和における歯科医療の姿」を発行し、ホームページにも掲載した。

日歯はこれまで、「超高齢社会において歯科医療の果たすべき新しい役割と責任」について議論を重ね、口腔の健康と全身の健康の関係性についての知見をベースに、歯科医療•口腔健康管理が健康寿命の延伸に貢献できるとの確信の下、ビジョンを作成。18年から構想を練り、19年には外部有識者を交えた検討会議を実施、新型コロナウイルス感染症の影響で、作業が—時中断したものの、編集会議を進めてきた。

新型コロナ対策で日歯•連盟に要望書—四国連合歯

四国連合歯科医師会は令和2年度役員連絡協議会を10、11の両日、ウェブ会議形式で開いた。協議会では、新型コロナウイルスの影響下で歯科医療機関が変化に即応できるために、

  1. ①歯科医院継続のための支援策の国への強力な要求、
  2. ②感染拡大防止に係る支援事業の継続及び継続、
  3. ③口腔健康管理と感染予防の関連性の更なる明確化

の三つを求める要望書を日本歯科医師会の堀憲郎会長及び日本歯科医師連盟の高橋英登会長に提出することが決議された。

歯科保険診療を解説、石川県保険医協が発刊

石川県保険医協会(三宅靖会長)は、『歯科保険診療便覧2020年度点数改定版』を9月30日付で発刊した。診療報酬をめぐる複雑に入り組んだ制度体系を理解するため、歯科診療報酬関連告示•通知を分かりやすく分類、整理。日常の診療報酬を算定する根拠を理解する手助けとなるようにまとめている。

定価は1万2,000円、会員価格7,000円。各都道府県の保険医協会•医会の会員の会員価格で購入可。A4判•466ページ•オールカラー。問い合わせはTEL 076–222–5373。

学校保健及び学校安全表彰で46人受賞

文科省は13日、学校歯科医46人など「学校保健及び学校安全表彰」の被表彰者を発表した。本年度は表彰式を行わず、被表彰者への表彰状等は各都道府県教育委員会等の推薦団体を通じて伝達するとしている。

歯技協•南部理事長らが日歯と意見交換

日本歯科技工所協会の新役員に9月総会で就任した南部哲男理事長と木村正専務理事、宗村裕之広報理事は7日、日本歯科医師会を表敬訪問した。日歯側からは堀憲郎会長、柳川忠廣副会長、瀬古口精良専務理事が出席、若手の歯科技工士離れによる人材不足など諸問題の改善に向けた取り組みやこの9月に保険導入となった前歯CAD/CAM冠の取り扱いなどについて意見交換した。

オンライン初診の解禁で日医「かかりつけ医が重要

日本医師会の中川俊男会長は、3大臣が合意した「初診も含めたオンライン診療の原則解禁」について、田村憲久厚労大臣が安全性と信頼性をベースにすると明言した点について評価し、「安全性と信頼性はかかりつけ医やかかりつけ医機能を基軸とすべき」との考えを示した。14日の定例会見で述べたもの。

「入れ歯の日」に義歯等の供養祭

歯や義歯を塚に納める儀式、第35回「歯の供養祭」(愛知県保険医協会主催)が「入れ歯の日」の10月8日に開催された。毎年名古屋市の日泰寺で行われるもので、長年身体の—部として役割を果たしてきた入れ歯や歯牙に感謝の気持ちを込めて供養する。

感染症予防に「Iga」が有効─日歯シンポで槻木教授が紹介

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は14日、「歯と口の健康シンポジウム2020—感染症とオーラルケア」をウェブ上で開催し、約470人の歯科医療関係者らが視聴参加した。講演では神奈川歯科大学の槻木恵—教授が、唾液中の「Iga」の感染症予防の有効性などを紹介した。

日本私立歯科大学協会がHPリニューアル

日本私立歯科大学協会(三浦康行会長)は、歯科医師を目指す受験生への情報提供機能を充実するためにホームページをリニューアルした。会員大学17校の入試日程や、歯学部への進学、歯科医師の仕事を紹介するコンテンツ、同協会の活動報告などを掲載している。

 ホームページURLはhttps://www.shikadaikyo.or.jp/

医療•介護フォーラムで多職種連携など模索─福岡県歯科保険医協

福岡県歯科保険医協会(大崎公司会長)は11日、福岡市で「Let’sチームケア”生きる”を支える」をテーマに医療•介護フォーラム2020を開催した。定員設定など感染対策をした上で、市民、介護家族、医療•介護の多職種など約60人が参加。福岡市、北九州市、福岡県社会福祉協議会、福岡市歯科医師会など45団体が後援した。

令和2年度薬事功労表彰に亀水氏と川端氏

厚労省の「令和2年度薬事功労者厚生労働大臣表彰」を元日本歯科材料工業協同組合理事長の亀水忠茂氏、日本歯科用品商協同組合連合会副会長の川端憲二氏が受賞した。

中小企業庁がオンラインで経営相談

中小企業庁が新型コロナウイルス感染症対策支援として「経営相談」をオンラインで実施している。資金繰りや設備投資、販路開拓、使える制度などの説明を受けながら、各種専門家に何度でも無料で相談可能。

介護報酬改定の基本的視点案に「口腔」明記─社保審分科会

社会保障審議会の第187回介護給付費分科会がウェブ上で開かれ、令和3年度介護報酬改定に向けた基本的な視点(案)として、「感染症や災害への対応力強化」「地域包括ケアシステムの推進」「自立支援•重度化防止の取組の推進」「介護人材の確保•介護現場の革新」「制度の安定性•持続可能性の確保」の五つが掲げられた。