日本歯科新聞 | 2022年9月26日付
近畿デンタルショー 3年ぶりに開催
「近畿デンタルショー2022」が24、25の両日、大阪市のグランキューブ大阪で開かれ、1万2,247人が来場した。コロナ禍で一昨年と昨年は中止となっており、今年は3年ぶりの開催。第74回近畿北陸地区歯科医学大会との併催。
成育医療等基本方針の見直しで「小児在宅歯科の充実」明記-厚労省・協議会
厚労省の第9回成育医療等協議会が21日、オンライン上で開かれ、「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針(成育医療等基本方針)」の見直し案が概ね了承された。「妊産婦及び乳幼児における口腔」の項目に変更はないが、「小児医療等の体制」の中で、「障害児に対応できる歯科医の育成や小児在宅歯科医療体制の充実を図る」の文言が追加されている。
医療DX推進で厚労省チーム発足
「医療DX令和ビジョン2030」厚生労働省推進チームが22日に立ち上がり、第1回会合(非公開)が省内で開かれた。チーム長を務める加藤勝信厚労大臣は冒頭あいさつで、「『全国医療情報プラットフォーム』の創設」「電子カルテの標準化等」「診療報酬改定DX」の3本の柱を具体的に実現していくための取り組みについて精力的に議論していきたいと述べた。
歯科麻酔学会と歯周病学会が見解「浸潤麻酔は歯科衛生士には困難」
「浸潤麻酔は歯科衛生士には困難」
日本歯科麻酔学会(飯島毅彦理事長)と日本歯周病学会(小方賴昌理事長)は21日、「現状では浸潤麻酔を歯科衛生士の業務とすることは困難」との見解を連名で発表した。
令和3年度概算歯科医療費 3兆1,498億円-前年比4.8%増
令和3年度概算医療費で歯科は3兆1,498億円と、前年に比べ1,445億円、4.8%増加した。構成割合は7.1%。2年度の概算医療費では新型コロナ感染症の影響から対前年度比が減少していたが、今回は入院2.8%増、入院外7.5%増、調剤2.7%増といずれも増加している。
日歯代表団 FDI世界歯科会議に参加
日本歯科医師会(堀憲郎会長)は21日、19日からスイスのジュネーブで開かれているFDI世界歯科会議に参加している日歯代表団の状況をプレスリリースで公表した。同会議の対面形式での開催は3年ぶり。
2021年人口動態統計 口腔がん等で8千人が死亡
口唇や口腔及び咽頭のがんで2021年に死亡した人は8001人(男5,634人、女2,367人)で、前年よりも174人増加した。厚労省が16日に公表した2021年人口動態統計(各定数)によるもの。
『歯科保健診療便覧』2022年度版発行-石川県保険医協
石川県保険医協会(三宅靖会長)が、『歯科保険診療便覧2022年度点数改定版』を2日に発行した。診療報酬をめぐる複雑に入り組んだ制度体系を理解するため、歯科診療報酬関連告示・通知を分かりやすく分類および整理し、歯科診療所における保険請求業務に当たって、診療報酬の算定根拠の手助けとなるよう、まとめられている。
人口自然増減数は62万8,234人減
2021年人口動態統計(確定数)によると、出生数は過去最少の81万1,622人で前年より2万9,213人少ない。自然増減数は62万8,234人減で、15年連続で減少を続けている。
物価高騰対策交付金で「行政と早めに協議を」-日歯連盟
日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は、新型コロナウイルス感染症対策・物価高騰対策地方創生臨時交付金について、都道府県等と早めに協議するよう促す文書を13日付で都道府県歯科医師連盟会長宛に送付した。22日の記者会見で報告があった。
CPC洗口液 コロナウイルス抑制効果を確認
市販の洗口液などに使用される殺菌成分のセチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して抗ウイルス効果がある。また、CPC製剤によって、感染予防、感染症の発症・重症化予防等の効果が期待できると判明した。
