第115回歯科国試合格者状況

第115回歯科国試 合格率61.6%

厚労省は16日、第115回歯科医師国家試験の合格者状況を発表した。出願者が3,667人、受験者が3,198人、合格者は1,969人で合格率は61.6%だった。合格率は少なくともここ10年で最低となり、大学別では31.1%から94.8%とばらつきがある。

福島県沖地震 診療所の全壊など確認

最大震度6強を観測した福島県沖を震源とする地震で、診療所の全壊やスタッフの重傷など歯科医療機関にも大きな被害が出ている。24日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会の定例記者会見で、堀憲郎会長と瀬古口精良専務理事から報告があったもので、被害が大きい地区からの報告がまだ少ないことから、堀会長は「把握している以上に被害が大きくなるのではないかと懸念している」と述べた。

金パラの安定供給で厚労大臣、経産大臣、官房長官に要望書提出-日歯

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、歯科用貴金属(金銀パラジウム合金)の安定供給を求める要望書を、14日に後藤茂之厚生労働大臣宛(代理佐藤英道副大臣)、15日に松野博一内閣官房長官と萩生田光一経済産業大臣に手渡した。16日に日歯が公表した。

ウクライナ支援で義援金募る-日歯

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、ロシアからの軍事侵攻を受けているウクライナ国民に対する人道支援のため、4月28日まで義援金を受け付けている。

日歯医学会分科会会員 日歯の入会率4割切る

日本歯科医学会の専門・認定分科会で、会員が日本歯科医師会にも所属している割合が高いのは、日本口腔診断学会と日本口腔内科学会の80%、次いで日本口腔検査学会75%、日本歯科東洋医学会73%、日本歯科医療管理学会64%と続くが、全体では4割を切っている。日歯の予算決算特別委員会(大山茂委員長)の質疑に対する執行部の回答資料によるもので、3月10日の第197回臨時代議員会で報告書が示された。

日歯会員有功章 6人が受賞

日本歯科医師会(堀憲郎会長)の令和3年度会員有功章で、①「授賞規程第4条第1項第一号」を崎原日出雄氏(沖縄・82歳)、本間哲雄氏(新潟・74歳)、杉村信寿氏(神奈川・64歳)、②「同三号」を酒井昭則氏(岡山・74歳)、西田宜可氏(岡山・68歳)、榊隆氏(北海道・81歳)が受賞した。

理事者の変更を評議員会で承認-8020推進財団

8020推進財団(堀憲郎理事長)は17日、ウェブ会議方式で第21回評議員会を開催した。議事では、東京都歯科医師会前会長の山崎一男評議員の退任に伴い、都歯の井上惠司会長を後任として選任することが承認された。任期は令和5年6月の定時評議員会終結時まで。

評議員会で県歯との連携強化を協議-神奈川県歯連盟

神奈川県歯科医師連盟(鶴岡裕亮会長)は17日、横浜市の神奈川県歯科医師会館で第50回定時評議員会を開いた。令和4年度の事業計画、会費賦課と収納方法、収入支出予算の三つの議案を可決し、未入会者対策と神奈川県歯科医師会との連携強化をテーマに協議も行われた。

事業計画など総会で可決-全歯連

全国歯科医師国民健康保険組合連合会(山口誠一郎会長)は16日、令和3年度第2回通常総会を書面上で開催し、令和4年度の事業計画や会費賦課並びに徴収案、歳入歳出予算案を可決した。

4月からの改定 項目別に解説-日歯連絡協

日本歯科医師会は、都道府県歯科医師会社会保険担当理事連絡協議会を11日、オンライン上で開催し、令和4年度診療報酬改定の内容について伝達した。日歯の堀憲郎会長、厚労省保険局の宮原勇治歯科医療管理官があいさつし、厚労省医政局医療課の大平貴士課長補佐と林正純常務理事が改定内容を、日本歯科医学会の小林隆太郎総務理事が歯初診の追加研修について説明した。

代議員会で事業計画など可決-日学歯

日本学校歯科医会(川本強会長)は23日、東京都千代田区の歯科医師会館で第105回臨時代議員会を開いた。高校野球におけるマウスガードの普及や、学校歯科保健活動でのICT活用に向けた調査研究などを含む令和4年度事業計画、同年度収支予算、資金調達及び設備投資の見込みの全3議案を可決した。

長崎県歯とサッカーJ2のV・ファーレン長崎「デンタルサポート協定」

長崎県歯科医師会(渋谷昌史会長)はサッカーJ2のV・ファーレン長崎(由井昌秋社長)と「デンタルサポート協定」を締結し、選手の口腔管理や県民の健康増進に向けての取り組みを進めている。6月にはホームゲーム時にブースを設置して行う啓発活動なども予定している。

