日本歯科新聞デジタル版を読む        

兵庫県歯らがキッザニア甲子園で体験イベント開催

3歳から15歳の子供たちが歯科医師や歯科衛生士の仕事を体験できるイベントを兵庫県歯科医師会(澤田隆会長)とライオン(本社・東京都墨田区、掬川正純社長)が、「いい歯の日」の11月8日、兵庫県西宮市のキッザニア甲子園で開催した。歯科医師の体験等を通して口腔ケアに興味を持ってもらう目的のもので、600組の親子連れが参加した。

口腔検査学会が認証制度 臨床検査データ転送を推進

歯科診療所で行われる各種臨床検査は、デジタル表示されるものの、記録の際にアナログ工程が介入し、労務負担の増加や入力ミスの原因にもなっている。日本口腔検査学会(福本雅彦理事長)は、このような課題の解決に向け、臨床検査データのデジタル転送技術に関する認証制度を開始した。12、13の両日に横浜市の神奈川県歯科保健総合センターとウェブ上で開かれた第15回学術大会で発表があった。

「レセック」事業1年後に終了へ-日歯が報告

日本歯科医師会(堀憲郎会長)の会員向けに平成22年から実施された歯科レセコンAPSサービス「レセック」事業が約1年後に終了する。16日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた都道府県歯科医師会専務理事連絡協議会で堀会長が報告した。

日歯が加藤大臣にオン資義務化で要望書

日本歯科医師会の堀憲郎会長らは10日、加藤勝信厚生労働大臣を訪問し、2023年4月からのオンライン資格確認原則義務化について、レセプト請求件数の少ない医療機関の除外などの措置・配慮を求める要望書を提出した。

歯科医師によるワクチン接種 法改正で有事の対応簡素化へ-日歯・都道府県歯専務理事連絡協

有事の際に、厚生労働大臣や都道府県知事の要請によって、医師法第17条の違法性の阻却を行わなくても歯科医師によるワクチン接種ができるようにする法改正が11月下旬か12月に参議院で可決・成立される見込み。16日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会(堀憲郎会長)の都道府県歯科医師会専務理事連絡協議会で堀会長と柳川忠廣副会長から報告があった。

HPKIカードの需要検証モデル事業を予定-柳川日歯副会長が報告

日本歯科医師会は、HPKIカードの需要を検証するモデル事業の実施を予定している-。都道府県歯科医師会専務理事連絡協議会で柳川忠廣副会長が報告したもの。

12月から公募 日歯が法人の優れた活動を表彰へ

日本歯科医師会は、企業や法人の歯科に関わる健康経営の取り組みを推進するため「健口スマイル推進優良法人表彰」を実施する。12月から応募を募る予定。小山茂幸常務理事が報告した。

労働者向けスクリーニングアプリ 今年度中に発表か

日本歯科医師会は、労働者を対象に歯科口腔保健に関するスクリーニングができるアプリを今年度中にリリースする方向で準備を進めている。山本秀樹常務理事が報告した。

役員報酬引き上げ次期代議員会で議案上程

会長の報酬が月額52万5千円から100万円、副会長が39万9千円から44万6,900円、専務理事が78万7,500円から88万2千円になるなど日本歯科医師会の役員報酬を引き上げる改正案が示された。瀬古口精良専務理事が報告したもので、来年3月の臨時代議員会で議案として上程される予定。

後期高齢者の保険料で厚労省が引き上げの方向性示す-社保審医療保険部会

社会保障審議会の第158回医療保険部会が17日、オンライン上で開かれ、令和6年度以降の後期高齢者の保険料について、賦課限度額の引き上げと所得割率の引き上げで対応する方向性が示された。令和6、7年度の保険料は改正を行わないと年額67万円程度のところ80万円程度になるとの推計値も示された。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、応能負担については理解をしているとした上で、国民の安心、納得が得られる制度設計の重要性を強調し、丁寧な検討を要望した。

令和4年度診療報酬改定の結果検証 特別調査票案を承認-中医協

令和4年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の調査票案が、16日にオンライン上で開かれた中医協総会で承認された。歯科医療機関調査では、「地域医療連携体制加算の届出をしていない理由」「在宅歯科医療推進加算の届出をしていない理由」「通信画像情報活用加算の実施状況」「口腔細菌定量検査の実施状況」などの設問が新設されている。

医療経済実態調査で単月調査の廃止を提案-厚労省

中医協の第56回調査実施小委員会で第24回医療経済実態調査について議論され、単月調査は廃止して抽出率を引き上げる方向性が示された。簡素化や委託費・経費の把握についても具体的な提案があり、日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、委託費の把握について歯科の該当項目など情報の整理・提供を求めた。

