簡便な歯周病検診 企業健診モデルとして期待—九歯大らが開発

簡便な方法の確立が課題とされていた歯周病検査だが、九州歯科大学(西原達次学長)らの開発した「舌ぬぐい液による迅速歯周病検診」が商品化され、今後、同大と北九州商工会議所が連携し、6千人以上の職員を対象にアドチェック検診をすることが決まった。「企業健診に歯周病検診を標準的に組み込むモデル」の先行事例になり得るものとして期待がかかる。同大が7日、北九州商工会議所と西日本産業衛生会と共同で開いた「歯周病検診事業のキックオフ」の記者会見で説明した。

限定的な改定財源に反対」—堀日歯会長·歯科の財源確保を要望

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、次期診療報酬改定で、看護の報酬引き上げや不妊治療等の問題など目的を限定して財源を充てることに反対の意を示し、歯科の課題にも対応できる改定財源の確保を求めている。16日の定例記者会見で述べたもの。

訪問歯科衛生指導 ICT活用の評価新設か—次期改定の歯科の議論

中医協の第504回総会で、次期診療報酬改定に向けた歯科医療(その2)の議論が行われた。かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)の施設基準で、小児患者を多く診療し、かつ成人期·高齢期にも対応している場合の要件見直しや、ICTを活用した訪問歯科衛生指導の評価、ファイバーポスト等の支台築造を行った場合の歯冠形成時の加算などが取り上げられた。

新型コロナワクチン接種 打ち手の歯科医師は延べ2万9,191人

ワクチン接種は、5月から11月末までで延べ2万9,191人の歯科医師が、168万9,716回実施している。16日の日本歯科医師会(堀 憲郎会長)の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告した。

国際学術交流基金対象者2人を決定—日歯

日本歯科医師会は、国際学術交流基金の令和4年度助成者2人を理事会で決定した。16日の定例記者会見で尾松素樹常務理事が報告したもの。

在宅歯科·介護連携協 関係団体らで情報共有—佐藤日歯副会長が報告

第3回日本在宅歯科医療·介護連携推進連絡協議会が8日にオンライン上で開かれ、中医協での議論や「ICTを活用した歯科診療等に関する検討会」、歯科のオンライン診療、在宅歯科医療の現状などについて情報共有した。16日の日本歯科医師会の定例記者会見で佐藤保副会長が報告した。

議長に村山氏、副議長に奥田氏—日学歯

日本学校歯科医会(川本強会長)は15日、東京都新宿区のTKP市ヶ谷ビルで第104回臨時代議員会を開いた。議長に群馬県の村山利之氏、副議長に大阪府の奥田昌義氏を選出し、予算決算特別委員会委員と議事運営特別委員会委員の選任について承認、可決した。

訃報 川越文雄 氏

前群馬県歯科医師会会長で元日本歯科医師会代議員の川越文雄氏が6日、死去した。89歳。通夜は9日、葬儀は10日に群馬県吾妻郡中之条町のあがつまメモワールで執り行われた。喪主は長男の靖夫氏。

教育研究向上で連携協定—福岡歯科大学らと筑紫女学園高等学校

筑紫女学園高等学校と福岡歯科大学·福岡看護大学·福岡医療短期大学は「連携協力に関する協定」を締結し、14日に筑紫女学園高校で協定書調印式を行った。

会員に禁煙指導プログラム紹介—日本口腔衛生学会

日本口腔衛生学会(天野敦雄理事長)は6日、日本禁煙推進医師歯科医師連盟(齋藤麗子会長)のeラーニングによる禁煙治療·支援のための指導者トレーニングプログラム「J–STOP(Japan Smoking cessation Training Outreach)」を活用して、会員向けに提供すると発表した。

改正薬機法研修会で発表 半数が添付文書「省略」—輸入協会ら

日本歯科用品輸入協会(茂久田篤会長)は7日、日本歯科用品卸商業組合(大石哲也理事長)と共同による改正薬機法に関するフォローアップ研修会を東京都千代田区の庭のホテル東京とオンラインの併用で開催した。

歯科と全身の関係を保険会社にプレゼン—日歯連盟

保険業界として初めて12月から歯科の健康度で保険料が割引される認知症保障保険がスタートした件で(既報)、日本歯科医師連盟の浦田健二理事長は、口腔と全身の健康について事前にプレゼンした成果との認識を示した。15日に開かれた日本学校歯科医会の臨時代議員会の来賓あいさつで述べたもの。

衛生士学生が歯科技工製作を見学—足利セラミックラボラトリー

今年9月から新社屋で業務を開始している足利セラミックラボラトリー(本社·群馬県、宗村政明社長)での歯科技工製作作業を太田医療技術専門学校歯科衛生学科の学生が11月17日と24日の2回に分け、見学した。学生からは「同じ歯科なのに、こういう作業をしているなんて知らなかった」という感想が多く聞かれた。

注目ニュース2021·インタビュー「国際スポーツ大会での歯科関係者の活躍」

昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症への対応に追われた1年だったが、多くの人を勇気づけた東京オリンピック·パラリンピック競技大会が開かれた年でもある2021年。大会を支えた歯科関係者の活躍や当時の状況などについて、オリンピック·パラリンピックの歯科部門の責任者を務めた岩手医科大学補綴·インプラント学講座教授の近藤尚知氏に聞いた。

インタビュー「『行きたくなる歯科医院』200回の連載を終えて」

2004年4月から200回にわたり本紙で連載されたコラム「行きたくなる歯科医院」。この間、全国各地の歯科医院を訪問した執筆者の菊池恩恵氏に、患者が「行きたくなる歯科医院」に共通する要素や、読者に伝えたかった想いなどを聞いた。

47都道府県別「噛む力」ランキング 1位「秋田県」—ロッテが調査

「噛む力」ランキング1位は秋田県—。ロッテ(本社·東京都新宿区、牛膓栄一社長)が行った調査によるもの。「噛む力」をテーマに、47都道府県別に20~60代の男女100人ずつ(性年代居住地均等割付)に10月23~27日にインターネットで実施。4,700人から有効回答を得た。

石福金属興業に聞く「金の相場動向」コロナ禍の影響は

今年は、新型コロナウイルスの影響による生活の変化に慣れつつある1年となった。貴金属価格もコロナ禍の影響を大きく受けていることから、「金」の相場動向と、今後の価格変動の見通しを貴金属総合メーカーの石福金属興業に聞いた。

洗口液需要に対応し3倍の生産体制で稼働—サンスター山梨工場

サンスターグループ(=サンスター)は、国内の洗口液などの液体製品を従来の最大3倍生産できる「サンスター 山梨工場」を山梨県南アルプス市に新たに建設し、10月から稼働を開始している。

PLIMESの「ウェアラブル嚥下解析」—いばらきイノベーションアワードで優秀賞

いばらきイノベーションアワード実行委員会が主催する「第2回いばらきイノベーションアワード」で、PLIMES(本社·茨城県、鈴木健嗣社長)のウェアラブル嚥下計/摂食嚥下モニタリング解析サービス「GOKURI」(装着イメージ)が優秀賞を受賞した。