左から瀬古口精良専務理事、堀会長、末松大臣、柳川副会長

令和5年度制度・予算 日歯がマウスガードの普及などを文科相に要望

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、「令和5年度制度・予算に関する要望」を末松信介文部科学大臣に提出した。7月20日に訪問・説明したもので、同22日にプレスリリースで公表した。
特に重点的な要望事項として、①学校教育下における歯科保健教育の充実、②学校歯科健診情報の本人提供(PHR)の推進、③児童生徒のスポーツ外傷の予防を目的とした、スポーツマウスガードの普及促進、④歯学部・歯科大学における「診療参加型臨床実習」の充実-を求めたとしている。

薬物性顎骨壊死「保存療養」より「手術」有効-長崎大学が治癒率を比較

ビスホスフォネートやデノスマブなどの骨吸収抑制剤を投与している骨粗鬆症やがんの患者に抜歯等をすると、副作用として稀に顎骨壊死を起こすことがある。この薬剤性顎骨壊死の治療としては、洗浄や抗菌剤投与で様子を見る保存療法が第一選択とされているが、長崎大学歯学部口腔外科の研究グループは、積極的な手術療法の治癒成績の高さを明らかにした。

新型コロナ第7波で「強い懸念」-堀日歯会長

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、新型コロナウイルス感染症の第7波の拡大を踏まえて「強い懸念を持っている」との認識を示し、診療所の換気の重要性を改めて都道府県歯科医師会等に通知していることを明かした。7月28日にオンライン上で開いた定例記者会見で報告したもの。

日歯が厚労相に物価高騰への支援拡充要望

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、「歯科医療機関に対する物価高騰への支援の拡充に関する要望」を7月25日、後藤茂之厚生労働大臣と牧原秀樹自由民主党政務調査会厚生労働部会長に提出した。28日の定例記者会見で瀬古口精良専務理事が報告したもの。

歯科医によるワクチン接種 計186万9千回に

新型コロナウイルスワクチンは、昨年5月から今年6月末までで、延べ3万2,525人の歯科医師が計186万9,560回の接種を行っている。日本歯科医師会の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告した。

唾液減少の可能性もマスク外しに抵抗感-唾液ケア研究会調査

長いマスク生活によって、「口臭」や「口の渇き」などを感じる人が2割程度おり、唾液の量が減少している可能性がある-。日本唾液ケア研究会(槻木恵一理事長)が行った、「夏のマスク着用意向調査」によるもの。

商工協会の受発注システムで説明会-歯科CP協会と図書出版協会

日本歯科コンピュータ協会(山中一剛会長)と日本歯学図書出版協会(白石泰夫会長)は7月20日、オンライン上で「JDTA-net等説明会」を合同で開いた。

歯科技工の未来について日技と日技連盟の新会長に聞く

新たに日本歯科技工士会会長に森野隆氏、日本歯科技工士連盟会長に奧村英世氏が就任した。歯科技工界は若手の人材不足やデジタル化への対応など多くの課題を抱えている。今後の歯科技工士の業務拡大も含め、技工業界の改善、改革に向けた取り組み、抱負について両会長に聞いた。

高校生らに技工の魅力を-足利セラミックがインターンシップ

若者の歯科技工士離れにより、歯科技工士養成学校の入学希望者が激減し、将来的な人材不足が危惧されている。若者に歯科技工の仕事の魅力を知ってもらうため、高校生等の学生を対象とした見学会やインターンシップを受け入れる歯科技工士養成学校や歯科技工所が全国に増えている。
そうした歯科技工所の一つである群馬県の足利セラミックラボラトリー(宗村政明社長)で、6月28日から7月1日までの4日間、インターンシップを体験した地元の足利工業高等学校機械科の2年生、2人を取材した。

歯科X線画像用いた「検診AIシステム」開発-AOI国際病院

AOI国際病院歯科口腔外科(川崎市)は、部長の田島聖士氏を中心に新たに「歯科エックス線画像を用いた歯科検診AIシステム(歯周検診を含む)」の開発と特許出願を行った。