薬価改定の対象について範囲などを議論-中医協部会

中医協の第191回薬価専門部会が16日、オンライン上で開かれ、令和5年度薬価改定について議論した。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、歯科の薬剤のマイナス乖離が続いている点を指摘し、解消に向けて慎重な対応を求めた。

厚労省事業で第4回技工シンポジウム 業務のあり方模索

千葉県歯科医師会(高原正明会長)の歯科技工士プロジェクトチーム(砂川稔委員長)は、令和4年度厚生労働省補助事業・歯科技工士人材確保対策事業で「歯科技工士の未来!再発見!」をテーマにした第4回シンポジウムを3日、千葉県浦安市の明海大学浦安キャンパスとウェブで開いた。

WHOが世界口腔保健レポート発行 新潟在住の簗取さん(95歳)がウェビナー出演

世界保健機関(WHO)は11月18日、世界口腔保健レポートを発行し、同日開かれた記念ウェビナーでは、新潟市在住の簗取作次さん(95歳)が登場、口腔の健康づくりを含めた日常生活について、食事、歯みがき、ピアノ演奏などの様子とともに自ら英語でコメントする動画が放映された。ヘルシーエイジングを具現する存在として、日本の高齢者が世界に紹介されたことが大きな意義を持つと見られている。

医療機関でのバイオフィリックデザイン8割が「効果検証なし」

人間が先天的に持っている自然を好む性質に配慮したバイオフィリックデザインは医療機関でも普及が進んでいるが、実際には約8割が導入効果の検証がなされていない。歯科医院、障害者施設、病院などの内外装を手掛けるメディカル・デザイン(本社・東京都中央区、妹尾有純社長)の水口真理子氏が、千葉大学園芸学部と行った文献調査の結果分かったもの。

未来の健口学ぶむし歯予防大会-石川県歯

石川県歯科医師会(飯利邦洋会長)は5日、第43回むし歯予防全国大会「フッ化物で育む未来の健口」を金沢市の石川県立音楽堂交流ホールで開いた。

白板症などがん化の評価蛍光観察装置で可能に-東歯大の柴原氏が報告

蛍光観察装置で蛍光ロス(FVL)だけでなく蛍光亢進(FVA)も把握することで、扁平苔癬や白板症からがん化しているか否かの評価が可能となる-。12、13の両日に横浜市の神奈川県歯科保健総合センターとウェブ上で開かれた日本口腔検査学会学術大会のランチョンセミナーで東京歯科大学名誉教授の柴原孝彦氏が示唆したもの。

シルマーテストは歯科でも算定可能-口腔検査学会で紹介

歯科医療機関で医科的検査「シルマーテスト(涙量測定)」38点を算定してドライアイのスクリーニング、眼科への紹介が可能-。ドライマウス研究会代表の斎藤一郎氏が、12、13の両日に横浜市の神奈川県歯科保健総合センターで開かれた日本口腔検査学会学術大会基調講演の中で説明した。

性差に基づく科学研究推進のために見解発表-学術会議分科会

日本学術会議科学者委員会の男女共同参画分科会(望月真弓委員長・慶応大学名誉教授)は10日、性差に基づく科学研究・イノベーション推進に関する見解を発表した。骨粗しょう症、カンジダ症、鉄欠乏性貧血などは女性に多く見られ、歯科疾患につながりの深い疾患とされており、歯科の一部では専門職の育成が行われている。

総会をリアル開催-日本歯科CP協会

日本歯科コンピュータ協会(=日本歯科CP協会、山中一剛会長)は10日、第27回定期総会を東京都千代田区のワテラスコモンホールで開き、会長の山中氏の再任を含む、新役員人事など全ての議案が承認された。リアル開催は3年ぶり。

歯科医師が使う歯ブラシ・歯磨き粉の1位は……

2年連続で歯科医師が今使っている歯ブラシの第1位は「ルシェロ(ジーシー)」、歯磨き粉の第1位は「チェックアップ(ライオン歯科材)」-。アウトオブザボックス(本社・東京都中央区、水本年成社長)が行った調査によるもの。

柄が100%生分解するスヌーピーデザインの歯ブラシを発売-ファイン

柄が100%生分解するスヌーピーデザインの「MEGURU PEANUTSとうもろこしの歯ブラシ」を、ファイン(本社・東京都品川区、清水直子社長)が14日に発売した。スヌーピーをデザインした生分解する歯ブラシは日本初という。

全国子供の噛む力調査 1位「秋田県」最下位「神奈川県」

「子供の噛む力」ランキング1位は秋田県-。ロッテ(本社・東京都新宿区、牛膓栄一社長))が行った調査によるもの。なお秋田県は、全年齢を対象に行った「噛む力」ランキング(昨年に実施)でも1位だった。

ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー 井桁さんと神尾さんが受賞

今年最も笑顔が輝いている著名人を表彰する「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2022」に、モデルで女優の井桁弘恵さんと俳優の神尾楓珠さんが選ばれた。

10代の半数 口腔機能に疑い症状-日歯が男女1万人に調査

10代の48.3%、20代の40.6%が口腔の機能不全の疑い症状を経験している-。日本歯科医師会(堀憲郎会長)が15歳から79歳の男女1万人に行った「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によるもの。

12月から抜歯等で使用可「吸収性局所止血材」保険適用を承認-中医協

結紮や通常の処置による止血ができない場合に使う吸収性局所止血材「サージセル・アブソーバブル・ヘモスタットMD」が、12月から保険適用され、歯科では抜歯や抜歯窩再掻爬手術、顎堤形成術、上顎骨切除術、上顎骨悪性腫瘍手術、下顎骨部分切除術、下顎骨離断術、下顎骨悪性腫瘍手術で使えるようになる。9日にオンライン上で開かれた中医協総会で承認されたもの。

金パラの告示価格 来年1月から1グラム3,711円に

歯科鋳造用金銀パラジウム合金の告示価格が来年1月から1グラム3,711円と230円増加する。9日にオンライン上で開かれた中医協総会で報告があったもので、7月改定時よりは4円低くなっている。

県民フォーラム3年ぶりに開催-岐阜県歯

岐阜県歯科医師会(阿部義和会長)が「めざそう!歯・口からの健康長寿」をテーマに3日、岐阜市のホテルグランヴェール岐山で「第28回歯と健康の県民フォーラム」を開催した。

盛岡で全国歯科大学同窓・校友会懇話会

第69回全国歯科大学同窓・校友会懇話会(全歯懇)が5日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡本館とウェブで開かれた。当番校は岩手医科大学歯学部同窓会(三善潤会長)で、第70回以降の当番校の選出・承認などが協議され、「岩手から全国へ宮沢賢治に学ぶ」のテーマで講演が行われた。

7割が保険証廃止に反対-保団連の会員調査

全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は4日、医療関係者の7割が保険証廃止に反対し、オンライン資格確認システムを導入した医療機関の4割にトラブルが発生しているとの調査結果の速報値を公表した。その上で、保険証廃止やオン資の原則義務化の撤回、経過措置・除外措置などを求めている。

経営セミナーで原価計算と適正な価格設定など学ぶ-歯技協

日本歯科技工所協会(木村正理事長)は、会員企業を対象とした経営セミナー「原価計算と価格設定」を10月29日、東京都中央区のAP東京八重洲とウェブ上で開き、85人が受講した。

規則改正受け技工テレワーク管理者セミナー-九歯技

九州歯科技工専門学校(=九歯技、松本聖武理事長)は、歯科技工士を対象に「最新の施行規則改正を学ぶテレワーク歯科技工管理者セミナー」を10月30日、福岡県飯塚市の同校で開いた。

「糖尿病」の用語変更を目指す-日本糖尿病協会

「糖尿病」は歴史的用語で病態を正確に表現したものではなく、「尿」という排泄物を含むためスティグマ(烙印)につながる懸念がある-。日本糖尿病協会(清野裕理事長)は7日に開いたメディアセミナーで、糖尿病の用語見直しに言及。同協会は、誤った認識が社会に存在し、糖尿病を持つ人に対するスティグマ、偏見につながっているとして、医学的に妥当で、スティグマを解消するために用語の変更を目指している。

砂糖摂取制限のキャンペーン展開-インド歯科医師会ら

インド歯科医師会(IDA)はこのほど、砂糖摂取制限を呼び掛ける「ノー・シュガー・デー」を展開し、市販の砂糖入り飲料を飲まず、できるだけ水を飲もうと呼び掛けている。

歯数20本未満の高齢者 補綴物で幸福感増加-医科歯科大らが解明

歯が20本未満の場合は、歯科補綴物を使用するか否かで幸福感に違いが出る-。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の相田潤教授と東北大学大学院歯学研究科の小坂健教授、ハゼム・アッバス大学院生らの研究グループが明らかにしたもの。

20代う蝕治療経験者の2割超が抜髄に-歯内療法学会が調査

20代の6割程度がむし歯治療を経験しており、そのうち2割超は抜髄を伴っていることが分かった。日本歯内療法学会(佐久間克哉理事長)が、11月8日の「いい歯の日」に向けた歯の再治療の調査を20代から60代の男女800人を対象に10月28日から31日まで実施したもの。

