日本歯科新聞デジタル版を読む        

金パラ問題 ポスター作成し患者に理解求める-日歯連盟

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で歯科用金属材料の価格が高騰し、保険診療一部負担金が上昇していることを患者に知らせるポスターを作成し、会員に配布している。

各患者に「パーソナライズド動画」送信 リコール率39%から60%に

誰もが悩むキャンセルの平均人数が月108人から93人に減少し、リコール率(通知数と来院数から換算)は39%から60%まで上昇した-。年間500万円以上の増収につながり得る結果が出たと話すのは、ITS理事長の石井宏明氏。患者が来院したその日から生涯を通してベストな口腔環境を維持するためには、メインテナンスをいかに続けるかが重要との考えの下、リコールハガキを止め、患者個々に応じた「パーソナライズド動画」を送る取り組みを導入した。自身の歯科医院でその効果を確認し、このほどシステムを使ったサービス「Dental.DX」の提供を開始した。

歯科医6人を行政処分-厚労省

厚労省は21日、医道審議会医道分科会の答申を踏まえ、医師11人、歯科医師6人の行政処分を発表した。歯科の処分は、「詐欺、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反」で歯科医業停止3年、「詐欺」で歯科医業停止3年、「過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱、道路交通法違反」で歯科医業停止1年8カ月、「道路交通法違反」で歯科医業停止7カ月、「名誉棄損」で歯科医業停止3カ月、「傷害」で戒告がそれぞれ1人ずつ。

歯周病検診マニュアルWGで見直し議論-厚労省

厚労省の第5回「歯科口腔保健の推進に係る歯周病対策ワーキンググループ(WG)」が15日、東京都港区のAP新橋とオンライン上で開かれ、歯周病検診マニュアルの見直しについて議論した。

『おしごと年鑑』で口腔の大切さ紹介-日歯

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、朝日新聞社発行の『おしごと年鑑2022』の中で、見開き2ページで口腔健康管理の重要性を紹介している。22日にプレスリリースで発表した。

4年度薬価調査は客体数減らし実施-中医協

中医協の第524回総会がオンライン上で開かれ、令和4年度薬価調査の概要案が示された。5年度の薬価中間年改定に向けた位置づけのため、3年度改定の前の2年度調査と同様に、客体数を減らす。

クリエイター志望など広く学生募集-新東京歯科技工士学校・3DCG・CADデザイナー専攻

新東京歯科技工士学校(東京都大田区、福原達郎学校長)は、4月にⅡ部(夜間部)から3年制(午後部)に移行した「3DCG・CADデザイナー専攻(35人)」の入学説明会を、9月から順次開催する。教育体制の充実を図り、歯科技工所、歯科医院、歯科材料メーカーからも広く学生を募集する。

福岡学園・福歯大 創立50周年の節目祝う

福岡学園・福岡歯科大学の創立50周年記念式典が24日、今月竣工した50周年記念講堂で開かれた。多くの関係者が同学園・大学の節目を祝い、水田祥代理事長は、数年かけての新本館建設や、歯科衛生士教育の4年制大学化など将来構想を打ち出した。

学術大会で顎関節症の多様性学ぶ-日本顎関節学会

日本顎関節学会(依田哲也理事長)は、「顎関節症:その多様性を理解する!」をテーマに第35回学術大会(山口泰彦大会長)を2日から2日間、札幌市教育文化会館で開催した。オンデマンド配信は31日まで配信している。

「古墳人は炊飯した」歯石に残るデンプン粒発見-岡大

岡山大学大学院社会文化科学研究科らは古墳時代の人骨2体の歯列に張り付いた歯石を顕微鏡で分析し、「コメ」と思われるデンプンの粒を発見した。
これは水のある状態で加熱された特徴があったため、炊飯が用いられていた可能性が高いという。同大が6月30日の研究発表会で紹介したもので、より詳細な研究成果をまとめ次第、専門誌へ論文を発表する予定。

むし歯のリスクが高まる運動後「30分以内に口腔ケア実施」5.4%

口腔内の乾燥や、スポーツドリンクの摂取などによってむし歯のリスクが高まる運動後、「30分以内にオーラルケアを行う」のは5.4%-。モンデリーズ・ジャパン(本社・東京都品川区、福本千秋社長)が実施した「カラダ作りと歯の健康に関する実態調査」によるもの。

