日本歯科新聞 | 2022年4月12日付
レーザー照射による泡でバイオフィルムを除去
レーザー照射による泡でバイオフィルムを除去-東北大が技術開発
東北大学大学院歯学研究科の八幡祥生講師、長橋泰次大学院生、齋藤正寛教授らの研究グループは、パルスレーザー照射で発生する泡によって根管に固着したバイオフィルムを破壊する技術の開発に成功した。
「環境のためにも予防歯科が大切」-FDIが提言
世界歯科連盟(FDI)は3月30日、自然環境の持続可能性に寄与する口腔保健に関するコンセンサスをまとめ、各国のステークホルダーに発信した。
自民党の政務調査会に「国民皆歯科健診実現プロジェクトチーム」発足
自民党政務調査会に「国民皆歯科健診実現プロジェクトチーム」が18日に正式に発足する。3月31日の東京都歯科医師連盟の評議員会で来賓あいさつした参議院の山田宏議員が報告した。
会員減少踏まえた事業の在り方に言及-松井神奈川県歯会長
神奈川県歯科医師会の松井克之会長は、2040年の会員数が現在の40%減となるシミュレーションを踏まえ、事業の統廃合や、県だけでなく政令市や中核市などを含めて事業予算を要望していく必要性を強調。4月から政令市の三つの歯科医師会会長・役員と方向性を検討していく構えを見せた。3月31日に横浜市の県歯会館で開いた第25回臨時代議員会で考えを述べたもの。
40歳代の2割が口腔機能低下症-愛知県歯調べ
愛知県知多郡東浦町の住民への調査で、65歳の約半数が、40歳代でも約2割が口腔機能低下症に該当した-。愛知県歯科医師会(内堀典保会長)の令和3年度厚生労働省老健局事業報告会で調査研究の報告があった。
保育士ら81人が受講 健口スマイルリーダーを養成-山口県
口腔の健康習慣を県民に広げる協力者「健口スマイルリーダー」を養成する講習会が3月29日、オンライン上で開かれた。山口県と県歯科医師会、ライオンらで構成される官民協働「健口スマイル」推進協議会が、幼稚園・保育所・認定こども園の教諭や保育士などを対象に実施し、81人が参加した。
令和4年度診療報酬改定 疑義解釈の第一弾 歯科は「施設基準」など計26問
厚労省は3月31日、令和4年度診療報酬改定に関する疑義解釈(その1)を地方厚生(支)局医療課など関係各所に事務連絡した。歯科関係は26問。
評議員会で選挙区候補者推薦など全5議案を可決承認-都歯連盟
東京都歯科医師連盟(大越壽和会長)は、第135回評議員会を3月31日、東京都千代田区の歯科医師会館で開いた。「東京都歯科医師連盟令和3年度収入支出補正予算」「令和4年度事業計画」「同年度会費の額」「同年度収入支出予算」「次期参議院選挙東京選挙区候補予定者推薦」の全5議案を可決し、協議では山田宏後援会活動や入会・再入会対策について触れた。褒章授与式では、品川歯科医師連盟の斎藤一人氏が表彰された。
治療器具などにも過敏症状のリスク-北條尚絅学院大名誉教授が「環境過敏」で指摘
化学物質過敏症、電磁波過敏症など、予防や治療が難しい「環境過敏」の症状について、疫学の観点から実態把握、対策の提案などを行っている北條祥子氏(尚絅学院大学名誉教授、医学博士、歯学博士)が4月7日、宮城県名取市で電磁波過敏症対策に取り組む団体の会合で講演。歯科医療で用いられる材料、照明機器、治療器具にも過敏症状につながるリスクがあると指摘した。
大阪歯科大学理事長に川添氏が8選
大阪歯科大学の任期満了に伴う理事長の選考が行われ、川添堯彬氏が8選を果たした。任期は3日から令和5年9月30日まで。
東京・麻布赤坂歯と京大iPS細胞研が市民公開講座
東京都港区麻布赤坂歯科医師会(綱島俊幸会長)の創立100周年と京都大学iPS細胞研究所(髙橋淳所長)の設立10周年を記念した市民公開講座が3月17日に開かれた。テーマは「再生医学が未来を拓く」。
