岸田総理に問題について説明する山田議員(右から2 人目)と日歯連盟役員ら

金パラ問題 岸田総理に対策要望-高橋日歯連盟会長、山田議員ら

日本歯科医師連盟の高橋英登会長は3月31日、村上恵一副会長、村岡宜明副会長、山田宏参議院議員、比嘉奈津美参議院議員と共に、岸田文雄内閣総理大臣と面会して「歯科用金銀パラジウム合金の急騰に対する要望書」を手渡した。

歯科用貴金属 金パラの告示価格4月から3,149円

4月から診療報酬改定が実施された。歯科用貴金属の告示価格も見直され、歯科鋳造用金銀パラジウム合金は1グラム3,149円と198円増だが、ロシアのウクライナ侵攻の影響等での価格急騰により、実勢価格を下回る状況が懸念されている。多くの歯科関係団体が緊急対応を求めており、国の対応に注目が集まっている。
4月からの歯科用貴金属の告示価格は、9品中7品目で増加し、2品目で減少している。

次回の歯科国試から採用の出題基準を公表-厚労省

厚労省は3月30日、第116回歯科医師国家試験から採用される出題基準の令和5年版を公表した。和漢薬を服用する高齢者や全身疾患の有病者への対応、国際保健に関する内容を出題する他、疾病構造の変化に伴う歯科診療の変化、地域包括ケアシステム、多職種連携、口腔機能維持向上、摂食機能障害への歯科診療、医療安全やショック時の対応などを充実させるとしている。

4月27日にウェブで代議員と意見交換会-日歯

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、27日にウェブ会議形式で代議員との意見交換会を開く。3月24日の定例記者会見で瀬古口精良専務理事が報告した。

第145回評議員会で事業計画や予算など可決-日歯連盟

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は、第145回評議員会を3月25日、東京都千代田区の歯科医師会館で開いた。令和3年度収支補正予算や令和4年度の事業計画、会費額、各種収支予算など全8議案を可決し、協議では、7月の参議院選挙について意見交換を行った。

日歯連盟会員調査 山田宏議員の認知16.8%!?

日本歯科医師連盟会員の山田宏議員の認知度は16.8%か-。日歯連盟が会員に行った「デンタルミーティング等に関わるアンケート調査(第2回)」によるもの。
同調査は4万9,285通を送付し、9,818通の返信があった(回収率19.9%)。日歯連盟では各回答についてあえて送付数の割合を出している。

2月のワクチン接種 歯科医925人が約5万8千回実施

新型コロナウイルスワクチンで、2月に歯科医師延べ925人が計5万8,764回の接種を実施し、累計は3万250人、176万6,041回となった。柳川忠廣副会長が報告した。

インド歯科医師会が撤退で世界歯科大会中止に-FDI

インドのムンバイで9月29日から10月2日まで開催予定だったFDI世界歯科大会が中止となる。共同主催者のインド歯科医師会が運営から撤退することに伴うもので、日本歯科医師会の3月24日の定例記者会見で尾松素樹常務理事が報告した。

代議員会をオンライン開催 事業計画など報告-日医

日本医師会(中川俊男会長)は3月27日、テレビ会議システムで第150回臨時代議員会を開いた。令和4年度事業計画と予算を報告し、3年度会費減免申請や定款・諸規程一部改正、医の倫理綱領一部改定の全3議案を可決した。

「歯と口腔の健康づくり推進条例」が可決・施行-兵庫県

兵庫県の「歯と口腔の健康づくり推進条例」が3月30日、同県議会で可決され、4月1日から施行された。同県では、2011年に制定された「健康づくり推進条例」の中で「歯及び口腔の健康づくり」の項目に記される形だったが、特に歯科医療関係者の間では、単独条例制定を望む声が上がっていた。

代議員会で事業計画など可決-兵庫県歯

兵庫県歯科医師会(澤田隆会長)の第173回臨時代議員会が3月26日、神戸市の県歯科医師会館で開かれた。令和4年度事業計画、同年度収支予算書、特別会員の承認など全ての議案が原案通り可決承認された。