ガム2週間摂取で唾液中のIgA増加-ロッテなど発表

ロッテ(本社・東京都新宿区、牛膓栄一社長)と順天堂大学医学部総合診療科・病院管理学教授の小林弘幸氏、小林メディカルクリニック東京(小林暁子理事長)は、ガムを2週間継続して咀嚼することで自律神経や気分状態の改善、唾液中の「免疫グロブリンA(=IgA)」濃度が増加するという研究データを発表した。

竹製歯ブラシ使用後プラ製同等の清潔さ-アステップ等

アステップ(本社・千葉県、西内毅社長)と日本大学松戸歯学部衛生学講座教授の有川量崇氏は、同社の竹歯ブラシ「BambooOne」の使用後の口腔細菌の増殖を調査した結果、プラスチック等の歯ブラシと同様の清潔さを保つとする研究データを発表した。

アイディアコンテスト「私が創造する理想の歯科医院」-最優秀賞は北医大の楠本さん

「私が創造する理想の歯科医院」をテーマとした、歯学部学生・臨床研修医を対象とした「アイディアコンテスト2022」が実施され、最優秀賞に北海道医療大学6年・楠本理夏さんの「患者さんのライフステージに寄り添う歯科医院」が選ばれた。コンテストは、デンタルソフト(本社・神奈川県、鈴木彰社長)の歯科の臨床研修施設・就職情報サイト「JDC navi」事務局が主催。

歯科医監修の高級洋菓子「YOU&G」全国展開

食生活提案の一環として歯科医師が監修した高級洋菓子『世にも奇妙な歯医者さんのおやつ』が、全国展開している。
千葉県開業の高野正博氏が、仙台市の高級パウンドケーキ専門店「YOU&G」と協力して開発したもので、甘味は100%キシリトールで、ヤギ乳を使用し、合成保存料などは不使用。

令和2年患者調査 1日歯科患者数133万2千人

令和2年患者調査による歯科診療所の1日推計患者数は133万2,100人で、平成29年と比べて1万5,600人減少している。同調査は3年ごとに行うもので、厚労省が6月30日に公表した。前々回の136万3,400人から続けての減少だが、平成17年127万7,200人、20年130万9,400人、23年136万2,500人とほぼ横ばいとなっている。

安倍元総理に堀日歯会長「歯科の道標を示したと感謝」

元内閣総理大臣の安倍晋三氏が8日に死去したことを受けて、日本歯科医師会の堀憲郎会長は11日にコメントを発表した。「骨太の方針2017」に歯科の文言が初めて記載されたことへの評価などに触れ、敬意と感謝の意を表し、冥福を祈っている。

10万人対受療率 熊本1,346が最多

歯科の人口10万人対受療率(推計患者数を推計人口で割り、10万を掛けた数値)は全国で1,056。都道府県別では、熊本の1,346が最も高く、次いで愛知1,324、徳島1,298、福岡1,272、香川1,268、岐阜1,245、三重1,233、佐賀1,225と続く。

歯科の在宅医療4万900人が受診

歯科診療所の在宅医療を受けたのは4万900人で、前回よりも1万3,700人減少している。

12歳児のむし歯等数 平均0.63本に-令和3年度学校保健統計速報値

12歳児1人当たりの永久歯の平均むし歯等数が0.63本となった。令和3年度学校保健統計調査の速報値によるもので、前年より0.05本減った。昭和59年度の調査開始以降、ほぼ毎年減少し、過去最低となっている。

山田宏議員の参院選得票数 会員1人当たり3.55票

参議院選挙で山田宏議員が獲得した17万5871.715票を会員数で割った、会員一人当たり得票数は平均3.55票で、都道府県別では島根県の6.64票が最も多かった。日本歯科医師連盟が公表した資料によるもの。

安倍元総理死去「断腸の思い」-高橋日歯連盟会長

日本歯科医師連盟の高橋英登会長は、安倍晋三元内閣総理大臣の死去を受けて「われわれにとって、後ろ盾でもあった」とし、「凶弾に倒れたのは断腸の思い」と語った。11日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた参議院選挙後の臨時記者会見で述べたもの。

ジュニアFCにユニフォーム-足利セラミックが贈呈

足利セラミックラボラトリー(本社・群馬県太田市、宗村政明社長)は、スポンサー契約を交わしたジュニアフットボールクラブ「太田南FC」へのユニフォーム贈呈式を6月25日に開催した。FCの選手13人やコーチ、監督、保護者等が集まった。

