妊娠時の低酸素状態が子供の代謝異常に関係-医科歯科大らが解明

妊娠時に閉塞性睡眠時無呼吸症などで低酸素状態になると、子供の成長期における有酸素運動能の低下や、骨格筋での糖・資質代謝異常、血管密度の減少を引き起こし、生活習慣病の発症に影響する可能性がある-。東京医科大学病態生理学分野の林由起子主任教授らと東京医科歯科大学咬合機能矯正学分野の小野卓史教授らの共同研究によるもの。

嚥下改善効果を確認 とろみ付き炭酸飲料

とろみの付いた炭酸飲料には嚥下改善効果がある-。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の戸原玄教授、中川量晴准教授、吉見佳那子特任助教、齋木章乃大学院生らが国立長寿医療研究センターと共同研究で明らかにした。

2月は「全国生活習慣病予防月間」-小林日歯大教授が「たばこと歯周病」で講演

日本生活習慣病予防協会(宮崎滋理事長)は、2月の「全国生活習慣病予防月間」に合わせて、1日からホームページ上で市民公開講演会を開いている。「たばこに関する新たな問題~環境破壊と新型たばこ」「高血圧と喫煙をめぐって」「たばこと歯周病」「新たな禁煙治療法~オンライン診療と禁煙アプリ」の四つの講演と総合討論「たばこは万病のもと」の動画を公開。

日歯会長予備選挙 3候補者が都歯で立会演説会

東京都歯科医師会主催の「日本歯科医師会会長予備選挙における立会演説会」が1月30日、東京都千代田区の歯科医師会館で開かれ、3人の候補者がそれぞれの施策などを改めて主張した。都歯の会員に選挙だけでなく、歯科医師会の活動にも理解を深めてもらう目的で行われたもの。各氏の演説後、都歯からの質問①「保険診療の点数は全国一律だが、経費においては地域格差が生じている。地域格差に対応する手立てをどのように考えているか。また、自費診療の治療をなるべく保険収載していくのか、混合診療として差額徴収を行うのか今後の方向性を聞きたい」、②「今後は日本の人口が減少し、歯科疾患も減る中、我々歯科界がどのように生き抜いていけばよいと考えているか」、③「今後の国民皆歯科健診への方向性をどう考えているか」に対して各氏が回答した。

第8次医療計画の検討会が新興感染症対応を議論

厚労省の「第8次医療計画等に関する検討会」が2日、オンライン上で開かれ、6事業目(新興感染症対応)の医療計画策定等への対応の方向性案が示された。都道府県と医療機関との協定締結を円滑に進めるため、病床、発熱外来、自宅・宿泊療養者・高齢者施設での医療提供、後方支援、人材派遣などについて議論。日本歯科医師会副会長の佐藤保構成員は、直接感染症治療を行う立場ではないと前置きした上で、宿泊療養者への遠隔診療などを今後検討するための調査研究の必要性などを訴えた。

都道府県歯会長予備選・北海道 現職の藤田氏が無投票で当選

任期満了に伴う北海道歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が2日に締め切られ、現職の藤田一雄氏が無投票で当選した。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。

都道府県歯会長予備選・山梨 吉田前副会長が無投票で当選

任期満了に伴う山梨県歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が3日に締め切られ、前副会長の吉田英二氏が無投票で当選した。
6月の総会後の理事会で正式に決定する。

都道府県歯会長予備選・長野 現職の伊藤氏が無投票で当選

任期満了に伴う長野県歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が2日に締め切られ、現職の伊藤正明氏が無投票で当選した。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。

都道府県歯会長予備選・新潟 現職の松﨑氏が無投票で当選

任期満了に伴う新潟県歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が2日に締め切られ、現職の松﨑正樹氏が無投票で当選した。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。

都道府県歯会長予備選・島根 現職の内田氏が無投票で当選

任期満了に伴う島根県歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が1日に締め切られ、現職の内田朋良氏が無投票で当選した。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。

法人化と新年を祝う-医科歯科大歯科同窓会

東京医科歯科大学歯科同窓会(浅野正樹会長)は1月29日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで「一般社団法人化記念 新年賀詞交歓会」(講演会・親睦会)を開いた。

「未入会対策が必要」-東京都日本歯科大学校友会新年会で渡邉会長

東京都日本歯科大学校友会(渡邉儀一郎会長)は1月28日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで令和5年新年賀詞交歓会を開催した。

