日本歯科新聞 | 2023年3月28日付
歯科技工士国試820人が合格、合格率は90・7%
令和4年度歯科技工士国家試験の合格者が24日に発表された。合格者は前回より7人少ない820人で合格率は4.1ポイント減の90.7%だった。うち新卒は848人が受験し、778人が合格(合格率91.7%)している。
第32回歯科衛生士国試6,950人が合格、合格率は93.0%
第32回歯科衛生士国家試験の合格者が24日に発表された。試験は5日に実施され、前回より54人多い7,470人が受験し、合格者は137人多い6,950人だった。合格率は2.6ポイント減の93.0%となっている。
タンパク質分解酵素活性の可視化に成功 根面う蝕の予防に期待-東北大
根面組織に内在するタンパク質分解酵素活性を可視化して、分布や活性具合を把握する方法を東北大学大学院歯学研究科の口腔生化学分野の髙橋信博教授、同歯学イノベーションリエゾンセンター先端教育開発部門の真柳弦講師、同歯内歯周治療学分野の櫻井泉氏の研究グループが開発した。根面う蝕の病態解明や予防薬の開発につながる研究として注目を集めている。
物価高騰で自民党の萩生田政調会長に支援を要望-日歯
日本歯科医師会の堀憲郎会長は17日、自民党本部を訪れ、歯科医療機関に対する物価高騰への支援に関する要望書を、萩生田光一政調会長に手渡した。面談には柳川忠廣副会長、瀬古口精良専務理事と、島村大参議院議員、比嘉奈津美参議院議員も同席した。
創立110周年祝う-岐阜県歯
日本歯科医師会の第199回臨時代議員会で、次期会長予備選挙結果の報告があり、当選した現日本歯科医師連盟会長の高橋英登氏に当選証書が手渡された。
4年度改定検証調査で歯科訪問診療の実施は65.4%
直近1年間で歯科訪問診療を実施している歯科診療所は全体の65.4%で、在宅療養支援歯科診療所では89.0%、それ以外の歯科診療所では22.1%となっている。「令和4年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査」結果によるもので、22日にオンライン上で開かれた中医協総会で報告があった。
都道府県歯会長予備選・青森 現職の福士氏が無投票で当選
任期満了に伴う青森県歯科医師会の会長予備選挙で、立候補届出が23日に締め切られ、現職の福士賢治氏が無投票当選した。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。
都道府県歯会長予備選・神奈川 副会長の守屋氏が当選を果たす
任期満了に伴う神奈川県歯科医師会の会長予備選挙で、26日に開票が行われ、副会長の守屋義雄氏が当選を果たした。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。
都道府県歯会長予備選・福岡 常務理事の江里氏が当選
任期満了に伴う福岡県歯科医師会の会長予備選挙で、21日に開票が行われ、常務理事の江里能成氏が当選を果たした。
6月の代議員会後の理事会で正式に決定する。
都道府県歯会長予備選・宮崎 副会長の上窪氏が当選を果たす
任期満了に伴う宮崎県歯科医師会の会長選定選挙で、25日に開票が行われ、副会長の上窪高志氏が当選を果たした。
6月の総会後の理事会で正式に決定する。
臨時代議員会で事業計画など可決-日学歯
日本学校歯科医会(川本強会長)は22日、東京都千代田区の歯科医師会館で第107回臨時代議員会を開いた。「令和5年度事業計画」「同収支予算」「同資金調達及び設備投資の見込み」「議事運営特別委員会委員の選任」の4議案を可決した他、会長表彰の表彰式も行われた。
国民皆歯科健診の名称改めると報告-高橋日歯連盟会長
「国民皆歯科健診」の名称が「生涯にわたる定期的な国民歯科健診」に改められる。日本歯科医師連盟の高橋英登会長が、日本学校歯科医会の第107回臨時代議員会の来賓あいさつで述べたもの。
令和4年度日歯会員有功章 5人の功績称える
日本歯科医師会(堀憲郎会長)は17日、会員有功章授賞式を東京都千代田区の歯科医師会館で開いた。令和4年度の受賞者は5人で、3年ぶりの開催となる。