「CAD/CAM修復エビデンスが不足」-坪田東京歯科保険医協会長

金パラの代替として期待されるCAD/CAM冠の適応拡大や、今回の改定で導入されたCAD/CAMインレーについて、日本接着歯学会理事長でもある東京歯科保険医協会の坪田有史会長が「現状、エビデンスが不足している」と課題を指摘。現場の歯科医師が、エビデンスに基づく診療実績を蓄積していくことが大切だと訴えた。

難民への口腔ケア支援を呼びかけ-FDI

世界歯科連盟(FDI)は6月22日、難民への口腔ケアを支援するよう、各国政府、歯科医師会などの関係機関に呼び掛けた。

“嚥下食”提供の店舗サイトで紹介-歯科医師が代表のEngood合同会社

全国のレストラン、ホテルなどで、嚥下食メニューが提供できる店舗を紹介するサイト「嚥下食レストラン.jp」(https://engesyoku.jp/)が登録企業を広げている。
運営企業のEngood合同会社(横浜市都筑区)の代表を務める齋藤匡布氏は摂食嚥下リハビリテーションに力を入れる歯科医師で、同市内で「食べる飲み込む歯科」を開業。摂食嚥下の問題は、年齢にかかわらず起こり得るため、食べにくさを感じているあらゆる人が、外出時に美味しい食事が楽しめる社会環境を整備することが重要だと考えてきたという。

オーラルフレイル予防に焦点-日歯が第27回口腔保健シンポジウム

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、「今から始めるオーラルフレイル対策~私が守る!100年health」をテーマに第27回口腔保健シンポジウムを9日、オンラインと東京都渋谷区のLUMINE0で行った。

教育現場から考える歯科技工士の未来-宮崎秀夫明倫短期大学長が語る

明倫短期大学は平成9年に開学したが、その前身は歯科技工士、歯科衛生士の養成を目的に昭和34年に設立された歯友歯科技工士養成所・歯科衛生士養成所である。短期大学に開学した当時、歯科技工士科の募集定員は80名だったが、平成31年に宮崎秀夫氏が学長に就任した時には30名にまでに減っていた。募集定員は平成23年に70名、25年から50名になり、入学定員は24年に28人と初めて30人を割り、29年からは30人に満たない状態が続いている。若者はなぜ歯科技工士を敬遠するのか、若者の歯科技工士離れを防ぐための対策はあるのか、宮崎大学長に聞いた。

歯の疾患や悩み AIが回答案を提示-相談プラットフォーム開発

歯の疾患や悩みをスマートフォンやパソコンから問い合わせると、AIが関連性の高い疾患や回答案を提示し、それを参考に歯科医師、歯科衛生士が簡便・的確に応急処置や早期の受診を勧めるなど回答できる-。歯科医師の宇野澤元春氏が代表を務めるDental Prediction(東京都港区)と日本アイ・ビー・エム(本社・東京都中央区、山口明夫社長)が開発したもので7日に発表した。

歯科医が使う歯磨き粉効果「歯周病予防」が最多

歯科医師自身が使っている歯磨き粉の効果で最も多いのは「歯周病予防」54.9%だった-。
アンケートモニター「ゼネラルリサーチイーリス」(本社・東京都港区、関口舞社長)が実施した「歯磨き粉の選び方」に関する調査結果によるもの。

モリタ等を引受先に第三者割当増資実施-WHITE CROSS

WHITE CROSS(本社・東京都港区、赤司征大社長)は、モリタ(本社・大阪府、森田晴夫社長)をはじめ、既存株主で投資事業会社のニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、新たにCGRインベストメントや個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資を完了した。モリタの出資額は非公開。

「CAD/CAMインレー小冊子」-ヤマキン学術振興財団が無料配布

YAMAKIN(本社・高知県、山本樹育社長)の設立したヤマキン学術文化振興財団(山本裕久理事長)は、CAD/CAMインレーの形成・加工・装着のポイントを分かりやすく紹介した小冊子「知っておきたいCAD/CAMインレーのポイント」を発行している。

第2回「総義歯製作コンテスト」9作品を表彰-Ivoclar Vivadent

Ivoclar Vivadent(本社・東京都文京区、犬飼清社長)は、総義歯製作コンテスト「第2回SRサクラール排列コンテスト2022」のオンライン授与式を6月30日に開いた。金賞は、神奈川県の「NOBU D.Atelier」の延澤孝公氏が受賞した。