骨質高めるインプラント-東北大学が開発に成功
表面に無数のナノ突起をつくり、骨細胞を刺激することで骨質を高めるチタンインプラントを、東北大学大学院の山田将博准教授と江草宏教授らの研究グループが開発した。
医科歯科連携など口腔セッションも-国際栄養医学会シンポ
国際栄養医学シンポジウム2022が18、19の両日、東京都千代田区のJP TOWER HALL & Conferenceで開かれた。主催は日本オーソモレキュラー医学会と点滴療法研究会で両会とも柳澤厚生氏が会長を務めている。「NEW AGE MEDICINE~新時代栄養医療がつくる健康な未来」をテーマに、栄養点滴療法、がん治療だけでなく歯科に関するセッションも設けられた。
包括歯科臨床学会 第10回の記念大会
日本包括歯科臨床学会(国賀就一郎会長)は、第10回記念学術大会を17日から2日間、福岡県の北九州国際会議場とウェブ上で開いた。同学会はJACDと咬合療法研究会が統合して2012年に設立したもの。
健康寿命の延伸に焦点当て学術大会-日本健康医療学会
日本健康医療学会(佐藤元彦理事長)の第14回学術大会(青木晃大会長)が11日、東京都港区の六本木ヒルズ・ハリウッド大学院大学ホールで開かれた。テーマは「健康医療で人生100年時代を賢く生き抜く」。
宇都宮歯科衛生士学校の学生がナカニシを見学
宇都宮歯科衛生士学校は20日、歯科器械大手メーカーのナカニシ(本社・栃木県鹿沼市、中西英一社長)で初めての施設見学実習を行った。参加したのは、同校2年生45人と教職員、宇都宮市歯科医師会役員ら十数人。
特集 臨床検査の現状と課題
「骨太方針2022」に「国民皆歯科健診の具体的な検討」の文言が明記され、厚労省の令和5年度予算の概算要求に「歯周病スクリーニングツール開発支援事業」が新規で計上されるなど、超高齢社会における予防や重症化予防の重要性が増し、注目を集めている。そのような中、日本口腔検査学会の福本雅彦理事長と小野清一郎理事に、予防等の礎となる検査の現状や課題、学会の取り組みなどについて聞いた。
東京ビッグサイトでデンタルフェア開く-ケーオーデンタル
ケーオーデンタル(本社・東京都新宿区、小坪奉文社長)は11日、「K.O. Dental Fair 2022」を東京都江東区の東京ビッグサイト西1.2ホールで開いた。過去最多の1万1,228人が来場した。
フレイルリスク検査キット発売-シミック
医療機関など向けの人材紹介・派遣サービスなどを提供するシミックソリューションズ(=シミック、本社・東京都港区、羽野佳之社長)は、唾液を自身で採取し、検査機関へ送付するだけでフレイル(身体的機能や認知機能の低下が見られる状態)リスクや口腔内の状態をチェックできる検査キット「フレサイン」を14日に発売した。
日本歯科新聞 | 2022年9月21日付
「法改正」に焦点-歯科技工士シンポジウム
「歯科技工士の未来!再発見!」をテーマにした第3回神奈川シンポジウムが11日、横浜市の神奈川県歯科医師会館とウェブ上で開かれた。千葉県歯科医師会(高原正明会長)が主催の令和4年度厚生労働省補助事業「歯科技工士の人材確保補助事業」によるもの。6月の第1回福岡シンポジウム、7月の第2回愛知シンポジウムに次いでの開催で、11月3日には浦安市の明海大学浦安キャンパス、11月13日には松戸市の日本大学松戸歯学部キャンパスでの開催を予定している。
LINEスタンプ「ワシはヨシナガ」-大阪開業の吉永勉氏
20年にわたり、歯科の常識にとらわれない歯科医院経営論を展開する『目からうろこシリーズ』(第一歯科出版)で知られる吉永勉氏(大阪府開業)が、自身のキャラクター「ワシはヨシナガ」のLINEカスタムスタンプを発売中。
ベンチャー企業 体験の機会-医科歯科大
東京医科歯科大学(田中雄二郎学長)は、2022年度から全学部学生を対象に単位取得型ベンチャー企業インターンシップの機会を提供している。現在18人の学生が参加しており、歯学部歯学科4年生2人、歯学部口腔保健学科口腔保健衛生学専攻4年生1人もインターンシップに挑戦しているという。