全6議案可決-都歯連盟評議員会
東京都歯科医師連盟(大越壽和会長)は23日、第137回評議員会を東京都千代田区の歯科医師会館で開催した。評議員61人のうち52人が出席し、「規約・諸規則の改正」「政治活動積立金の一部一般会計の繰り入れ」「令和4年度東京都歯科医師連盟収入支出補正予算」「令和5年度事業計画」「同年度会費の額」「同年度東京都歯科医師連盟収入支出予算」の全6議案が可決、承認された。
事業計画など可決-神奈川県歯連盟評議員会
神奈川県歯科医師連盟(鶴岡裕亮会長)は23日、横浜市の県歯会館で第52回定時評議員会を開き、「令和5年度事業計画」「同会費賦課並びに収納方法」「同収入支出予算」の3議案を可決した。4月9日に統一地方選挙を控えていることもあり、評議員会前には自民党の県議会議員が駆けつけ、選挙に向けての意気込みを語った。
就寝時のTRP装着で嚥下障害者の舌圧向上-医科歯科大ら効果を確認
睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられるマウスピース「タング・ライト・ポジショナー(TRP)」を就寝時に装着した結果、嚥下障害患者の舌圧が向上した-。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション分野の戸原玄教授、柳田陵介大学院生と神奈川歯科大学附属病院障害者歯科の原豪志診療科准教授(研究当時)の研究グループが解明したもので、舌圧向上のための新たなトレーニング方法として期待がかかっている。
川添堯彬氏の叙勲受章祝う-インプラント学会近北支部
昨年秋の叙勲で、旭日中綬章を受章した川添堯彬氏の叙勲祝賀会が21日、大阪市のリーガロイヤルホテル大阪で開催された。先に大学関係者を集めての叙勲祝賀会は開かれているが、今回は、日本口腔インプラント学会近畿北陸支部関係者が発起人となり、約280人が出席した中で行われた。発起人代表は同支部長で大阪口腔インプラント研究会施設長の阪本貴司氏。
う蝕歯内感染で脳出血が悪化-広島大が解明
う蝕原因菌の中に存在する細胞接着因子「Cnm」による歯内感染が脳出血の悪化に大きく関係している-。広島大学大学院医系科学研究科歯周病態学の谷口友梨大学院生(研究当時)、應原一久助教、水野智仁教授の研究グループが解明したもので、ワクチン等の新規治療法の開発で脳出血に対する高リスク患者のスクリーニングと脳出血患者の健康寿命の延伸につながるものとして期待がかかっている。
世界初「歯髄炎」の動物モデルを作製-阪大
むし歯による歯痛の原因である「歯髄炎」の動物モデルが世界で初めて作製された。大阪大学歯学部附属病院の高橋雄介講師、同大学院歯学研究科の黄海玲特任研究員、林美加子教授の研究グループによるもの。
My Way「低コストのデジタル歯科を模索」-亀戸デンタルオフィス(東京)奥田祐司氏
口腔内スキャナー、3Dプリンター、CAD/CAMなど歯科界でもデジタル技術が急速に浸透し、国が医療DXを推進する中、VR歯科診療所や治療でのデジタルデンティストリー活用に取り組んでいる亀戸デンタルオフィス院長の奥田祐司氏。「いくらでも費用をかければデジタル化は進むが、それでは歯科界に浸透はしない」と、あえて低コストで行えるデジタル歯科を模索し、さまざまなアイデアを実施しているという同氏に取り組みを聞いてみた。
King Gnuの井口理さんが歯科医師役 映画「ひとりぼっちじゃない」-モリタ特別協力
ロックバンド「King Gnu」のボーカル、井口理さんが歯科医師役で主演を務める映画『ひとりぼっちじゃない』にモリタ(本社・大阪府、森田晴夫社長)が特別協力している。
むし歯治療・歯周病予防 妊娠前に未実施で出産経験者の4割「後悔」
出産経験者の約4割が「むし歯治療・歯周病予防」を妊娠前から実施せずに後悔-。サンスターグループ(=サンスター)が「女性の健康週間」(3月1日~8日に)合わせて実施した調査によるもの。全国の20~50代の女性1,309人(※妊娠中・出産経験のある女性668人、出産経験のない女性641人)を対象に1月31日~2月2日にインターネットで実施した。