参院選 山田宏氏が当選

第26回参議院比例代表選出議員選挙で、日本歯科医師連盟の組織代表として立候補した山田宏氏が17万5,835票を獲得して当選を果たした。

「歯科医師連盟の大きな力示せた」-山田参院議員

参議院で2期目の当選を果たした山田宏議員は、前回と比べて他の組織団体の候補者が軒並み票数を減らした中で、唯一得票数が伸びたとして、感謝の意を示し「歯科医師連盟の大きな力を示すことができた」との考えを述べた。11日の日本歯科医師連盟の臨時記者会見で話したもの。

安倍元総理に堀日歯会長「歯科の道標を示したと感謝」

元内閣総理大臣の安倍晋三氏が8日に死去したことを受けて、日本歯科医師会の堀憲郎会長は11日にコメントを発表した。「骨太の方針2017」に歯科の文言が初めて記載されたことへの評価などに触れ、敬意と感謝の意を表し、冥福を祈っている。

歯科医によるワクチン接種 186万7,878回に

新型コロナウイルスワクチンについて、昨年5月から今年5月末までに延べ3万2,473人の歯科医師が186万7,878回の接種を行っている。日歯の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告したもの。

日歯の福祉共済保険制度加入者の死因 トップは「がん」

日本歯科医師会の福祉共済保険制度加入者のうち、令和3年度に亡くなった775人の死因調査で、最も多かったのは、「悪性新生物(がん)」の213人(27.5%)だった。

代議員会で全4議案を可決-神奈川県歯 

神奈川県歯科医師会(松井克之会長)の第26回定時代議員会が6月30日、横浜市の神奈川県歯科医師会館で開かれた。代議員79人中、41人が出席、議決権行使が35人で決議が行われ、「福祉共済部会第2共済準備引当預金取崩に関する件」「令和3年度収入支出決算」「器具備品の廃棄に関する件」「選挙管理委員会委員の委嘱に関する件」全4議案を可決した。

4月末の歯科診療所数は20減の6万7,741施設

厚労省の施設動態調査による令和4年4月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,741施設で、前月より20減少した。

「臨床実習で行う歯科医業の範囲」-厚労省検討会で報告書案

厚労省の第2回「歯学生が臨床実習で行う歯科医業の範囲に関する検討会」がオンライン上で開かれ、「報告書」案について議論した。検討会は今回で終了し、報告書案に意見を反映した後、持ち回りで確認をして7月中に取りまとめられる見込み。

歯科技工士の人材確保対策事業 「教育問題」など議論-福岡で第1回シンポ

「歯科技工士の未来!再発見!」をテーマにした全5回のシンポジウムの第1弾が、6月19日に福岡県歯科医師会で開かれ、23日からオンデマンド配信されている。千葉県歯科医師会が実施する令和4年度厚生労働省補助事業「歯科技工士の人材確保対策事業」によるもので、7月23日には名古屋市、9月11日には横浜市、11月3日には浦安市、11月13日には松戸市での開催を予定している。

8月31日まで「ははは川柳」を募集-日技

日本歯科技工士会(森野隆会長)は8月31日まで、思わず「ははは(歯歯歯)!」と笑える「ははは川柳」を募集している。

令和4年3月の歯科医療費・社保 件数0.3%増、点数1.1%減

社会保険診療報酬支払基金による令和4年3月診療分の歯科の件数は1,409万1千件、点数は173億2,983万点で、前年同月に比べ件数は0.3%増加、点数は1.1%減少した。

令和4年3月の歯科医療費・国保 市町村の金額4.2%減少

国保中央会がまとめた令和4年3月診療分の歯科医療費は市町村が615億円で、対前年同月比で5.1%減少。組合は53億円で3.0%減少。後期高齢者は595億円で0.3%減少した。

歯が美しい男性有名人 1位は新庄剛志さん

「歯が美しいと思う男性有名人」ランキングで第1位は「新庄剛志」179票だった。
アンケートサイト「ボイスノート」を運営するNEXER(本社・東京都豊島区、宮田裕也社長)が実施した「歯が美しいと思う男性有名人ランキング!」の結果によるもの。

