日本歯科新聞 | 2022年9月21日付
「法改正」に焦点-歯科技工士シンポジウム
「歯科技工士の未来!再発見!」をテーマにした第3回神奈川シンポジウムが11日、横浜市の神奈川県歯科医師会館とウェブ上で開かれた。千葉県歯科医師会(高原正明会長)が主催の令和4年度厚生労働省補助事業「歯科技工士の人材確保補助事業」によるもの。6月の第1回福岡シンポジウム、7月の第2回愛知シンポジウムに次いでの開催で、11月3日には浦安市の明海大学浦安キャンパス、11月13日には松戸市の日本大学松戸歯学部キャンパスでの開催を予定している。
LINEスタンプ「ワシはヨシナガ」-大阪開業の吉永勉氏
20年にわたり、歯科の常識にとらわれない歯科医院経営論を展開する『目からうろこシリーズ』(第一歯科出版)で知られる吉永勉氏(大阪府開業)が、自身のキャラクター「ワシはヨシナガ」のLINEカスタムスタンプを発売中。
ベンチャー企業 体験の機会-医科歯科大
東京医科歯科大学(田中雄二郎学長)は、2022年度から全学部学生を対象に単位取得型ベンチャー企業インターンシップの機会を提供している。現在18人の学生が参加しており、歯学部歯学科4年生2人、歯学部口腔保健学科口腔保健衛生学専攻4年生1人もインターンシップに挑戦しているという。
価格高騰重点支援地方交付金の創設で「医療機関への支援を」-松本日医会長
内閣府の物価・賃金・生活総合対策本部で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額・強化として6千億円規模の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」が創設されることが発表された。日本医師会の松本吉郎会長は、14日に東京都文京区の日本医師会館で開いた記者会見で、内閣府も医療機関の支援を推奨しているとして、各自治体で医療機関への実効的な支援を確実に実施するよう協力を呼び掛けた。
前年からの増加「外来環1」が最多-令和3年施設基準届出数
令和3年の「歯科外来診療環境体制加算(外来環)1」の届出数は3万1,616施設で、前年度よりも2,515施設多かった。14日にオンライン上で開かれた中医協総会で厚労省が報告した「主な施設基準の届出状況等」によるもの。
オン資導入推進で「早期に見積り依頼を」-日医
日本医師会(松本吉郎会長)は、オンライン資格確認導入を推進するために、顔認証付きカードリーダーの申し込みをしていない医療機関に対して、事業者に見積り作成依頼を早期にするよう呼び掛けている。14日の記者会見で長島公之常任理事が報告。見積りの際には「事業者としてオンライン資格確認導入作業に対応可能か(不可能な場合、対応可能な他の業者を紹介できるか)」「推奨するカードリーダーの機種があるかどうか」「導入費用・保守費用の金額」「事前も含め、必要な作業の内容」「運用開始までにかかる期間」の確認が重要としている。
環境に配慮した診療支援-オンラインツールキットを提供
国際歯科連盟(FDI)は12日、環境に配慮した取り組みを課題として示し、歯科チームが実践できるツールキット「Toolkit for Sustainable Dentistry」の提供をサイト上で開始した。歯科チームが一緒に課題に取り組める、より環境的に持続可能な選択を行う機会の提供を図るもので、実践に応じて認定表彰を受けられる。
疲れ気味の自覚はフレイルと関係か-シニアを調査
疲れ気味と回答した高齢者の8割超が、フレイルもしくはプレフレイルだった。
リクシス(本社・東京都港区、佐々木裕子社長)が、フレイルの認知度や健康上の悩み、日頃の健康意識のアンケートをシニア向けアプリ「おせっかいネコ」の利用ユーザーである55歳から91歳の男女62人を対象に実施した。
ミュータンス菌 がんの転移を促進
「Streptococcus mutans(ミュータンス菌)」は、血管の炎症を介して、がん転移を促進する。したがって、良好な口腔状態を維持し、口腔細菌の血中への侵入を防ぐことが転移予防のために大切。
北海道大学大学院歯学研究院の樋田京子教授、間石奈湖助教、長谷部晃教授、北川善政教授、同大学院歯学院博士課程のユリ氏、同大病院の樋田泰浩准教授らの研究グループが明らかにしたもの。
留学を後押し-日歯医学会連合が体験談フォーラム
日本歯科医学会連合(住友雅人理事長)は12日、海外留学経験者が体験談を語るフォーラム「そうだ留学、しよう!~逆転の発想!日本人だからこそ留学しよう」をウェビナー形式で開いた。
教育現場から考える歯科技工士の未来-佐藤元信名古屋歯科医療専門学校長が語る
名古屋歯科医療専門学校は、「東海地方で最も交通の便が良い」を謳い文句に、1974年に開校した学校である。受験倍率は1984年の4.56倍を最高に2005年まで1倍を確保していたが、若手の歯科技工士離れが顕著になり始めた06年に0.69倍と初めて1倍を切った。その後、1倍をわずかに超える年もあったが、入学希望者の減少傾向に歯止めがかかっていない。それは同校に限らずほとんどの歯科技工士養成学校に見られる傾向で、このまま推移すれば歯科技工業界は深刻な人材不足に突入する。佐藤学校長に、養成機関としての課題、展望、今後の歯科技工業界としての進むべき方向性などについて聞いた。
医科歯科大が掲げる重点領域「口腔科学」-東みゆき領域長に聞く
東京医科歯科大学(田中雄二郎学長)は2022年度から、世界のトップ大学と競うために文部科学省が優先的支援を行う指定国立大学法人となった。同大は、学部の枠を越えて全学で取り組む三つの重点領域に「創生医学」「希少疾患・難病」「口腔科学」を掲げている。いずれにも歯学は関わるが、特に「口腔科学」の概要や展望について同領域長の東みゆき氏に聞いた。
歯学部定員割れ 高校生はどこに行ったのか-藤井日歯大学長に聞く
18歳人口の減少が続く中、年々歯科大・歯学部志願者数も減り、ここ十年は定員割れとなる私立歯科大学も見られる。今の大学受験者やその関係者は、どのような考えの下、学部を選んでいるのか。私立歯科大学の老舗である日本歯科大学学長の藤井一維氏に、歯科大・歯学部受験にまつわる学生募集の現状を聞いた。
新工場「A1+」竣工-ナカニシ
ナカニシ(本社・栃木県、中西英一社長)は、A1工場の敷地内に昨年11月から建設を進めてきた新工場「A1+(エーワン・プラス)」が5日に竣工したと6日に発表した。A1工場からの移設・新規購入の工作機械計100台を設置し、試運転を経て、今月末には本稼働の予定。新工場は同社にとって、生産の中核拠点。延床面積は5,500平方メートル。
パデル日本代表とスポンサー契約-エイチ・エムズコレクション
歯科医院の人材教育コンサルティングなどを手掛けるエイチ・エムズコレクション(本社・東京都墨田区、濵田真理子社長)が、スペインなどで人気のスポーツ「パデル」の日本代表とスポンサー契約を結んだ。
創業100周年記念デンタルフェア開催-リンケージ藤波
リンケージ藤波(本社・岡山県、内田典男社長)は「第48回 2022 リンケージ藤波 創業100周年記念デンタルフェア」を岡山市のコンベックス岡山で3、4の両日開催した。歯科医師ら多数が来場した。