価格高騰重点支援地方交付金の創設で「医療機関への支援を」-松本日医会長
内閣府の物価・賃金・生活総合対策本部で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額・強化として6千億円規模の「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」が創設されることが発表された。日本医師会の松本吉郎会長は、14日に東京都文京区の日本医師会館で開いた記者会見で、内閣府も医療機関の支援を推奨しているとして、各自治体で医療機関への実効的な支援を確実に実施するよう協力を呼び掛けた。
前年からの増加「外来環1」が最多-令和3年施設基準届出数
令和3年の「歯科外来診療環境体制加算(外来環)1」の届出数は3万1,616施設で、前年度よりも2,515施設多かった。14日にオンライン上で開かれた中医協総会で厚労省が報告した「主な施設基準の届出状況等」によるもの。
オン資導入推進で「早期に見積り依頼を」-日医
日本医師会(松本吉郎会長)は、オンライン資格確認導入を推進するために、顔認証付きカードリーダーの申し込みをしていない医療機関に対して、事業者に見積り作成依頼を早期にするよう呼び掛けている。14日の記者会見で長島公之常任理事が報告。見積りの際には「事業者としてオンライン資格確認導入作業に対応可能か(不可能な場合、対応可能な他の業者を紹介できるか)」「推奨するカードリーダーの機種があるかどうか」「導入費用・保守費用の金額」「事前も含め、必要な作業の内容」「運用開始までにかかる期間」の確認が重要としている。
環境に配慮した診療支援-オンラインツールキットを提供
国際歯科連盟(FDI)は12日、環境に配慮した取り組みを課題として示し、歯科チームが実践できるツールキット「Toolkit for Sustainable Dentistry」の提供をサイト上で開始した。歯科チームが一緒に課題に取り組める、より環境的に持続可能な選択を行う機会の提供を図るもので、実践に応じて認定表彰を受けられる。
疲れ気味の自覚はフレイルと関係か-シニアを調査
疲れ気味と回答した高齢者の8割超が、フレイルもしくはプレフレイルだった。
リクシス(本社・東京都港区、佐々木裕子社長)が、フレイルの認知度や健康上の悩み、日頃の健康意識のアンケートをシニア向けアプリ「おせっかいネコ」の利用ユーザーである55歳から91歳の男女62人を対象に実施した。
ミュータンス菌 がんの転移を促進
「Streptococcus mutans(ミュータンス菌)」は、血管の炎症を介して、がん転移を促進する。したがって、良好な口腔状態を維持し、口腔細菌の血中への侵入を防ぐことが転移予防のために大切。
北海道大学大学院歯学研究院の樋田京子教授、間石奈湖助教、長谷部晃教授、北川善政教授、同大学院歯学院博士課程のユリ氏、同大病院の樋田泰浩准教授らの研究グループが明らかにしたもの。
留学を後押し-日歯医学会連合が体験談フォーラム
日本歯科医学会連合(住友雅人理事長)は12日、海外留学経験者が体験談を語るフォーラム「そうだ留学、しよう!~逆転の発想!日本人だからこそ留学しよう」をウェビナー形式で開いた。
教育現場から考える歯科技工士の未来-佐藤元信名古屋歯科医療専門学校長が語る
名古屋歯科医療専門学校は、「東海地方で最も交通の便が良い」を謳い文句に、1974年に開校した学校である。受験倍率は1984年の4.56倍を最高に2005年まで1倍を確保していたが、若手の歯科技工士離れが顕著になり始めた06年に0.69倍と初めて1倍を切った。その後、1倍をわずかに超える年もあったが、入学希望者の減少傾向に歯止めがかかっていない。それは同校に限らずほとんどの歯科技工士養成学校に見られる傾向で、このまま推移すれば歯科技工業界は深刻な人材不足に突入する。佐藤学校長に、養成機関としての課題、展望、今後の歯科技工業界としての進むべき方向性などについて聞いた。
医科歯科大が掲げる重点領域「口腔科学」-東みゆき領域長に聞く
