日本歯科新聞 | 2022年3月1日付
医療技術評価提案書 歯科の収載率20.2%
2022年度診療報酬改定に向けて日本歯科医学会の専門・認定分科会が提出した歯科に関する医療技術評価提案書は84件で、17件(20.2%)が収載された。2月18日にオンライン上で開かれた日歯医学会の評議員会で住友雅人会長が報告した。
歯科含む医療機関に新型コロナ検査キット直接供給-厚労省
新型コロナウイルスの検査キットの供給を、厚労省が歯科を含む医療機関に直接始めた。2月19日にオンライン上で開かれた九州地区連合歯科医師会協議会で来賓あいさつ及び講演した日本歯科医師会の柳川忠廣副会長が報告したもので、厚労省からは18日付で事務連絡が出されている。
「ICT活用の議論深める」-堀日歯会長が定例記者会見で見解
日本歯科医師会の堀憲郎会長は、今回の診療報酬改定で初めて訪問歯科衛生指導時の情報通信機器活用に評価が設けられた点について、「歓迎すべきところ」とする一方で、質の維持や医療技術・機器の開発、ガイドライン等の整備など課題もあるとして、積極的に議論を深めていく考えを示した。2月24日の定例記者会見で述べたもの。
新たなロゴが完成-日歯
日本歯科医師会の新しいロゴマークが完成した。2月24日の定例記者会見で小山茂幸常務理事が報告した。
「IT弱者支援」など協議-九地連協議会
九州地区連合歯科医師会(大山茂会長)の令和3年度第2回協議会が2月19日、オンライン上で開かれた。開催担当県は宮崎県歯科医師会(重城正敏会長)。令和4年度事業実施計画と同年度一般会計予算について承認し、日歯関係報告や、同協議会での議題の重複回避、IT弱者への支援、歯学系学会からの協力依頼への対応などの協議が行われた。
新型コロナワクチン 歯科医による接種延べ169万602回に
新型コロナウイルスのワクチン接種は、1月末時点で延べ2万9,261人の歯科医師が延べ169万602回の接種を行っている。2月24日の日本歯科医師会の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告したもので、1月は19人が1,066回接種をしている。
歯科保健医療の動向や地域での活動など学ぶ―日衛・歯科衛生推進フォーラム
日本歯科衛生士会(吉田直美会長)は、「令和3年度歯科衛生推進フォーラム」を2月20日にウェブで開催した。歯科保健医療ニーズの変化に対応した活動を実践するために知識習得を図るもので、厚生労働省医政局歯科保健課課長の小椋正之氏による講演や新潟県歯科衛生士会、和歌山県歯科衛生士会、福岡県歯科衛生士会による「地域歯科衛生活動」事業の報告があった。
東京都学校歯科保健研究大会で優良校404校など表彰
東京都学校歯科医会(鈴木博会長)は、第56回東京都学校歯科保健研究大会を2月17日にウェブで開催した。テーマは「学校と家庭が連携して行う児童生徒の歯・口の健康づくり」。
13日に会長選挙-日技連盟
日本歯科技工士連盟の2022年度会長選挙は3月13日に全国59人の評議員による書面表決で決まる。同選挙には現連盟理事長の大西清支(三重)、前日技常務理事の清水潤一(大阪)、前日技常務理事の奥村英世(愛知)、前日技常務理事の岩澤毅(秋田)の4氏が立候補している。
令和3年11月の歯科診療所数は6万7,886施設
厚労省の施設動態調査による令和3年11月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,886施設で、前月より3減少した。
厚労省「歯科技工士の業務のあり方等に関する検討会」が中間報告
厚労省の「歯科技工士の業務のあり方等に関する検討会」は2月10日に中間報告を公表した。歯科技工におけるリモートワークや、歯科技工所間の連携の現状・課題と方向性について議論した内容を整理している。
デジタル歯科学会が追加-日歯医学会認定分科会
日本歯科医学会の認定分科会に4月から、日本デジタル歯科学会が加わる。2月18日にオンライン上で開かれた第107回評議員会で承認された。認定分科会の学会数は21となり、専門分科会も含めると計46学会となる。
会長賞5人の功績称える-日歯医学会
令和3年度日本歯科医学会会長賞授与式が2月18日、オンライン開催の同学会評議員会の中で行われ、研究や教育、地域歯科医療に貢献した5人の功績を称えた。
「研究部門」では、東京医科歯科大学名誉教授の田上順次氏と、静岡県歯科医師会の米山武義氏、「教育部門」では、東京医科歯科大学名誉教授の荒木孝二氏と、東京歯科大学名誉教授の矢島安朝氏、「地域歯科医療部門」では、福岡県歯科医師会の中村譲治氏が受賞した。
研究を推進する集い協同視野に8演題-日歯医学会
日本歯科医学会(住友雅人会長)は2月15日、オンライン上で第37回「歯科医学を中心とした総合的な研究を推進する集い」を開いた。
開口力と嚥下障害が関係
開口力が低下すると嚥下障害のリスクが高まる-。東京医科歯科大学大学院の戸原玄教授、柳田陵介大学院生、神奈川歯科大学附属病院の原豪志診療科准教授らの研究グループが明らかにした。嚥下造影検査よりも簡易的・非侵襲的な開口力の計測によって舌骨上筋の筋力評価を行い、摂食嚥下障害の診断に役立てられる可能性が示唆された。
インタビュー「変異する新型コロナへの対処法は?」
2021年秋から世界中で爆発的に感染拡大しているオミクロン株は、イギリスで見つかったアルファ株やインドで発生したデルタ株に比べて感染力が数倍も高く、高齢者ばかりでなく子供にも感染するため保育園などでもクラスター発生が増加している。なぜ、新型コロナウイルスは変異しながら攻撃してくるのか、どう対処すべきかを東京歯科大学の奥田克爾名誉教授に聞いた。
ウェブセミナー「骨粗鬆症と歯科との関係」-田口明座長に聞く
歯科のパノラマX線写真を用いて骨粗鬆症患者をスクリーニングして専門医へ紹介し、医科歯科連携で骨折予防につなげていくためのウェブセミナー「骨粗鬆症と歯科との関係」(主催・メディア)が、来る3月22日から1年数カ月をかけて開催される。同セミナーの座長であり、パノラマX線写真による骨粗鬆症スクリーニング法の開発者である田口明・松本歯科大学教授に、セミナーの意義やこれからの歯科医療に及ぼす影響などについて聞いた。
口腔診査情報標準コード仕様 ウェブセミナーでデータベースの必要性など説明生が挑戦-「健口スマイル」推進事業
「歯科ビッグデータ活用の未来に向けて」と題したウェブセミナーが2月20日に開かれた。主催はエヌ・ティ・ティ・データ、エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所。昨年3月26日付で「口腔診査情報標準コード仕様」が厚労省の保健医療情報分野の標準規格として制定されたことを受け、5人の登壇者がそれぞれ歯科診療情報の標準化・データベースの意義、必要性、活用可能性などを説明した。
義歯に「氏名+二次元コード」-和田精密がサービス開始
和田精密歯研(本社・大阪市、和田主実社長)は、二次元コードを使い義歯に固有情報を紐づける「デンタル ID」の取り扱いを2月21日に開始した。