歯に悩みのある新社会人 6割が「歯並び」

歯に関して悩みを持っている新社会人の6割が「歯並び」で悩んでいる-。
透明マウスピース矯正を展開するZenyum Japan(本社・東京都江東区、伊藤祐社長)が実施した「新社会人の歯に関する意識調査」の結果によるもの。

多能性細胞の採取部位によって特性に違い

さまざまな組織になり得ると言われる多能性細胞でも、採取した部位によって特性が違うことを、東京医科歯科大学や日本大学医学部、東京都立広尾病院らの研究グループが明らかにした。硬組織への分化は歯乳頭および歯根膜由来細胞、脂肪細胞への分化は口腔粘膜由来細胞が有意に分化する能力が高いというもので、『Cell Proliferation』オンライン版(6月18日)に掲載された。

著者インタビュー『スタッフが輝く!AKB式マネジメントのすすめ』合田大亮 氏

「ハッピー人材育成法で人もチームも幸せになれる」。これは合田大亮氏の『スタッフが輝く!AKB式マネジメントのすすめ』(サンライズパブリッシング刊)という本のサブタイトルである。組織を強くする人材育成法について古くは、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方」という戦国武将の武田信玄の言葉が有名だが、時代が変われば表現法も変わる。合田氏は、香川県内で三つの歯科医院と一つの保育園を運営する医療法人歯っぴーの理事長で、歯科医院経営において「自分で考え自分で行動できる」スタッフに育て上げる仕組み作りが大事だと言う。合田氏に本書執筆の動機や人材育成の仕組み作りなどについて聞いた。

子供の5人に1人が「お口ぽかん」「いびき」-ロッテが調査

約5人に1人の子供に「お口ぽかん」「いびき」の症状-。ロッテ(本社・東京都新宿区、牛膓栄一社長)が実施した「こどもの口腔機能発達」に関する意識調査によるもの。調査は5月20~23日に3~12歳の子供を持つ親(男女)400人を対象にウェブアンケート形式で行った。

E-ラインビューティフル大賞 フリーアナウンサーの宇垣美里さんが受賞

日本成人矯正歯科学会主催の2022年度E-ラインビューティフル大賞に、フリーアナウンサーの宇垣美里さんが選ばれた。

国民皆歯科健診 検討会設置など要望へ

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、令和5年度の制度・予算要望の中で、「国民皆歯科健診」の実現に向けた検討会の設置などを求める考えを明らかにした。6月24日に東京都新宿区のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開かれた日本歯科医師連盟評議員会の来賓あいさつで報告したもの。

日医の役員選挙受け「これまで以上に連携を図りたい」-堀日歯会長

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、6月30日の定例記者会見で日本医師会の役員選挙が行われたことに触れ、「これからの人口減少社会に向けて歯科界としても医科歯科連携は極めて重要なキーワードと思っているので、これまで以上に日本医師会との連携が図れれば」との考えを示した。

歯科医によるワクチン接種 186万7,878回に

新型コロナウイルスワクチンについて、昨年5月から今年5月末までに延べ3万2,473人の歯科医師が186万7,878回の接種を行っている。日歯の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告したもの。

歯科保健の基本的事項 最終報告書案示す-厚労省

厚労省の第11回歯科口腔保健の推進に関する専門委員会が6月24日、オンライン上で開かれ、「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項 最終評価報告書(案)」が示された。最終評価で、直近値が把握できずに「評価困難(E)」とされた9項目のうち、参考値が得られて統計分析可能だった3項目に参考指標を記載した。細かい修正は行われるが、座長一任で報告書案は了承された。

金パラ問題解決など決議採択-保団連

全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は6月25、26の両日、都内で代議員会を開き、歯科材料の金パラ「逆ザヤ」の抜本的な解消などを含む「軍事費の2倍化を中止し、医療・社会保障の充実を求める決議」を採択した。

代議員会で「オン資」への意見を抽出-大阪府歯

大阪府歯科医師会(深田拓司会長)は6月25日、大阪市の府歯会館で第245回定時代議員会を開いた。議事では「令和3年度貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)」を承認し、「日本歯科医師会会長予備選挙選挙人及び補欠選挙人選定」は会長に一任。協議ではオンライン資格確認やマイナンバーカードの保険証利用について代議員の意見を求めた。

代議員会で令和3年度決算を可決-兵庫県歯

兵庫県歯科医師会(澤田隆会長)は第174回定時代議員会を6月25日、神戸市の県歯科医師会館で開いた。議事の令和3年度決算書は原案通り可決承認され、協議では、日本歯科医師会会長予備選挙24人の選出方法は執行部案とすることが了承された。