東京医科歯科大学(田中雄二郎学長)は2022年度から、世界のトップ大学と競うために文部科学省が優先的支援を行う指定国立大学法人となった。同大は、学部の枠を越えて全学で取り組む三つの重点領域に「創生医学」「希少疾患・難病」「口腔科学」を掲げている。いずれにも歯学は関わるが、特に「口腔科学」の概要や展望について同領域長の東みゆき氏に聞いた。
歯学部定員割れ 高校生はどこに行ったのか-藤井日歯大学長に聞く
18歳人口の減少が続く中、年々歯科大・歯学部志願者数も減り、ここ十年は定員割れとなる私立歯科大学も見られる。今の大学受験者やその関係者は、どのような考えの下、学部を選んでいるのか。私立歯科大学の老舗である日本歯科大学学長の藤井一維氏に、歯科大・歯学部受験にまつわる学生募集の現状を聞いた。
新工場「A1+」竣工-ナカニシ
ナカニシ(本社・栃木県、中西英一社長)は、A1工場の敷地内に昨年11月から建設を進めてきた新工場「A1+(エーワン・プラス)」が5日に竣工したと6日に発表した。A1工場からの移設・新規購入の工作機械計100台を設置し、試運転を経て、今月末には本稼働の予定。新工場は同社にとって、生産の中核拠点。延床面積は5,500平方メートル。
パデル日本代表とスポンサー契約-エイチ・エムズコレクション
歯科医院の人材教育コンサルティングなどを手掛けるエイチ・エムズコレクション(本社・東京都墨田区、濵田真理子社長)が、スペインなどで人気のスポーツ「パデル」の日本代表とスポンサー契約を結んだ。
創業100周年記念デンタルフェア開催-リンケージ藤波
リンケージ藤波(本社・岡山県、内田典男社長)は「第48回 2022 リンケージ藤波 創業100周年記念デンタルフェア」を岡山市のコンベックス岡山で3、4の両日開催した。歯科医師ら多数が来場した。
日本歯科新聞 | 2022年9月13日付
北原白秋と山田耕筰の歌 九大歯科口腔外科教室に
「からたちの花」「この道」などの数々の童謡の共同作品を残した詩人の北原白秋氏と作曲家の山田耕筰氏。両氏が九州大学歯科口腔外科教室(当時)のために制作した「教室歌」の歌詞と楽譜が同学部に保管されており、直筆であることが明らかになった。
歯周病 腸内細菌が発症に影響-福歯大が解明
口から流れ込んだ歯周病原細菌が腸で取り込まれ、腸内細菌の影響を受けて活性化したヘルパーT細胞が口に移動して歯周病の発症と重症化を引き起こす-。福岡歯科大学口腔歯学部感染生物学分野の田中芳彦教授、永尾潤一講師らの研究で判明したもの。
フソバクテリウム「ポリアミン」産生で病原性が増加
口腔常在菌Fusobacterium nucleatum(フソバクテリウム)と他の常在菌の相互作用によって産生される物質「ポリアミン」が、Porphyromonas gingivalis(Pジンジバリス)のバイオフィルムの病原性を高める-。大阪大学大学院歯学研究科の坂中哲人助教、久保庭雅恵准教授、天野敦雄教授、同大学院工学研究科の新間秀一准教授、福﨑英一郎教授らと、米国のルイビル大学との共同研究によって解明された。
「よ坊さん」LINEスタンプ-日歯
日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、PRキャラクター「よ坊さん」のLINEスタンプをリリースした。
スタンプは24個で、「ありがとう!」や「おはよう」などのあいさつや、感情を表したイラストなど日常で使えるデザインが揃っている。
歯科の現場で注意呼び掛け-サル痘で『IDJ』論文
7月下旬に世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言したサル痘の流行。サル痘患者の70%に口腔症状を呈し、25%以上が口腔潰瘍を主な症状とするため、歯科医療現場での感染予防対策が求められる。
香港大学歯学部のLakshman Samaranayake氏とカタール大学歯学部のSukumaran Anil氏らは、サル痘に関する最新の知見と、歯科医療現場での留意点をまとめ、8月5日発行の『IDJ』に論文を掲載した。
