日本歯科新聞 | 2022年6月21日付
日歯定時代議員会 3年ぶり“実開催”
日本歯科医師会(堀憲郎会長)は16、17の両日、東京都千代田区の歯科医師会館で第198回定時代議員会を開いた。令和元年6月以来の実開催となり、代議員142人中、予備代議員を含めて138人が出席、議決権を行使したのは3人、欠席は1人にとどまった。議事では「令和3年度貸借対照表及び正味財産増減計算書並びにこれらの附属明細書、財産目録及びキャッシュ・フロー計算書」「福祉共済保険規則の一部改正」「裁定審議会委員指名」「選挙管理委員会委員指名」の全4議案が可決承認された。
「歯科医によるワクチン接種 秋の国会で法改正を目指す」-日歯代議員会で島村大議員
厚生労働大臣政務官で内閣府ワクチン担当政務官の島村大参議院議員は、歯科医師によるワクチン接種について、今後、国民全員に対して接種が必要な場合などに対応できるよう、秋の臨時国会で法改正を目指す考えを明らかにした。16日に開かれた日本歯科医師会代議員会の来賓あいさつで述べたもの。
歯科治療を介したコロナ感染 初めて2件報告
歯科治療を介しての感染拡大が明らかな事例が初めて2件報告された。日本歯科医師会の医療管理課が行う都道府県歯科医師会調査による歯科医療機関の感染状況で、堀憲郎会長が16日の日歯代議員会で報告した。
役員報酬見直しの議論進む-日歯
日本歯科医師会の役員報酬として、会長は100万円に、副理事長と専務理事、常務理事は月額12%、理事と常務監事・監事は月額10%引き上げる方向で議論が進められている。16日の日歯定時代議員会の協議事項で、役員報酬審議会の答申について瀬古口精良専務理事から報告があった。
診療報酬改定結果検証の調査項目が中医協で承認
令和4年度診療報酬改定の結果検証に関する特別調査として、「在宅医療、在宅歯科医療、在宅訪問薬剤管理及び訪問看護の実施状況調査」は今年度、「歯科医療機関における院内感染防止対策の評価等に関する実施状況調査」は5年度に実施される。15日にオンライン上で開かれた中医協総会で調査項目について承認された。
評議員会で収支決算と後任理事を承認-8020推進財団
8020推進財団(堀憲郎理事長)が15日、東京都千代田区の歯科医師会館で第22回評議員会を開き、「理事辞任に伴う後任理事の選任の件」「令和3年度事業報告及び収支決算」の2議案を承認した。報告事項では8020運動の「運動ポスター募集チラシ」、8020読本「働き盛りお口の健康」、8020アンケート・プレゼントキャンペーンの調査結果などが紹介された。
園児1,569人にオンラインで歯みがき教室-山口県歯ら
山口県と山口県歯科医師会、ライオンらで構成される官民協働「健口スマイル」推進協議会は10日、「歯と口の健康週間」に合わせて、県全域の幼稚園・保育所・認定こども園を対象に、「はみがきしよう!オンラインこども教室」を開催した。32園の園児1,569人が音楽を聴きながら楽しく歯の磨き方などを学んだ。
口腔保健推進条例が札幌市議会で可決
自民党や民主市民連合、公明党所属の札幌市議会議員が進めていた「札幌市歯科口腔保健推進条例」が6日の札幌市議会令和4年第二回定例会議を経て、本会議で可決した。同様の条例は全国の45道府県を始め125市、3特別区、40町、4村で成立している。北海道内での市の条例成立は初。
創立70周年を祝う-東京都玉川歯科医師会
東京都玉川歯科医師会(大島基嗣会長)は12日、東京都千代田区のホテルニューオータニで創立70周年記念式典・講演会・祝賀会を開いた。多くの歯科関係者や国会議員などが参加し、会の節目を祝った。
定時代議員会で全議案を可決-日衛