口唇口蓋裂児 発育に一時的な遅れ、その後、発達差は解消
口唇口蓋裂児は、2歳までの成長発育に遅れが認められる傾向にあるが、さらに成長の過程で差は減少していく-。東北大学病院の土谷忍助教らの研究グループは、環境省が実施している子供の健康と環境に関する全国調査、約9万2千人のうち、口唇口蓋裂児195人について検証した。
医療機器業公正競争規約並びにプロモーションコード説明会-日商連等
日本歯科商工協会(中尾潔貴会長)および医療機器業公正取引協議会日本歯科商工協会支部委員会(東海林肇委員長)は共同で、組合員を対象に「第12回医療機器業公正競争規約並びにプロモーションコード説明会」をウェブ配信形式で3月10日に開いた。同規約の概要と最近の動向についての事例紹介、押さえるべきポイントなどを説明した。
東証・市場区分、歯科関連企業の状況は…
東京証券取引所(東証)は、これまでの四つの市場区分「市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ(スタンダード、グロース)」を見直し、4日から三つの新たな市場区分「プライム市場、スタンダード市場、グロース市場」をスタートさせている。本紙調べによる歯科関連企業13社の新旧の区分をまとめた。
「口腔炎症制御学」の共同研究講座 設置-アース製薬/広島大
アース製薬(本社・東京都千代田区、川端克宣社長)と広島大学(越智光夫学長)は、広島大学大学院医系科学研究科に共同研究講座を設置した。講座名は口腔炎症制御学共同研究講座。設置期間は今月1日~24年3月31日。
『人生を好転させる歯科治療』の著者・安岡大志氏に聞く
「想像してみてください-。国民一人ひとりのデンタルIQが向上した未来は、いくつになっても健康で人生を謳歌している人たちの笑顔で溢れていることでしょう」。この言葉は、『人生を好転させる歯科医療』(幻冬舎刊)という本の「おわりに」の中の一文である。著者の安岡大志氏は、大阪で開業する自らを「ビッグマウスでナルシスト」と言う歯科医師だが、彼に治療された人はなぜか次々と幸せを手にしていくとうカリスマ歯科医師でもある。デンタルIQ向上の未来は、「決して『夢物語』でなく、実現できる未来」と語る著者に、本書の発刊の目的やビッグマウスと自称する由来などについて聞いた。
女性の「口臭」にがっかり-男性の53.7%
男性ががっかりしてしまう女性は「口臭がする」が半数以上-。
デンタルラボ(本社・東京都渋谷区、萱嶋啓太社長)が20歳から39歳の男性300人に実施したインターネットでのアンケートによるもの。
幼児期の口腔ケア「年齢に合ったケアを」-雪印ビーンスタークが説明会
雪印ビーンスターク(本社・東京都新宿区、内田彰彦社長)は、幼児期の口腔ケアおよび幼児向け口内清涼菓子「ハキラ」を紹介する報道関係者向けのオンライン説明会を3月24日に開いた。横浜市開業の関龍彦氏が「幼児期の大切な“口腔ケア”」を説明。子供の主なむし歯は、三つの要因「食べ物、細菌、歯質」と時間の経過が関連していることから「年齢に合ったケアが大切」と解説した。
軽量小型サイズ オン資カードリーダー発売-キヤノンMJ
キヤノンマーケティングジャパン(=キヤノンMJ、本社・東京都港区、足立正親社長)は、オンライン資格確認用の顔認証付きカードリーダー「Hi-CARA(ハイカラ)」の提供を開始している。
本社を全面改装-ヨシダ
「オシャレな雰囲気に仕上がっているでしょっ?」というのはヨシダ(本社、東京都台東区、山中一剛社長)の担当者。コンセプトは「出社したくなる会社」。全面改装したという本社フロアを見学してきた-。