ウクライナ侵攻に懸念表明-FDI

世界歯科連盟(FDI)は日本時間の11日、ロシアのウクライナへの侵攻に伴う戦争に懸念を表明。各国の歯科医師会との団結を強調し、戦争の中にあって、医療の中立性と人権尊重の原則が守られ、尊重されるべきだと訴えた。

フレイルになる人は2年前に舌機能が低下-岡大病院の研究で判明

フレイルになる人は、その2年前に舌の動きが衰えている-。岡山大学病院歯科・予防歯科部門の竹内倫子講師、同大学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の森田学教授らの研究グループが明らかにしたもの。

プレスセミナーでアライナー矯正の注意点など説明-日臨矯

日本臨床矯正歯科医会(野村泰世会長)は14日、東京都千代田区のフクラシア丸の内オアゾ会議室で「知ってほしい!アライナー矯正の真実」と題したプレスセミナーを開き、治療を受ける歯科医療機関を慎重に選んで欲しいと呼びかけた。

認定試験に令和3年度から「実技」を導入-日本デジタル歯科学会

日本デジタル歯科学会(末瀬一彦理事長)は専門性に関する認定試験で、令和3年度から「実技試験」と「筆記試験」を実施している。「専門医・専門士」(認定医・認定士)の取得では多くの学会が、「会員歴」「学会参加歴」「研究業績」「面接」「筆記試験」などを課しているが、実技試験を課している学会はそう多くはない。

大手ディーラーのアルディが破産手続き開始

歯科ディーラーのアルディ(本社・大阪市、武市敏一社長)は15日、大阪地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行ったと、関係者宛に告知した。負債総額は3億8,900万円(2021年1月時点)と見られる。債務により事業継続が困難となったためとしている。

「価格競争からの脱却を」-50周年記念式典で慶田歯材同友会会長

日本歯材同友会(慶田隆会長)は22日、50周年記念式典と記念講演会を東京・紀尾井町のホテル・ニューオータニで開いた。本来、2年前に開かれる予定だったが、コロナ禍のため延期となっていた。

6割の幼稚園・保育園 コロナ禍前後「歯磨き指導に変化あり」

幼稚園・保育園の6割が「コロナ禍前後で歯磨きの指導方法に変化あり」と回答-。オハヨーバイオテクノロジーズ(本社、東京都千代田区、野津基弘社長)が、東京都内の26の幼稚園・保育園を対象に昨年11月に紙の質問票を配布して実施した「新型コロナウイルス影響下における、幼稚園・保育園に通う子供の口腔ケア」に関する調査によるもの。

東京デンタルスクール岡田代表らに聞く「第115回歯科国試 総評と今後の方向性」

第115回歯科医師国家試験の合格率はここ10年で最も低い61.6%となった。昨年に引き続き、コロナ禍で実施された同試験の、出題内容や難易度、今後の方向性などを東京デンタルスクールの岡田優一郎代表と岩脇清一塾長に聞いた。

林中医協委員に聞く「2022年度診療報酬改定の主な内容と重要ポイント」

診療報酬改定が4月から実施される。特に重要と思われるポイントや影響のある項目について、中医協委員も務め、改定に造詣の深い日本歯科医師会の林正純常務理事に聞いた。

「『スマイル』の普及目指し、国際スマイリスト協会を発足」-松尾通会長に聞く

日本アンチエイジング歯科学会会長の松尾通氏がNPO法人の国際スマイリスト協会を1月8日に設立した。同会はスマイルの普及推進や、笑顔の素晴らしさを伝えるスマイリストの育成を目的としている。現在、SNSを活用して組織体制の構築や法人化に向け活動している。同会会長の松尾氏に設立に至る経緯やその趣旨などについて聞いた。

ウクライナ支援 8万点の口腔ケア製品無償提供等-サンスター

サンスターグループ(=サンスター)は、ウクライナおよび近隣諸国の避難民への緊急支援として、8万点以上の歯ブラシ・ハミガキ・デンタルリンスを含むオーラルケア製品をワルシャワのポーランド赤十字社を通じて無償提供している。

ウクライナ支援 日赤を通じて10万ドル寄付-ナカニシ

ナカニシ(本社・栃木県、中西英一社長)は、ウクライナやその周辺国へ避難を余儀なくされている人を支援するため、日本赤十字社(=日赤)を通じて10万ドル相当の寄付を行うと発表した。