新会長に川原丈貴氏が就任-医業経営コンサル協

日本医業経営コンサルタント協会は6月27日に開催した定時総会で新役員を承認。同日から、川原丈貴氏(川原経営総合センター代表取締役)が新会長に就任した。任期は2024年6月まで。
新役員のうち、日本歯科医師会理事の小佐野みゆき氏(栃木県開業)が歯科関係者として理事に就任した。

卒後5年の会費免除等組織力強化にも注力へ-松本日医新会長が所信表明

日本医師会の会長に就任した松本吉郎氏は、常任理事の増員や卒後5年間の会費無料化などに取り組むなどとする所信を表明した。6月26日に東京都文京区の日本医師会館で開かれた第152回臨時代議員会で述べたもの。

歯根の表面を模倣して歯周組織を誘導するチタンインプラントを開発

東北大学大学院歯学研究科の山田将博准教授と江草宏教授らの研究グループは、ヒト歯根の表面を模倣したチタンインプラントを開発し、細胞移植をせずに歯周組織を誘導することに成功した。

体水分の不均衡が低舌圧などと関係-医科歯科大が研究で解明

全身の約6割を占める水分の「細胞外液」と「細胞内液」の均衡が崩れた状態は、低舌圧や低握力と関連がある-。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授と山口浩平助教の研究グループが明らかにしたもの。口腔機能低下症の診断過程で舌圧低下を認めた人は、体水分不均衡の疑いがあるという。

人材の育成・獲得、取り組み状況紹介-医機連

日本医療機器産業連合会(=医機連、三村孝仁会長)は6月29日、「医機連の人材育成・人材獲得に関する取り組み」と題したメディア向けセミナーをオンライン形式で開いた。

歯科関連企業への脱プラ緊急アンケート 6割「検討・実行中」

約6割の歯科関連企業が、検討中も含め「脱プラに取り組んでいる」と回答-。本紙が実施した「脱プラへの取り組みに関する緊急アンケート」によるもの。
調査は、6月15~21日に歯科器材の製造・販売元企業などが加盟する日本歯科器械工業協同組合、日本歯科材料工業協同組合、日本歯科用品輸入協会、日本歯科用品卸商業組合、日本歯科薬品協議会、日本歯材同友会、日本歯科コンピュータ協会の会員企業のうち、FAX番号またはメールアドレスを把握できた253社を対象に実施。うち43社から回答を得た。

PHRサービス事業協会 設立準備始まる

健康医療データを効果的に活用するための標準化などを検討する「PHRサービス事業協会(仮称)」の設立宣言が6月16日、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で行われた。製薬・医療機器・保険関連のPHRサービス事業を展開する企業15社によるもので、2023年度中の設立を目指す。

石福金属に聞く 「パラジウム」の相場動向

今年も半年が過ぎた。前号で取り上げた、金の相場動向に続き、「パラジウム価格の相場動向と今後の価格変動の見通し」を、貴金属総合メーカーの石福金属興業(本社・東京都千代田区、古宮基成社長)に聞いた。

近畿圏の歯科商店 3社が合併し㈱リンクに

大河歯科材料店(本社・兵庫県)とスリー(本社・大阪市)、??川歯科商店(本社・兵庫県)の歯科器材ディーラー3社は合併し、6月21日に新会社「株式会社リンク」に社名変更した。新会社の社長には、元大河歯科材料店社長の大河誠一氏が就任した。

親が選ぶゲームアプリ「ポケモンスマイル」1位

親が選ぶおすすめの知育ゲームアプリランキングで、「ポケモンスマイル(歯磨き)」が1位。ARINA(本社・宮城県、高橋渉社長)が運営する幼児、小学生の保護者向けの教育メディア「おうち教材の森」が行った調査によるもの。

年次総会を3年ぶりに開催-企業協

日本歯科企業協議会(山中一剛会長)は6月21日、第51回年次総会を東京都港区の品川プリンスホテルで開いた。コロナ禍で中止が続き、3年ぶりの開催。

宇宙歯磨き発売-トライフ

トライフ(本社・横浜市、手島大輔社長)は、宇宙でも地上でも使用できる歯磨き・口腔ケアジェル「宇宙歯磨き オーラルピース」を7日に世界で同時発売する。