愛知県歯•連盟 会員•従業員•家族へのPCR検査の事業を開始

愛知県歯科医師会(内堀典保会長)および愛知県歯科医師連盟(同会長)は、調査研究事業として、会員•従業員•家族を対象にしたPCR検査を開始した。10月27日には320人を対象に唾液検体を回収し、30日に結果報告を行うとしている。

歯科用貴金属 来年1月の告示価格は据え置き

令和3年1月からの歯科用貴金属9品目の告示価格は、すべて10月改定時と同額となる。10月28日の中医協総会で報告されたもので、「歯科用鋳造用金銀パラジウム合金」の試算価格は2,626円(1g)と変動率プラス7.2%だったが、随時改定Ⅱの見直しに必要な変動率プラスマイナス15%に届かなかったため、据え置きの2,450円となる。

佐々木希さん「安心マーク」をPR—日医

日本医師会(中川俊男会長)が感染防止対策をしている医療機関に発行するマーク「新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施医療機関 みんなで安心マーク(略称:みんなで安心マーク)」のPR動画発表会が10月28日に都内で開かれ、PR動画に起用された女優でモデルの佐々木希さんが登場した。

日歯検討会が歯科ビジョンを踏まえた展開を協議

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は10月28日、東京都千代田区の歯科医師会館(オンライン併用)で「2040年を見据えた歯科ビジョン第4回検討会」を開き、今月完成した同ビジョンを踏まえた今後の展開などについて協議した。外部委員からは、ビジョンに書かれた戦略以外に、医学部教育に介入して口腔健康管理の重要性を医科に浸透させる方策や、患者のリテラシー向上のための取り組みの必要性などを指摘する声もあった。

「人生100年時代」への対応の必要性など提示—令和2年版 厚労白書

厚労省は「令和時代の社会保障と働き方を考える」を第1部のテーマに掲げた令和2年版厚生労働白書を10月23日に発表した。同白書は、厚生労働行政の現状や今後の見通しなどについて、広く国民に伝えるためにまとめるもので、平成13年の発刊から19冊目となる。

「TruMatchサージカルガイド」が12月に保険収載

下顎骨用プレートの設置等のためのマーキング、骨切り、ドリリングの際に使用する「TruMatchサージカルガイド」(ジョンソン•エンド•ジョンソン)がC2区分で12月に保険収載される。

「成人歯科健診の検討を」—医療保険制度改革で林常務

社会保障審議会の第132回医療保険部会が10月28日、オンライン上で開かれ、医療保険制度改革やNDBの第三者提供制度の施行等の議論を行った。

次期参院選 推薦候補者に山田宏氏—日歯連盟

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)の第141回臨時評議員会が10月30日、東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた。議案の可決により、山田宏参議院議員が次期参議院比例代表選挙の日歯連盟推薦候補者に決定した。歯科医師以外が組織代表候補者になるのは初めて。臨時評議員会後の記者会見で報告があった。

8月の歯科診療所数 前月より29減少の6万8,197施設

 厚労省の施設動態調査による令和2年8月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,197施設で、前月より29減少した。開設者別歯科診療所数の個人は748減少、医療法人は412増加となっている。

静菌作用のある義歯材料を開発—神歯大

歯科疾患や口臭などの原因となる細菌、真菌の増殖、付着を抑える義歯材料の開発が進んでいる。神奈川歯科大学微生物感染学分野(浜田信城教授)の研究グループが静菌性素材「Adox」を義歯床用のアクリルレジンに添加する技術を開発。物性などの条件をクリアしたことから、本格的に義歯床としての市場化に向けて活動を始めている。

東北大副学長に佐々木啓—氏

東北大学副学長(共創戦略担当)に、同大大学院歯学研究科(口腔システム補綴学分野)教授の佐々木啓—氏が10月1日付で就任していたことが分かった。同大が20日に公表したもの

厚労省が日商連にオンライン資格確認を解説

日本歯科用品商協同組合連合会(宮内啓友会長)が10月22日、役員理事会、合同委員会を東京都港区の芝パークホテルで開催した。

合同委員会に先立ち、厚生労働省保健局医療介護連携政策課保険データ企画室の大竹雄二室長が「オンライン資格確認導入の手引き」と題し、来年3月から始まる健康保険証のオンライン資格確認について解説。導入メリットとして、保険診療を受けることができる患者か否かを即時に確認できるため、レセプト返戻、窓口の入力の手間が減少するとした。

経済産業大臣賞にGC 富士小山工場が「全国みどりの工場大賞」

ジーシー(=GC、本社•東京都文京区、中尾潔貴社長)の富士小山工場(静岡県駿東郡小山町)が、「2020年度緑化優良工場等経済産業大臣賞(通称:全国みどりの工場大賞)」を受賞した。

同社では「環境管理委員会」の設置や社員OBも含めた維持管理、歯科医療従事者のほか、近隣の小•中学校や小山町の各種団体による工場見学の受け入れ、年2回ボランティアによる地域への清掃活動なども積極的に行っており、これら—連の活動が評価されたという。

訃報 谷山勝美氏—元商工協会副会長

 元日本歯科商工協会副会長谷山勝美氏は10月27日、死去した。82歳。葬儀は家族葬により行われた。

谷山氏は、1975年に谷山歯科器材の代表取締役社長に就任。2007年6月~11年6月に日本歯科商工協会副会長を歴任。2009年春に旭日双光章を受章。