日本歯科新聞 | 2022年6月7日付
歯と口の健康週間 各地でイベント
「歯と口の健康週間」に合わせて全国各地でイベントが行われた。埼玉県の東武動物公園でも4、5の両日、カバのマイちゃんの歯磨きを実施し、両日とも親子連れなど多く来園者が参加。1日目は混雑により歯磨きの様子が撮影できず、2日目はマイちゃんが乗り気ではなく実施できなかった。写真は練習風景。マイちゃんは本番に向けて頑張って練習した。(写真提供・東武動物公園)
骨太方針(原案)「国民皆歯科健診」-「具体的な検討」明記
内閣府の第7回経済財政諮問会議が5月31日、総理大臣官邸で開かれ、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2022」の原案が示された。歯科については、「国民皆歯科健診の具体的な検討」や「口腔健康管理の充実」「ICTの活用の推進」「市場価格に左右されない歯科用材料の導入の推進」などが明記された。一方で、オンライン資格確認の導入を原則として義務付けることや、保険者による保険証発行の選択制の導入なども盛り込まれている。
松原氏と松本氏会長選に立候補-日医
日本医師会役員選挙の立候補届出が4日に締め切られ、副会長の松原謙二氏と常任理事の松本吉郎氏が会長に立候補した。25日の第151回定例代議員会で選挙が行われる。
臨床実習時の歯科医業範囲の検討がスタート-厚労省
厚労省の第1回「歯学生が臨床実習で行う歯科医業の範囲に関する検討会」が1日、オンライン上で開催された。共用試験に合格した歯学生の臨床実習での歯科医業の範囲を検討するもので、座長には徳島大学大学院医歯薬学研究部の市川哲雄教授が就任。実習の現状とあるべき姿、学生が行うことのできない歯科医業について協議した。
「電子カルテ」や「オン資」で財政的支援など要望-日歯
日本歯科医師会の柳川忠廣副会長は、歯科における電子カルテ情報の標準化の推進や、オンライン資格確認システムの原則義務化などが骨太の方針に記載されることを見据えて、引き続き対応していく構えを見せた。5月27日に開かれた都道府県会長会議の中で報告したもの。
事業計画など8議案可決-日大歯学部同窓会評議員会
日本大学歯学部同窓会(小幡純会長)の第18回評議員会が5月29日、東京都千代田区の日本大学歯学部本館の百周年記念講堂とオンラインで行われた。「議長・副議長選出」「令和3年度一般会計収入支出決算」「令和3年度特別会計及び積立金収入支出決算」「財産目録」「令和4年度事業計画」「令和4年度会費及び推薦会員の入会金の額」「令和4年度一般会計収入支出予算」「令和4年度特別会計及び各種積立金会計収入支出予算」の8議案全てが可決された。評議員の総数130人中、出席者が71人、59人は書面決議で参加した。
“皆歯科健診”推進に意欲-「東京都総決起大会」で山田宏議員
東京都歯科医師連盟(大越壽和会長)は1日、東京都千代田区の歯科医師会館で、7月の参議院選挙に日本歯科医師連盟の組織代表として臨む予定の山田宏参議院議員の総決起大会を開いた。
3月の歯科診療所数 前月より3減の6万7,761施設
厚労省の施設動態調査による令和4年3月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,761施設で、前月より3減少した。
デンタルミーティング3年ぶりの開催-愛知県歯連盟ら
愛知県歯科医師連盟(内堀典保会長)は5月29日、名古屋市のホテルメルパルク名古屋でデンタルミーティングを開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催は3年ぶり。県内の歯科医師会・連盟役員、関係者と歯科技工士会、歯科衛生士会と連盟の代表、自由民主党の県選出国会議員、県議会議員らが一堂に集まった。
相談窓口や一時支援金などサイバー対策の支援制度-日医
日本医師会(中川俊男会長)は、会員を対象とした「サイバーセキュリティ支援制度」を創設し、1日から運用を始めた。
保険料や窓口負担の減少の必要性など説明-民医連が記者会見
全日本民主医療機関連合会歯科部(岩下明夫歯科部長)は2日、東京都千代田区の厚生労働記者会で「歯科酷書―第4弾」発行に伴う記者会見を開いた。歯科酷書を通じて、「『全世代型社会保障制度改革』の推進を即刻中止し、国民一人ひとりの人権が守られる豊かな社会保障制度を実施すること」「国の責任を明確にし、高すぎる健康保険料を引き下げ、窓口負担を軽減すること」「国民健康保険法第44条の減免制度を実効性のある制度にすること」「無料低額診療事業への国や行政の支援を広げ、実施事業所を増やすこと」を行政に求めていると強調した。
令和4年2月の歯科医療費・社保 件数1.5%減、点数2.5%減
社会保険診療報酬支払基金による令和4年2月診療分の歯科の件数は1,210万2千件、点数は145億410万9千点で、前年同月に比べ件数は1.5%減少、点数は2.5%減少した。
令和4年2月の歯科医療費・国保 市町村の金額4.2%減少
国保中央会がまとめた令和4年2月診療分の歯科医療費は市町村が523億円で、対前年同月比で4.2%減少。組合は44億円で3.2%減少。後期高齢者は500億円で0.2%減少した。
全国アビリンピック「歯科技工競技」6月末まで選手募集-日技
日本歯科技工士会(杉岡範明会長)は、11月4日から6日まで開催される第41回全国障害者技能競技大会「全国アビリンピック」(高齢・障害・求職者雇用支援機構主催)に向けて、第20回「歯科技工競技」の選手募集を開始した。
日本歯科医学会第25回学術大会 会頭は川口陽子氏
令和7年9月に開催予定の第25回日本歯科医学会学術大会の会頭を、東京医科歯科大学名誉教授で同学会の川口陽子副会長が務めることが決まった。3日にオンライン上で開かれた第108回臨時評議員会で報告があった。会頭として紹介された川口副会長は、「歯科界が一丸となって、歯科の置かれている現状を把握し、将来の方向性、役割、責務などを共有して発展させていくことで、人類の健康と福祉に貢献していけるような学術大会にしていきたい」と意気込みを語った。
「BtoB広告賞」で審査委員会特別賞受賞-ジーシー
日本BtoB広告協会(山西健一郎会長)が主催する第43回「2022日本BtoB広告賞」で、ジーシー(本社・東京都文京区、中尾潔貴社長)の創業100周年記念誌『Smile for the World』が審査委員会特別賞を受賞した。表彰式は2日に東京都中央区のロイヤルパークホテルで行われた。
九州支店を改装 ウェブ配信スタジオ開設-ヨシダ
ヨシダ(本社・東京都台東区、山中一剛社長)は、九州支店を改装し、新たにウェブ配信スタジオも開設した。本社フロアの改装同様に、部屋同士の仕切りを取り払い、ワンフロアを見渡せる造りに。座席はフリーアドレス制とし、荷物はロッカーに収納して、必要な文具だけ持って好みの場所で作業できる。ほかに、半個室や商談も行える防音個室なども設置した。
シンクロ・フードと提携し内装施工会社を紹介-メディカルネット
メディカルネット(本社・東京都渋谷区、平川大会長兼CEO)は、飲食店に関わる事業者などをつなぐウェブサイト等を運営するシンクロ・フード(本社・東京都渋谷区、藤代真一社長)と業務提携し、歯科医院の開業やリニューアル時の内装デザイン・設計施工を支援するサービスを開始している。