美と歯のコンテスト 学生部門の投票受付中-熊本県歯

「熊本県歯科医師会は笑顔のあなたを応援します!」をキャッチフレーズとした「2022年度Beauty×Teethコンテスト【大学・専門学生部門】」の一般ウェブ投票が13日まで行われている。

令和4年10月の歯科医療費・社保 件数0.9%増、点数0.3%減

社会保険診療報酬支払基金による令和4年10月診療分の歯科の件数は1,350万9千件、点数は165億5,161万9千点で、前年同月に比べ件数は0.9%増加、点数は0.3%減少した。

令和4年10月の歯科医療費・国保 市町村の金額4.4%減少

国保中央会がまとめた令和4年10月診療分の歯科医療費は市町村が590億円で、対前年同月比で4.4%減少。組合は49億円で2.1%減少。後期高齢者は607億円で2.3%増加した。

DHAが骨吸収などを抑制-東北大らが解明

ドコサヘキサエン酸(DHA)が、炎症性サイトカインのTNF-αで誘導される破骨細胞形成と骨吸収を抑制する-。東北大学大学院歯学研究科顎口腔矯正学分野 Jinghan Ma大学院生、北浦英樹准教授、溝口到教授の研究グループが明らかにしたもの。

口腔と認知症テーマに県民向けシンポジウム-奈良県歯

奈良県歯科医師会(末瀬一彦会長)は、1月22日に奈良春日野国際フォーラム─甍─で、「お口の健康から考える認知症」をテーマに、令和5年奈良県民新春公開シンポジウムを開催した。

韓国の歯学生が最先端の研究学ぶ-鹿児島大が体験会

鹿児島大学(佐野輝学長)は、「韓国の歯学生が鹿児島大で歯科医療の最善線を学ぶ~歯学分野から築く日韓友好の懸け橋」と題した最先端歯科研究を学ぶ科学技術体験プログラムを1月23日から5日間行った。

2022年版『産業ビジョン』-日歯・学会・商工協会

『新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン-健康長寿社会の実現に向け躍動する日本発歯科医療機器・歯科医療技術』の2022年版が昨年末に発行された。日本歯科医師会と日本歯科医学会、日本歯科商工協会により構成される歯科医療技術革新推進協議会(興地隆史座長)編。

令和3年 歯科の輸入金額「エンジン」240億6600万円

輸入金額が高い歯科の医療機器・材料は「歯科用エンジン」240億6,606万1千円(※逆輸入118億4,088万4千円)がトップで、次いで「義歯床材料」87億9,190万8千円(※逆輸入3億3,471万円)、「歯冠材料」41億5,414万6千円(※逆輸入17億1,753万2千円)だった。厚労省がまとめた「令和3年薬事工業生産動態統計年報統計表」によるもので、昨年12月23日に公表している。

3年ぶりの新年会開催-神奈川歯科用品商組合

神奈川県歯科用品商協同組合(伊藤信之理事長)の新年会が1月26日、横浜市のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで開催された。

3年ぶりに新春懇談会-日本歯学図書出版協会

日本歯学図書出版協会(白石泰夫会長)は2日、東京都文京区の東京ドームホテルで、令和5年新春懇談会を開いた。懇談会の開催は3年ぶり。

在日執行委員長にトムセン氏が就任-PhRMA

米国研究製薬工業協会(PhRMA)の在日執行委員会の委員長に、今年1月1日から新たに日本イーライリリー社長のシモーネ・トムセン氏が就任した。PhRMAが昨年12月6日に発表した。

インタビュー「歯科医師が参加する意義は」-4月に第31回日本医学会総会

第31回日本医学会総会2023東京(春日雅人会頭)が4月21日から3日間、東京都千代田区の東京国際フォーラムなど都内会場およびウェブ配信で開かれる。大会テーマは「ビッグデータが拓く未来の医学と医療~豊かな人生100年時代を求めて」で、歯科に関する特別講演やシンポジウム、市民向けセッションなども行われる。歯科の部門の企画に携わった日本歯科医師会の尾松素樹常務理事に、総会や歯科関連演題の概要、歯科医師が参加する意義などについて聞いた。

執筆者ら交流深める『歯科プロサポーター』

さまざまな専門分野から歯科医院経営を支援する「歯科プロサポーター」の交流会が1月25日、東京都千代田区の日本歯科新聞社セミナールームとオンライン上で開催された。
『「歯科プロサポーター」24人に聞いた よくある経営の悩みと解決法』(小畑真監修、『アポロニア21』編集部編集、日本歯科新聞社、2022年)で執筆した専門家らが参加。