オン資「診療情報」閲覧可能に
オンライン資格確認等システムで、11日から患者の同意の下で受診歴や診療行為名などの「診療情報」が閲覧可能になる。厚労省が5日に公表した。
「8020テレビ」で「口臭」の解消法など紹介-日歯
日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、動画「気になる口臭!その解消法」をホームページ内の「日歯8020テレビ」で公開したと、6日のプレスリリースで公表した。
三師の資格管理にマイナンバー活用へ-厚労省が提案
令和6年度以降、医師・歯科医師・薬剤師の資格管理にマイナンバー制度を活用し、免許申請のオンライン化・簡素化、資格データの適正化、マイナポータルでの資格情報の閲覧を可能とするなどの案が厚労省から示された。5日に東京都港区のAP新橋とオンライン上で開かれた第90回社会保障審議会医療部会で議論したもの。
医師・歯科医師の8割がオン資義務化に反対-保団連
医師・歯科医師の約8割がオンライン資格確認のシステム導入原則義務化に反対し、64.9%が「必要性を感じていない」と回答している-。全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)が会員に行った緊急アンケートの結果によるもので、概要を6日に公表した。
初診の矯正患者数 コロナ前後で3.6倍も増加
平成29年の初診の矯正患者数は1日当たり800人で、令和2年は2,900人で3.6倍の結果となった。
厚労省の「患者調査」の各疾患ごとの初診・再診の人数を用いて、DRIPS(本社・東京都千代田区、各務康貴社長)が、分析したもの。患者調査では、層化無作為抽出された1,300程度の歯科医院が対象となっている。
新生児期の睡眠、歯ぎしりと関係-東北大らが解明
児童の新生児期(生後1カ月時点)の睡眠時間が短いほど、将来的な歯ぎしり癖の発生が高い傾向となる。
東北大学病院の土谷忍助教、同大大学院医学系研究科の有馬隆博教授、八重樫伸生教授、門間陽樹講師、医工学研究科の永富良一教授、東北福祉大学保健看護学科の土谷昌広教授らのグループが解明した。
困窮学生にクーポン配布へ-徳島大学がクラファン
歯学部のある徳島大学が、コロナ禍や物価高騰で生活に苦しむ学生らに徳島県内のスーパー4社で利用できるクーポン券を配布するために、クラウドファンディング「Otsucle(おつくる)」で10月16日まで資金を募っている。
妊娠中の喫煙 妊娠高血圧のリスクが上昇
全国出生コホートコンソーシアム (JBiCC)が、 出生コホートに参加した2万8,219人の妊婦の情報を用いて、妊娠中期以降も喫煙を続けると、非喫煙者と比べて妊娠高血圧症候群のリスクが約1.2倍高くなる可能性を8月9日に発表した。
東京デンタルショー 10月22、23日に3年ぶり開催へ
「東京デンタルショー2022」が10月22、23の両日、東京都江東区の東京ビッグサイト東1~2ホールで開かれる。コロナ禍で中止が続いていた同デンタルショーは、3年ぶりの開催。第44回日本歯科技工学会学術大会(※11月19、20日にオンライン開催)との併催。
歯科技工所2社を子会社化-歯愛メディカル
歯愛メディカル(本社・石川県、清水清人代表&CEO)が、「歯科技工所2社を子会社化した」との記事が8月30日の日刊紙等で報じられた。
そこで、同社経営管理部の担当者に、歯科技工分野への今後の取り組みなどについて聞いた。
『プラスワン思考』の著者・味岡武志氏に聞く
企業にしても歯科医院にしても、経営の「良し悪し」を左右するのは何だろうか。『プラスワン思考』(クロスメディア・パブリッシング刊)の著者である味岡武志氏は、愛知県日進市で歯科医院を開業する歯科医師である。2015年4月に開業した当初は、うまくいかないことばかりで失意のどん底を経験したという。そんな彼をどん底から立ち直らせ、躍進の原動力としたのが本書のタイトルの「プラスワン思考」である。今や毎年20%アップの売り上げを継続し、定期検診の患者だけで毎月700~800人が訪れるまでになった考え方「プラスワン思考」とは何か、それを持つに至った理由などについて聞いた。