日本歯科衛生士会(吉田直美会長)の令和4年度定時代議員会が12日、東京都千代田区のステーションコンファレンス東京で開かれた。令和3年度事業報告、決算報告、選挙管理委員の選任の全3議案が可決承認された他、令和4年度の事業計画と収支予算について報告があった。代議員会には、代議員88人中、37人が出席し、44人が議決権を行使、3人が委任状を提出して行われた。
前日衛会長 武井典子さん偲ぶ会開催
昨年死去した前日本歯科衛生士会会長の武井典子氏を偲ぶ会が、命日となる12日、東京都千代田区のステーションコンファレンス東京で執り行われた。
日技新会長に森野隆氏
日本歯科技工士会の新会長に静岡の森野隆氏が選定された。18日に開かれた第11回定時社員総会での役員選挙で理事が承認され、その後の理事会で代表理事を選出した。他の役職は今後決める。
『日本歯技』学術優秀論文を公表-日技
日本歯科技工士会(杉岡範明会長)は、第18回(2021年度)『日本歯技』学術優秀論文を7日にホームページ上で公表した。
SDGsアイデアを高校生から募集-大歯大
大阪歯科大学(川添堯彬理事長・学長)は、高校生を対象に保健・医療・福祉に関するSDGs推進に同大と取り組むアイデアを発表する「SDGsAWARDS2022」を8月21日に開催する。募集テーマは「SDGsで地域医療・福祉の課題解決にチャレンジ」。エントリー期間は6月19日から8月15日まで。
高齢者の間食習慣 介護予防に効果-東大とロッテの共同研究で
高齢者の日常の間食習慣が介護予防において重要である可能性がある-。
ロッテ(本社・東京都新宿区、牛膓栄一社長)と東京大学高齢社会総合研究機構(飯島勝矢機構長)が共同研究したもので、2、3の両日に開催された第64回日本老年医学会学術集会で発表があった。
小児歯科学会で「妊娠中の歯科治療薬」説明ポスター紹介
妊婦に対して、局所麻酔や抗菌薬の影響が少ない点、鎮痛薬を慎重に検討する必要性などを説明するポスター「妊娠中の歯科治療薬の使用について」が作成された。産婦人科と薬剤師、小児歯科医が話し合って作成したものとして、小児歯科学会のホームページ上でも7日に紹介されている。「妊娠中の歯科治療薬」説明ポスター-小児歯科学会が紹介
妊婦に対して、局所麻酔や抗菌薬の影響が少ない点、鎮痛薬を慎重に検討する必要性などを説明するポスター「妊娠中の歯科治療薬の使用について」が作成された。産婦人科と薬剤師、小児歯科医が話し合って作成したものとして、小児歯科学会のホームページ上でも7日に紹介されている。
日本歯科コンピュータ協会「コンプライアンス勉強会」公正な商取引学ぶ
日本歯科コンピュータ協会(山中一剛会長)は10日、医療機器等の公正な商取引の在り方を学ぶ「コンプライアンス勉強会」をウェブ形式で開催した。開催に先立ち、山中会長は「8月以降、各地でデンタルショーが開催される予定になっているが、コンプライアンスを学び、準備していただきたい」と呼び掛けた。
8月20、21日に3年ぶりの開催へ-北海道デンタルショー
「2022北海道デンタルショー」が8月20、21の両日、北海道札幌市の札幌パークホテルB2階パークプラザで開かれる。
新型コロナウイルスの感染拡大により同展示会の開催は昨年と一昨年中止となり、今年は3年ぶりの開催となる。
ウクライナ柄の歯ブラシで売上の50%を寄付-あるほっぷ
オーラルケア商品や化粧品などを販売するあるほっぷ(本社・千葉県、西尾秀俊社長)は、ウクライナ支援を目的に同社の取り扱う「奇跡の歯ブラシ」のウクライナデザインを13日から販売している。収益金は避難民の生活支援、人道支援として50%を在日ウクライナ大使館に寄付する。