歯科の自費率10.8%、一部の医科より少ないと紹介

歯科は医科に比べて自費診療が多いと言われることがあるが、その割合は10.8%で、皮膚科33.9%、産婦人科26.7%、外科19.9%、小児科18.6%よりも少なく、金額ベースでは一般診療所(全体)や内科よりも少ない。日本歯科医師連盟の村岡宜明副会長が平成29年の自費率について紹介した。 

秋の叙勲 歯科関係者57人が受章

令和3年秋の叙勲の受章者が3日に発表され、少なくとも57人の歯科関係者が受章していることが分かった。

ベストスマイル ·オブ ·ザ ·イヤー 黒谷友香さんと間宮祥太朗さん

 

今年最も笑顔が輝いている著名人を表彰する「ベストスマイル ·オブ ·ザ ·イヤー2021」に、女優の黒谷友香さんと俳優の間宮祥太朗さんが選ばれた。

デンタルIQ「重要だと思う」9割—日歯が1万人に意識 ·実態調査

「デンタルIQ」の認知度は20.8%と低いが、意味を提示すると90.0%が「重要だと思う」と回答した。日本歯科医師会(堀憲郎会長)が全国の20~60代男女1万人を対象に行った「デンタルIQに関する意識と実態調査」によるもの。

診療報酬改定の視点受け、口腔健康管理の役割を主張—日歯

 

社会保障審議会の第82回医療部会が2日、オンライン上で開かれた。10月22日の医療保険部会と同様に「次期診療報酬改定に向けた基本認識、視点、方向性等」について議論。日本歯科医師会副会長の遠藤秀樹委員は、基本認識と視点について賛成した上で、口腔健康管理の感染予防への役割の大きさの考慮や、歯科の訪問診療の充実などを求めた。

「次は歯科医の技官を」—高橋日歯連盟会長が口腔ケア担当の審議官で見解

日本歯科医師連盟の高橋英登会長は10月29日、定例記者会見で厚労省に口腔ケア担当の審議官ができた点について、「次は人材を養成した上で、歯科医師を技官にするステップに移行していく」と今後に期待を示した。

小規模歯科医院集める「VC」本格始動でスケールメリットある運営可能に

事業所当たりの規模が小さいため、単体では経営の効率化に限界がある歯科医院をまとめ、スケールメリットを生かした運営管理を可能にするボランタリーチェーン(VC)が、本格的な活動を開始した。オールデンタルジャパン(=ADJ、千葉県市川市、木下英明 ·廣田祥司共同代表)は、コロナ禍での準備期間を経て、今年春から本格的に始動。すでに80医院が加盟し、連携する協賛企業は30社以上に及んでいるという。

ウェブ活用で小規模な医療系シンクタンク構築の可能性を示唆

質の高い成果を上げられるシンクタンクには莫大なコスト、人材が必要だが、ウェブ環境を活用すれば小規模な医療系シンクタンクを作ることができる—。日本で類例の少ない、民間の医療系シンクタンクとして活動している日本医療総合研究所の中村十念社長は1日、神奈川県保険医協会(田辺由紀夫理事長)がオンライン開催した医療問題研究会で講演。医療系シンクタンクが取り組むべき社会課題と、非常勤職員を中心にオンライン上のシンクタンクを作るアイデアを提案した。

「くちを大きく考えるシンポジウム」で他分野との関係学ぶ

「第2回くちを大きく考えるシンポジウム」が10月31日、東京都江東区のタイム24ビルとオンライン上で開かれた。認知症や口腔がん、食、痛み、精神医学などと歯や口との関わりについての講演、対談のほか、協賛企業によるプレゼンテーションなど、多彩な企画が催された。

アライナー矯正など課題議論—日本矯正歯科学会

日本矯正歯科学会は3日から3日間、横浜市のパシフィコ横浜とウェブで第80回学術大会、第5回国際会議(槇宏太郎大会長)を開催した。プログラムの中で、4日に行った与五沢文夫氏(東京都開業)による特別講演「歯科矯正臨床の変遷」や、第5回国際会議記念シンポジウム「アライナー矯正の光と影」など、近年、急速に普及しているアライナー矯正を中心に、矯正歯科学、矯正臨床の抱える課題について踏み込んだ議論が展開された。

エナメル上皮腫の形成機構を解明

九州大学大学院歯学研究院の研究グループが、エナメル上皮腫の腫瘍形成機構を解明した。低分子量Gタンパク質「ADP–ribosylation factor–like 4c(ARL4C)」がエナメル上皮腫に高発現しており、発現がエナメル上皮腫細胞増殖および破骨細胞形成を促進することが分かった。 

「医薬品市場の成長、日本だけマイナス」—PhRMAらが指摘

COVID–19による影響は各国で異なるが、2021年以降の医薬品市場の成長率は、主要国中、日本だけがマイナスとなる—。

米国研究製薬工業協会(PhRMA)と、臨床研究開発のグローバル企業IQVIAが10月28日にウェブ開催した記者会見で、IQVIAジャパンの高山莉理子氏(ソート ·リーダーシップマネジャー)が示したもの。

ジーシー 中尾眞氏の著作「日経品質管理文献賞」受賞

ジーシー(本社 ·東京都文京区、中尾潔貴社長)の最高顧問である中尾眞氏の著作『海外進出と品質経営による成長戦略 —グローバル中堅企業100年の軌跡—』が、日本科学技術連盟(佐々木眞一理事長)が主催する2021年度「日経品質管理文献賞」を受賞した。授賞式は10日に東京都千代田区の経団連会館で行われ、ライブ配信された。

『人生100年時代 歯を長持ちさせる鉄則』の著者に聞く

 

リンダ ·グラットンとアンドリュー ·スコットは共著『LAIF SHIFT ·100年時代の人生戦略』の中で、日本人の100歳以上の人口は2050年までに100万人を突破すると書いている。人生100年時代をテーマにした『人生100年時代 歯を長持ちさせる鉄則(ルール)』(クロスメディア ·パブリッシング刊)の著者、エンパシーデンタルクリニック院長の魚田真弘氏は、本書で歯の寿命100歳を実現し、生涯、噛めて、笑って、人生100年を楽しむための基礎知識と新常識を惜しみなく伝授している。魚田氏に本書発行の狙いや歯科の外向け情報発信力の在り方等を聞いた。

特集「オススメの予防グッズ」

 

「口腔の健康」を乳幼児から高齢者まで維持するためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアと自宅でのセルフケアによる予防が欠かせない。患者が予防に取り組むためにオススメのグッズや、モチベーションを向上させるための工夫などについて聞いた。

舌磨きの実施率3割—ライオンがオーラルケアセミナー開催

 

日本歯科医師会常務理事の小山茂幸氏は、「コロナ禍での歯科医療現場における生活者動向」と題し、コロナ禍での歯科受診控えに伴う3人の症例を紹介した。

歯周病「正しく理解」する国民は1割—科研製薬が調査

 

「歯周病を正しく理解できている」のは1割—。科研製薬(本社 ·東京都文京区、堀内裕之社長)が実施した調査によるもの。