ホシイの歯科材料事業21日付で移管-北海道歯科産業
北海道歯科産業(本社・札幌市、山田哲哉社長)は、ホシイ(本社・札幌市、星井誠司社長)の歯科材料販売事業を9月21日付で同社に移管する。8月22日に開かれた臨時取締役会で決議した。
サンギの「アパガード」が「愛用中の歯磨粉」で1位
女性ファッション誌『美人百花』の読者1千人が選ぶ「美人百花アワード2022 愛用している歯みがき粉部門」で、サンギ(本社・東京都中央区、ロズリン・ヘイマン社長)の歯磨剤「アパガード」シリーズが第1位を受賞した。同製品は昨年のアワードでは第3位だった。
日本歯科新聞 | 2022年9月6日付
東北・九州で3年ぶりにデンタルショー開催
3、4日の2日間、「第28回東北デンタルショー」が宮城県仙台市の仙台国際センター 展示棟、「第45回九州デンタルショー2022」が福岡市のマリンメッセ福岡A館でそれぞれ開かれた。東北デンタルショーは3,540人、九州デンタルショーは8,309人が来場した。両デンタルショーともコロナ禍で一昨年と昨年は中止となっており、今年は3年ぶりの開催。東北デンタルショーは第28回宮城県歯科医学大会、九州デンタルショーは福岡県歯科医学会との併催。
国民皆歯科健診推進法(仮称)「来年国会に提出したい」-山田宏議員
「来年の通常国会に『国民皆歯科健診推進法(仮称)』を議員立法で提出したい」。8月24日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師連盟(高橋英登会長)の記者会見で、組織代表の山田宏参議院議員が発言したもの。
合同でオン資の説明会 導入への準備を呼びかけ-三師会と厚労省
日本医師会(松本吉郎会長)と日本歯科医師会(堀憲郎会長)、日本薬剤師会(山本信夫会長)、厚労省は8月24日、合同でオンライン資格確認に関する医療機関・薬局向けオンライン説明会を開いた。オン資の趣旨や、中医協で答申された原則義務化の内容、補助金の拡充、診療報酬上の加算などについて周知を図るもの。
オン資未導入の実態調査へ-日歯
日本歯科医師会の堀憲郎会長は、オンライン資格確認等システムを導入できない医療機関数やその理由についての調査の準備を始めていることを明かした。8月25日にオンライン上で開いた定例記者会見で述べたもの。
FDI世界歯科会議で各国歯科医師会との協議や総会に参加へ-日歯
2022年度FDI世界歯科会議は、インド・ムンバイでの開催が中止となったが、規模を縮小して本部のあるスイス・ジュネーブで事務会議を含む世界会議を対面式で行う。日本歯科医師会の定例記者会見で尾松素樹常務理事が報告したもので、日歯からも担当役員らなどが出席し、9月19日から6日間、総会や各国歯科医師会との協議などに臨む。
ワクチン接種・検体採取の担い手確保の検討会が報告書案-厚労省
厚労省の「新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえたワクチン接種・検体採取の担い手を確保するための対応の在り方等に関する検討会」が、8月23日と31日に開かれた。大筋で了承された報告書案では今後、新興感染症などが起きた場合、必要なプロセスとして基本的に医師、看護師が対応を行うこと、歯科医師等が行う場合は研修を受けることなどが確認されている。
HPKI電子証明書をクラウド上に格納へ-日医ら
日本医師会(松本吉郎会長)と日本薬剤師会(山本信夫会長)、医療情報システム開発センター(山本隆一理事長)は8月31日、HPKI電子証明書をクラウド上にも格納し、HPKIカードを用いなくても電子署名を行える「HPKI電子証明書管理サービス」を共同で開発すると発表した。12月から運用を始める。
事業計画など承認-九地連
九州地区連合歯科医師会(大山茂会長)の令和4年度第1回協議会が8月27日、オンライン上で開かれた。開催担当県は福岡歯科医師会(同会長)。議事では「令和3年度一般会計決算」「同年積立金会計決算」「令和4年度事業実施計画」「同年会員表彰」が承認された。
