部分床義歯 フルデジタルで製作-医科歯科大が共同研究で開発

これまで報告のない、過程をフルデジタル化した部分床義歯の製作方法を、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の金澤学教授らの研究グループが、キャノン電子と共同研究で開発した。

新型コロナ“歯科健診”で感染率低下-山梨県が検証結果を公表

山梨県内で、歯科健診を受けた人の新型コロナウイルスの感染率は5.2%で、県内全体の7.5%よりも低かった-。山梨県の臨時歯科健診事業の検証結果によるもので、9日に県が公表し、地元紙でも報じられ話題となっている。

覚せい剤所持で停止3年など歯科医6人に行政処分

厚労省は8日、同日の医道審議会医道分科会の答申を踏まえ、医師17人、歯科医師6人の行政処分を発表した。歯科の処分は「覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反」で歯科医業停止3年、「公然わいせつ」で歯科医業停止3カ月、「傷害」で戒告が1人ずつ、「道路交通法違反」は3人いるが、歯科医業停止4カ月1人、戒告2人となっている。

6年度改定 医療技術評価法を議論

令和6年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価方法等の案が、9日にオンライン上で開かれた診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会で厚労省から示された。

大規模災害を想定し身元確認など訓練-千葉県歯

千葉県歯科医師会(高原正明会長)は1月18日、警察や医師会など、関連機関と共に身元確認や遺族対応の訓練を行う「多数遺体取扱訓練」に参加した。千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市との共同訓練「9都県市合同防災訓練」の一環で行われたもの。

11月の歯科診療所数 前月より39減少の6万7,684施設

厚労省の施設動態調査による令和4年11月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,684施設で、前月より39減少した。

都道府県歯会長予備選・秋田 現職の藤原氏が無投票で当選

任期満了に伴う秋田県歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が2日、辞退届出が7日に締め切られ、現職の藤原元幸氏が無投票で当選した。
6月の総会後の理事会で正式に決定する。

家の周りにあってほしい「歯科」6.9%

家の周りにあってほしい病院で、「歯科」と答えた割合は6.9%に留まったが、3番目に多かった-。ナビット(本社・東京都千代田区、福井泰代社長)が運営する「Sohos-Style」のアンケート調査によるもの。

「閉塞感払うリーダー望む」-都歯連盟新年会で 大越会長

東京都歯科医師連盟(大越壽和会長)は2日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで新春時局講演会・令和5年新春賀詞交歓会を開いた。

新春に議員らと交流-神奈川県歯連盟

神奈川県歯科医師連盟(鶴岡裕亮会長)は2日、横浜市のロイヤルホールヨコハマで新春の集い2023を開いた。自由民主党の衆参国会議員、県議会議員・候補予定者が多数集まり、統一地方選挙などを見据えて県内の連盟関係者と親睦を深めた。

法人設立40周年式典で節目祝う-東京都歯科衛生士会

東京都歯科衛生士会(藤山美里会長)は5日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で法人設立40周年記念式典・祝賀会・講演上映を開いた。

柔らかい歯肉が炎症を誘発-東北大の研究グループが解明

歯肉が柔らかいと炎症を引き起こしやすく、歯肉線維をつくりにくい状態になる―。東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野のWatcharaphol Tiskratok大学院生(博士課程)、山田将博准教授、江草宏教授らの研究グループが明らかにしたもの。

新う蝕予防法を公表-医科歯科大

東京歯科大学衛生学講座講師の佐藤涼一氏、同講座教授の杉原直樹氏は、新たなう蝕予防法として①「ナノ粒子卵殻由来アパタイト(BioHap)と高濃度フッ化物の併用」、②「モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)の活用」について公表した。従来のフッ化物歯面塗布(APF法)よりも脱灰抑制効果が高い方法、効果のメカニズムが異なる方法となることから、プロフェッショナルケアの選択肢が広がる研究として期待がかかる。

「歯科医療とAI白書」-FDIが発行

世界歯科連盟(FDI)は1月31日、人工知能(AI)の歯科医療における発展の可能性、考慮すべきリスクなどをまとめた『歯科医療とAI白書』の発行を公表した。

医療系ベンチャーを支援するシンポ-厚労省

厚生労働省は2、3の両日、東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムとオンラインで、医療系ベンチャーを支援するシンポジウム、ジャパン・ヘルスケア・ベンチャー・サミット2022(JHVS)を開催した。

令和3年生産金額 医療機器2兆6,019億円、「歯科用金属」は1,072億円

令和3年の医療機器全体の生産金額は2兆6,019億4,700万円で、前年に比べ8.4%(2,013億8,300万円)増加した。歯科のトップは「歯科用金属」1,072億6,800万円で、前年に比べ7.2%(71億7,900万円)増、2位の「歯科用接着充填材料」は389億6,800万円で前年に比べ32.7%(95億9,900万円)増、3位の「歯科用ユニット」は206億9,800万円で、前年に比べ20.7%(35億5,300万円)増加した。厚労省がまとめた「令和3年薬事工業生産動態統計年報」によるもので、昨年12月23日に公表している。

『「なんとなく不調」がスッキリする!舌はがし健康法』の著者に石塚氏に聞く

「姿勢・呼吸・睡眠は『舌の位置』で劇的に変わる」。これは石塚ひろみ氏の『「なんとなく不調」がスッキリする! 舌はがし健康法』(晶文社)という本のサブタイトルである。高齢者歯科、訪問診療にも力を入れながら発達障害や医療的ケア児の診療に取り組んでいる石塚氏によれば、「くいしばりと低位舌がなければ歯医者はいらない」のだという。舌の位置が原因で口呼吸やくいしばりの弊害があると話す同氏に舌に関する本を出版した狙い、歯科診療の現場での具体的な活用方法などについて聞いた。

音声で入力できる電子カルテ-東和ハイシステムらが3月発売

東和ハイシステム(本社・岡山市、石井滋久社長)と日立製作所(本社・東京都千代田区、小島啓二社長兼CEO)は、AIを活用した音声認識対応の歯科医院向け電子カルテシステム「Hi Dental Spirit AI-Voice」を共同で開発し、3月上旬から販売を始める。7日に東京証券取引所の会議室で開かれた記者会見で発表した。音声による電子カルテ入力や画面操作が行える歯科用電子カルテシステムは歯科界初という。