インタビュー ミルクボーイの動画で「口腔機能低下症」など紹介-深田大阪府歯会長

人気漫才コンビのミルクボーイが、M1グランプリで優勝したネタ「コーンフレーク」になぞらえて口腔機能低下症や口腔健康管理を分かりやすく紹介する動画が、大阪府歯科医師会のホームページ上で公開されている。吉本興業(本社・大阪市、岡本昭彦社長)の協力の下、国民向け「生きる力を支える歯科」と歯科医師向け「口腔機能低下症と検査の話」の2本の動画を制作した大阪府歯の深田拓司会長は、「全国の歯科医師会をはじめ、関係団体に積極的に活用してほしい」と呼びかけている。動画を制作した狙いや活用方法などについて聞いた。

秋の叙勲 歯科関係者56人が受章

令和4年秋の叙勲の受章者が3日に発表され、少なくとも56人の歯科関係者が受章していることが分かった。

日歯会長予備選挙 小林慶太氏が出馬に向け会見

日本歯科医師会元常務理事の小林慶太氏は7日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで日歯会長予備選挙に向けて立候補記者会見を開いた。同氏は日歯の改革の必要性を訴え、「組織率の回復」「戦略的シンクタンクの設置」「会員の利益となる歯科IT化の促進」「事務局機能の強化」の四つの基本方針を柱に、「可及的速やかに改革を実行したい」と意気込みを語った。

日歯会長予備選挙 近北地区歯が高橋英登氏推薦

近畿北陸地区歯科医師会の9府県(石川、大阪、京都、滋賀、富山、奈良、福井、兵庫、和歌山)歯会長は6日、日本歯科医師会会長予備選挙に関わる3回目の会長会議を開き、立候補を表明している日本歯科医師連盟会長の高橋英登氏の推薦を決めた。

訪問先でのオン資の仕組み開発へ

社会保障審議会の第156回医療保険部会で「医療保険制度改革」「オンライン資格確認等システム」などについて議論され、後期高齢者の高所得者が支払う年間保険料の上限額の引き上げの提案や、訪問先でオンライン資格確認システムを利用する仕組みの開発に着手する方向性などが示された。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、負担能力に応じて増加する医療費を公平に支え合う仕組み、高齢者の応能負担の方向性には理解を示し、オン資と保険証廃止については慎重かつ丁寧な対応を改めて求めた。

医院継承や人材確保で情報共有-高知で四国歯役員連絡協

令和4年度四国歯科医師会役員連絡協議会が10月29、30の両日、高知市のザ・クラウンパレス新阪急高知で開かれた。29日の全体会では、日本歯科医師会の遠藤秀樹副会長、日本歯科医師連盟の高橋英登会長、比嘉奈津美参議院議員らが来賓として出席し、日歯と日歯連盟の会務報告等が行われた。議事では、医院承継や人材確保について、各県の取り組みや意見などを共有し、日歯と日歯連盟役員がコメントした。30日には各議題を議論する八つの分科会が行われた。

市民ら2,294人が参加 新たな歯科医療を模索-千葉県歯科医学大会

千葉県歯科医師会(高原正明会長)は10月30日、第20回千葉県歯科医学大会「新しい時代の新しい歯科医療を創る」を千葉市の京成ホテルミラマーレとウェブで開き、120周年記念講演やオーラルフレイルに焦点を当てたシンポジウムなどが行われた。デンタルショーや口腔保健大会も併催され、歯科関係者や市民計2,294人が参加した。

創立120周年祝う-千葉県歯科医師会

千葉県歯科医師会(高原正明会長)は10月30日、創立120周年記念式典を千葉市の京成ホテルミラマーレで開いた。

歯科技工問題をシンポで深く議論-「保険で良い歯科医療を」全国連絡会

「保険で良い歯科医療を」全国連絡会(雨松真希人会長)は、「歯科技工問題を考えるシンポジウム」を10月29日、ウェブと東京都新宿区のあいおい生命ニッセイ同和損保新宿ビルで開催した。

8月の歯科診療所数 前月比38増の6万7,755軒

厚労省の施設動態調査による令和4年8月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,755施設で、前月より38増加した。

訃報 岩澤毅氏-元日技常務理事

秋田県歯科技工士会で専務理事、日本歯科技工士会で常務理事などを務めた岩澤毅(いわさわ・つよし)氏は10月19日に死去した。62歳。葬儀は24日に親族のみで執り行われた。

令和4年7月の歯科医療費-社保・件数1.6%増、点数1.4%増

社会保険診療報酬支払基金による令和4年7月診療分の歯科の件数は1,376万1千件、点数は168億1,899万4千点で、前年同月に比べ件数は1.6%、点数は1.4%それぞれ増加した。

令和4年7月の歯科医療費 国保・市町村の金額1.3%増加

国保中央会がまとめた令和4年7月診療分の歯科医療費は市町村が589億円で、対前年同月比で1.3%増加。組合は50億円で0.7%増加。後期高齢者は581億円で8.4%増加した。

歯の喪失による死亡リスク増 大幅な体重減少が関連-東北大

65歳以上高齢者の追跡調査で、歯が19本以下だった人は、20本以上の人に比べて死亡リスクが1.28倍高く、その13.1%に大幅な体重減少が関係していると分かった。東北大学大学院歯学研究科の草間太郎助教らが明らかにしたもので、歯の喪失による死亡リスクの上昇において、栄養状態の悪化が重要なメカニズムの一つとなる可能性が示唆された。

MFT学会創立20周年「過去・現在・未来」テーマに記念大会

日本口腔筋機能療法(MFT)学会(坂本輝雄会長)は、第20回学術大会(大野粛英大会長)を10月26日から2日間、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開催した。「MFTの過去・現在・未来」を大会テーマに特別講演や教育講演、シンポジウム、一般口演が行われた。

九州大学大学院歯学府 初の修士課程設置

九州大学大学院歯学府(石橋達朗総長)は、来年4月に設置する「口腔科学専攻修士課程」の説明会をオンラインで開いた。

ケルン国際デンタルショー開催へ

2年に1度開かれる世界最大の歯科の見本市「ケルン国際デンタルショー(IDS)」開催まで5カ月を切る-。来年3月14~18日の5日間、ドイツ・ケルン市のケルンメッセ会場で行われるIDSの周知を目的に、運営事務局のケルンメッセが記者発表を東京都中央区のハイアットセントリック銀座東京で10月26日に行った。

日本歯磨工業会 新コンセプトメッセージの作品募集で最優秀賞は堀田千咲野さん

日本歯磨工業会(濱逸夫会長)は、新コンセプトメッセージ「歯みがきで心と体を健やかに」を描いたイラストの最優秀賞「日本歯磨工業会 会長賞」に、福井県在住の堀田千咲野さんの作品を選んだ。10月20日にオンラインで会長賞の表彰式が行われ、堀田さんに賞状と賞金10万円が授与された。

『デンタルフィットネスの教科書』著者の高橋翔太氏に聞く

『デンタルフィットネスの教科書』(サンライズパブリッシング刊)がこのほど発刊された。著者は、医療法人社団しん治歯科医院COOで、日本で唯一のストック型歯科医院専門コンサルタント兼歯科医院経営者の高橋翔太氏。本書によれば「デンタルフィットネス」とは、保険診療による予防歯科とのことだが、3カ月先まで予約が埋まるデンタルフィットネスとは何かを著者に聞いた。