情報交換・協議し要望書を提出へ-近北地区歯・連盟役員連絡協
令和4年度近畿北陸地区歯科医師会・歯科医師連盟役員合同連絡協議会が8月27日、奈良市の奈良県コンベンションセンターで開かれ、日本歯科医師会と日本歯科医師連盟の会務報告、協議、情報交換が行われた後、日歯と日歯連盟に対し、協議会の内容を反映した形での要望書提出が決まった。
令和4年5月の歯科医療費・社保 件数1.4%増、点数0.9%増
社会保険診療報酬支払基金による令和4年5月診療分の歯科の件数は1,255万5千件、点数は151億278万1千点で、前年同月に比べ件数は1.4%、点数は0.9%それぞれ増加した。
令和4年5月の歯科医療費・国保 市町村の金額4.2%増加
国保中央会がまとめた令和4年5月診療分の歯科医療費は市町村が573億円で、対前年同月比で4.2%増加。組合は47億円で2.9%増加。後期高齢者は574億円で13.6%増加した。
6月末歯科診療所数は6万7,744施設
厚労省の施設動態調査による令和4年6月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,744施設で、前月より8減少した。
「壁画アート」を医院内に展示-盛岡となん歯科・こども矯正歯科
盛岡となん歯科・こども矯正歯科(岩手県・山田優貴院長)が8月7日から医院内に壁画アートを展示している。同壁画は盛岡市の現代アート作家の松嶺貴幸氏の作品「You got toothache(あんたは虫歯だよ)」で爆ぜたように絵の具をあしらって描いた壁紙を貼り、歯をモチーフにしたオブジェを三つ飾っている。
遠隔健康医療相談 自主基準を策定-メドピアら
遠隔健康医療相談の事業を手掛けるメドピア(本社・東京都中央区、石見陽社長)、kids public(本社・東京都千代田区、橋本直也社長)、メディカルノート(本社・東京都港区、梅田裕真社長)、MRT(本社・東京都渋谷区、小川智也社長)の4社は、遠隔健康医療相談の環境整備や発展を目指して「遠隔健康医療相談適正推進機構(TELEQ)」を設立した。「遠隔健康医療相談サービス事業者が遵守すべき自主基準」を策定。同機構の代表は石見氏が務める。
コロナへの感染不安 妊婦が最も高く看護師は一般並み
新型コロナウイルスに対して感染不安が最も高いのは妊婦で、感染者と接触するリスクの高い看護師は、一般対象者と有意な差がない。
東北大学大学院教育学研究科の若島孔文教授を中心とした研究グループが、新型コロナウイルス感染症の拡大初期の2020年5月から6月に、一般対象者(450人)や妊婦(318人)、看護師(152人)、大学生(300人)の計1,220人を対象に、感染に対する不安と関連因子を調査したもの。
大型骨欠損の再生に成功-東北大と神歯大ら
東北大学大学院歯学研究科と同大病院、神奈川歯科大学大学院歯学研究科の研究グループがマウスを使った実験で、未だ実現していない大型の骨欠損の再生に成功した。
中学生が「夏休み大学探検」-東北大の歯学研究科も
東北大学(大野英男総長)は8月2日、仙台市と合同で「夏休み大学探検2022」を開いた。同イベントは仙台市内の学生が東北大学の科学研究者から最先端の研究を学び、科学の楽しさを体験してもらうのが目的で、毎年開催しており、今年は市内の中学生11人が参加した。
犬の歯周病予防 エリスリトールが菌の増殖を抑制
キシリトールと同じ糖アルコールの一つであるエリスリトールが安全に犬の歯周病原因菌の増殖を抑制する。
岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科(吉田和弘学長)の清水万夢氏(大学院4年生)、宮脇慎吾准教授、渡邊一弘教授らの研究グループが、8月24日に発表したもの。
東証グロース市場 グッピースが上場
グッピーズ(本社・東京都新宿区)は8月26日、東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されたと発表した。上場予定日は9月30日。