関係役員や地区代表者に参院選への協力を要望-深田大阪府歯会長

大阪府歯科医師会(深田拓司会長)は3月29日、大阪市のリーガロイヤルホテルで関係役員・地区代表者合同会議を開いた。府歯と、連盟、国民健康保険組合、附属歯科衛生士学校、歯科医師青色申告会連合会、歯科医師協同組合の各会による会務報告などが行われ、深田会長は、連盟と強く連携して臨む7月の参議院選挙への対応に理解と協力を求めた。また、中医協委員も務める府歯の林正純専務理事は、会務報告後、4月から診療報酬改定での主な変更点等を説明した。

令和3年12月の歯科医療費・社保 件数3.4%増、点数2.5%増

社会保険診療報酬支払基金による令和3年12月診療分の 歯科の件数は1,393万4千件、点数は166億8,837万3千点で、前年同月に比べ件数は3.4%増加、点数は2.5%増加。

令和3年12月の歯科医療費・国保 市町村の金額1.7%増加

国保中央会がまとめた令和3年12月診療分の歯科医療費は市町村が614億円で、対前年同月比で1.7%増加。組合は51億円で1.3%増加。後期高齢者は600億円で6.0%増加した。

歯科技工士国家試験 合格者827人

令和3年度歯科技工士国家試験の合格者が3月25日に発表された。合格者は前回より4人多い827人で合格率は1ポイント減の94.8%だった。うち新卒は827人が受験し、800人(合格率96.7%)が合格している。

歯科衛生士国家試験 7,087人が合格、前回より485人増

第31回歯科衛生士国家試験の合格者が3月25日に発表された。試験は3月6日に実施され、前回より317人多い7,416人が受験し、合格者は485人多い7,087人だった。合格率は2.6ポイント増の95.6%。

令和4年1月歯科診療所数 89減の6万7,771施設

歯科ディーラーのアルディ(本社・大阪市、武市敏一社長)は15日、大阪地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行ったと、関係者宛に告知した。負債総額は3億8,900万円(2021年1月時点)と見られる。債務により事業継続が困難となったためとしている。

共食の頻度が高齢者の体重減少リスクに影響-東北大が追跡調査

誰かと食事をする頻度がほとんどない高齢者の体重減少リスクは、毎日共食している人より1.17倍高いことが判明-。東北大学大学院歯学研究科助教の草間太郎氏らの研究によるもの。

医療事故防止の啓発動画制作へ-新潟大が寄付募る

歯科医師向けに医療事故防止啓発のための動画制作クラウドファンディングプロジェクトを新潟大学大学院歯科麻酔学分野教授の瀬尾憲司氏が立ち上げ、4月15日まで寄付を募っている。

「日常的に口がぽかん」=口唇閉鎖不全症-7割が知らない

「口がぽかん」が日常的に続く状態は、口唇閉鎖不全症の可能性があることを、7割が知らなかった-。ロッテ(本社・東京都新宿区、牛膓栄一社長)が行った意識調査によるもの。

歯科矯正世界市場 2030年に771億ドル

歯科矯正の世界市場規模は、2022年から年平均成長率(CAGR)10.8%で推移し、30年には771億7,400万ドルまで成長する-。REPORT OCEAN(本社・アメリカ)が3月1日に集約した動向調査の予測によるもの。

「近畿デンタルショー2022」-9月24、25日に開催

3年ぶりに「近畿デンタルショー2022」が9月24、25の両日、大阪市のグランキューブ大阪で開かれる。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で昨年、一昨年と中止となっていた。

ウクライナ支援 マニーが1千万円寄付

マニー(本社・栃木県、齊藤雅彦社長)は3月24日、ウクライナ情勢に関連する人道支援のため、日本赤十字社を通じて1千万円の寄付を行うと発表した。