認知症保険「歯が健康」だと保険料を割引き

「歯の健康度」によって保険料を割り引く認知症保障保険「認知症保険toスマイル」がネオファースト生命(本社·東京都品川区、徳岡裕士社長)から1日に発売された。「歯の健康度」による保険料割引は、保険業界では初という。 同保険は、認知症と診断され、要介護1以上と認定された場合に保険金が支払われるもの。40歳から契約でき、70歳になった年に永久歯が20本以上残っていれば、以後の保険料を1~3割程度割引く仕組み。

医療経済実態調査の結果受け「経営努力は限界に」—日歯

第23回医療経済実態調査の結果を受けて、3日の中医協総会で診療側委員と支払側委員がそれぞれ見解を示した。歯科について、支払側は、年度調査で歯科診療所が全体で20.4%の黒字(令和2年度)、単月調査で19.6%の黒字(令和3年6月)と指摘。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は「個人立歯科診療所の直近2事業年の医業収益はマイナス3.2%と落ち込んだ」と強調。経営努力や経費削減努力は限界に達しているとして、抜本的な対応を求めた。

令和3年薬価調査 歯科の乖離率マイナス2.4%

厚労省は、令和3年医薬品調査(薬価調査)の速報値を3日の中医協総会で報告した。薬価と市場での取引価格との開きを表す平均乖離率は7.6%だったが、歯科用薬剤の乖離率はマイナス2.4%となっている。

材料価格調査 乖離率は約3.8%

厚労省は、令和3年度特定保険医療材料価格調査(材料価格本調査)の速報値で平均乖離率が約3.8%だったと報告した。

診療報酬改定の基本方針 骨子案示す—社保審·部会

令和4年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)が、11月29日の社会保障審議会医療部会、12月1日の社会保障審議会医療保険部会で示された。歯科については、かかりつけ歯科医の機能の評価や、効率的·効果的な歯科訪問診療の提供体制の確保、地域包括ケアシステム推進のための多職種連携、歯科診療所と病院歯科の機能分化·連携の強化、歯科固有の技術等の適切な評価などが記されている。

次期診療報酬改定 感染症対応で「診療報酬上の評価を」—日歯

次期診療報酬改定に向けて、3日の中医協総会で「コロナ·感染症対応(その2)」についての議論が行われた。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、感染リスクの高い歯科医療に対する診療報酬上の評価の検討や、職種連携に資する改定を求めた。

「選挙対策推進本部会」来年の立ち上げ決定—日歯連盟

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は、令和4年から選対本部が行う選挙運動に向けて企画·準備を行う「選挙対策推進本部会」を立ち上げる。11月25日の理事会で決めたもので、理事会後の定例記者会見で浦田健二理事長が報告した。

9月の歯科診療所数 前月より23増の6万8041施設

厚労省の施設動態調査による令和3年9月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,041施設で、前月より23増加した。

令和3年8月の歯科医療費·社保 件数6.4%増、点数4.3%増

社会保険診療報酬支払基金による令和3年8月診療分の歯科の件数は1,301万2千件、点数は155億5,835万点で、前年同月に比べ件数は6.4%、点数は4.3%それぞれ増加した。

令和3年8月の歯科医療費·国保 市町村の金額2.8%増加

国保中央会がまとめた令和3年8月診療分の歯科医療費は市町村が539億円で、対前年同月比で2.8%増加。組合は47億円で4.4%増加。後期高齢者は499億円で5.5%増加した。

中医協 診療報酬改定結果検証部会の歯科に関する調査結果を報告

「かかりつけ歯科医機能の評価や歯科疾患管理料の評価の見直しの影響及び歯科疾患の継続的管理等の実施状況調査」の結果が1日の中医協第64回診療報酬改定結果検証部会と第501回総会で報告された。小児口腔機能管理料の算定は、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)で平均5.5回、それ以外1.1回、口腔機能管理料は、か強診で平均4.0回、それ以外0.3回などとなっている。

広告可能な歯科専門領域 新たな認定は来秋か

歯科の広告可能とされている専門領域は、「口腔外科」「歯周病」「小児歯科」「歯科麻酔」「歯科放射線」の五つで、「補綴歯科(仮)」「歯科保存(仮)」「矯正歯科(仮)」「インプラント歯科(仮)」「総合歯科(仮)」についても検討·準備を進めている。

日本歯科専門医機構(今井裕理事長)は、10月から医療広告規制の見直しで専門医機構専門医認定を受けた旨を広告できるようになったことを受け、歯科の専門医の現状や今後の見通しなどについて説明する記者会見を11月26日、東京都新宿区のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開いた。来年秋には新しい専門領域が認定される見込みと明かした。

「いい唾液の日」制定とNPO法人化で講演会—日本唾液ケア研究会

日本唾液ケア研究会(槻木恵一理事長)は、NPO法人化と「いい唾液の日」制定を記念して、11月28日、横浜ベイシェラトンホテルおよびウェブ配信でセレモニーや講演会を開いた。

日大 田中理事長が逮捕

日本大学の田中英壽理事長が11月29日、所得税法違反の疑いで逮捕された。同大板橋病院に関する背任罪で起訴されている井ノ口忠男元理事らから複数回受け取った所得を隠して、約5,300万円の脱税をした疑い。12月1日には臨時理事会を開催し、理事長の辞任届の受理や、被害届の提出などを決めた。

口腔ケアのコツ「親子編」を公開—日本歯磨工業会

日本歯磨工業会(濱逸夫会長)は、歯磨き啓発サイト「みがこうネット」 の新しいコンテンツとして「お口のセルフケアのコツ·親子編」を11月24日から公開している。

15カ国で「口腔衛生意識」調査—平均寿命との関係の理解度「日本」が1位

「歯の健康の平均寿命への影響に関する理解度」は日本が1位—。サンスターグループが行った調査によるもの。「オーラルヘルス意識·行動」に関して、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ地域の15カ国(日本、中国、タイ、シンガポール、インドネシア、イギリス、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、オランダ、アメリカ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン)の18~65歳の男女1万5千人以上(各国1千人以上、男女同数)に今年4月にインターネットで実施した。

国内生産拠点の電力100% 再エネに—ナカニシ

ナカニシ(本社·栃木県、中西英一社長)は、同社の国内生産拠点の本社工場とA1工場で消費する電力を太陽光発電を含む再生可能エネルギーに100%切り替える「CO2 ゼロ·ものづくり」を1日に開始した。

犬の虫歯 5割「知らない」

約5割が「犬が虫歯になることを知らない」「犬も歯磨きで虫歯を予防できると知らない」と回答—。ペット用品を販売する上薬研究所(本社·横浜市、田中愼一郎社長)が行った調査によるもの。

歯ブラシより先に「歯間ブラシ」が有効—デンタルプロ

デンタルプロ(本社·大阪府、佐野 晃社長)と日本歯科大学新潟生命歯学部の研究グループは、歯間ブラシと歯ブラシの使用順序について、歯ブラシの前に歯間ブラシを使用することでプラーク除去効果が高いとする研究データを発表した。セルフケアの後半での歯間ブラシの使用はプラークコントロールの低下につながると考え、歯間ブラシを先に使用することで清掃効果を検討した。

笑顔が素敵 女性芸能人 1位「新垣結衣」さん

笑顔が素敵な女性芸能人の第1位は「新垣結衣さん」—。エキサイト(本社·東京都港区、西條晋一社長)が行った調査によるもの。