通所サービス利用者への口腔機能スクリーニング 職員の実施を評価へ

通所サービスの利用者に対して、介護職員も実施可能な口腔機能のスクリーニングの取り組みを評価する検討が進んでいる。5日にオンライン上で開かれた社会保障審議会の第191回介護給付費分科会で厚労省が示した検討の方向案によるもので、日本歯科医師会の小玉剛常務理事は同案に賛成した上で、スクリーニング後の処置に円滑につながるような体制整備の必要性を訴えた。

秋の叙勲 歯科関係38人が受章

令和2年秋の叙勲の受章者が3日に発表され、少なくとも38人の歯科関係者が受章していることが分かった。

ベストスマイル·オブ·ザ·イヤー2020 上白石萌音さんと溝端淳平さん

今年最も笑顔が輝いている著名人を表彰する「ベストスマイル·オブ·ザ·イヤー2020」に、女優で歌手の上白石萌音さんと俳優の溝端淳平さんが選ばれた。

読売新聞社シンポでニューノーマル時代の口腔の大切さを配信

「ニューノーマル時代のオーラルケアの重要性と免疫·唾液の高め方」と題したオンラインシンポジウムが10月30日、読売新聞社広告局のTwitterでライブ配信された。同社の主催で、日本歯科医師会が後援。

3年間のテーマは「口に誇りを」—世界口腔保健デー

今後3年間の世界口腔保健デーのキャンペーンテーマは、「Be Proud of Your Mouth(口に誇りを)」。国際歯科連盟(FDI)が公表。

日歯と連盟の次期会長、現職の推薦を決議—近北地区

近畿北陸地区会長·専務会議は1日、日本歯科医師会の次期会長予備選挙で現職会長の堀憲郎氏、日本歯科医師連盟次期会長に現職の高橋英登氏を推薦することを決議した。京都市のザ·プリンス京都宝ヶ池での同地区歯科医師会·歯科医師連盟役員合同連絡協議会に先立って行われたもの。堀氏へのブロック単位での推薦は、東海信越地区や中国·四国地区の歯科医師会から出ている。

介護予防支援のケアプラン「分析が必要」—小玉日歯常務

社会保障審議会の第190回介護給付費分科会が10月30日、オンライン上で開かれた。令和3年度介護報酬改定に向けて、居宅介護支援、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設について議論。日本歯科医師会の小玉剛常務理事は、居宅介護支援·介護予防支援の報酬·基準の検討の方向案として「質の高いマネジメント」が挙げられている点で、主治医の意見書や地域の医療関係者からの情報などがケアプランにいかに反映されているかの分析、検討が必要との考えを示した。

7月の歯科医療費·社保 件数は10.4%減、点数は3.6%減

社会保険診療報酬支払基金による令和2年7月診療分の総計確定件数は8,681万8千件、点数1,490億5,003万1千点で前年同月に比べ件数は11.9%、点数は5.5%それぞれ減少した。歯科の件数は1,215万6千件、点数は154億7,947万点で、前年同月に比べ件数は10.4%減少、点数は3.6%減少した。

7月の歯科医療費·国保 市町村595億円、6.2%の減少

国保中央会がまとめた令和2年7月診療分の総医療費は市町村国保と国保組合、後期高齢者を合わせて2兆2,934億円で、うち後期高齢者分は1兆4,042億円だった。

歯科医療費は市町村が595億円で、対前年同月比で6.2%減少。

SCRP日本選抜大会 優勝は北大の吉野さん

全国の歯科大学·歯学部の学生が研究成果やプレゼンテーション能力を競う令和2年度「スチューデント·クリニシャン·リサーチ·プログラム(SCRP)」日本代表選抜大会で、北海道大学歯学部6年生の吉野弘菜さんが優勝した。吉野さんの研究テーマは「アレンドロネート投与による骨特異的血管の組織学的変化」で、来年7月に米国マサチューセッツ州ボストン市で開かれる予定の国際歯科研究学会米国部会(AADR)学術大会で日本代表として発表する。10月29日の日本歯科医師会の定例記者会見で報告があった

歯の標語1万2,807作品から最優秀賞「歯磨きの 間隔だけは 密でいい」

日本歯磨工業会(濱田和生会長)は、「歯をみがくことの大切さ」をテーマにした2020年度の標語の入選作品を発表した。最優秀賞は「歯磨きの 間隔だけは 密でいい」(神奈川県の鈴木陽子さん)が選ばれ、表彰式は10月28日に東京都中央区の同会のオフィスで行われた。

医歯薬出版の白石氏が会長—歯学図書出版協会

日本歯学図書出版協会は10月21日、東京都千代田区の東京ガーデンパレスで臨時総会(通常総会は6月)を開催した。 新会長には医歯薬出版社長の白石泰夫氏が就任した。