優れた授業・教員を表彰-岡大

岡山大学(槇野博史学長)は10月28日、教育改革を先導する授業と担当教員を表彰するティーチング・アワードを同大津島キャンパス内の創立50周年記念館で開催した。

磁性アタッチメントの有用性や定義学ぶ-磁気歯科学会学術大会

日本磁気歯科学会(髙田雄京理事長)は、第32回学術大会(會田英紀大会長)を5日、ウェブで開催した。

インタビュー 岩崎万喜子氏がFDI会員連絡・支援委員会委員とWDW副会長に就任

世界歯科連盟(FDI)の「会員連絡・支援委員会委員」と「世界女性歯科医師の会(WDW)副会長」に日本歯科医師会国際渉外委員会委員の岩崎万喜子氏が9月に就任した。同委員会とWDWの概要や役割、今後取り組んでいきたいことなどを岩崎氏に聞いた。

スキャニングを自動化-コアデンタルラボ横浜

コアデンタルラボ横浜(本社・横浜市、陸誠社長)は、国内初となるロボットアームでの模型自動搬送・計測システムによるスキャニング工程の自動化を実現、運用を開始した。

インタビュー ミルクボーイの動画で「口腔機能低下症」など紹介-深田大阪府歯会長

人気漫才コンビのミルクボーイが、M1グランプリで優勝したネタ「コーンフレーク」になぞらえて口腔機能低下症や口腔健康管理を分かりやすく紹介する動画が、大阪府歯科医師会のホームページ上で公開されている。吉本興業(本社・大阪市、岡本昭彦社長)の協力の下、国民向け「生きる力を支える歯科」と歯科医師向け「口腔機能低下症と検査の話」の2本の動画を制作した大阪府歯の深田拓司会長は、「全国の歯科医師会をはじめ、関係団体に積極的に活用してほしい」と呼びかけている。動画を制作した狙いや活用方法などについて聞いた。

秋の叙勲 歯科関係者56人が受章

令和4年秋の叙勲の受章者が3日に発表され、少なくとも56人の歯科関係者が受章していることが分かった。

日歯会長予備選挙 小林慶太氏が出馬に向け会見

日本歯科医師会元常務理事の小林慶太氏は7日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで日歯会長予備選挙に向けて立候補記者会見を開いた。同氏は日歯の改革の必要性を訴え、「組織率の回復」「戦略的シンクタンクの設置」「会員の利益となる歯科IT化の促進」「事務局機能の強化」の四つの基本方針を柱に、「可及的速やかに改革を実行したい」と意気込みを語った。

日歯会長予備選挙 近北地区歯が高橋英登氏推薦

近畿北陸地区歯科医師会の9府県(石川、大阪、京都、滋賀、富山、奈良、福井、兵庫、和歌山)歯会長は6日、日本歯科医師会会長予備選挙に関わる3回目の会長会議を開き、立候補を表明している日本歯科医師連盟会長の高橋英登氏の推薦を決めた。

訪問先でのオン資の仕組み開発へ

社会保障審議会の第156回医療保険部会で「医療保険制度改革」「オンライン資格確認等システム」などについて議論され、後期高齢者の高所得者が支払う年間保険料の上限額の引き上げの提案や、訪問先でオンライン資格確認システムを利用する仕組みの開発に着手する方向性などが示された。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、負担能力に応じて増加する医療費を公平に支え合う仕組み、高齢者の応能負担の方向性には理解を示し、オン資と保険証廃止については慎重かつ丁寧な対応を改めて求めた。

医院継承や人材確保で情報共有-高知で四国歯役員連絡協

令和4年度四国歯科医師会役員連絡協議会が10月29、30の両日、高知市のザ・クラウンパレス新阪急高知で開かれた。29日の全体会では、日本歯科医師会の遠藤秀樹副会長、日本歯科医師連盟の高橋英登会長、比嘉奈津美参議院議員らが来賓として出席し、日歯と日歯連盟の会務報告等が行われた。議事では、医院承継や人材確保について、各県の取り組みや意見などを共有し、日歯と日歯連盟役員がコメントした。30日には各議題を議論する八つの分科会が行われた。

市民ら2,294人が参加 新たな歯科医療を模索-千葉県歯科医学大会

千葉県歯科医師会(高原正明会長)は10月30日、第20回千葉県歯科医学大会「新しい時代の新しい歯科医療を創る」を千葉市の京成ホテルミラマーレとウェブで開き、120周年記念講演やオーラルフレイルに焦点を当てたシンポジウムなどが行われた。デンタルショーや口腔保健大会も併催され、歯科関係者や市民計2,294人が参加した。

創立120周年祝う-千葉県歯科医師会

千葉県歯科医師会(高原正明会長)は10月30日、創立120周年記念式典を千葉市の京成ホテルミラマーレで開いた。

歯科技工問題をシンポで深く議論-「保険で良い歯科医療を」全国連絡会

「保険で良い歯科医療を」全国連絡会(雨松真希人会長)は、「歯科技工問題を考えるシンポジウム」を10月29日、ウェブと東京都新宿区のあいおい生命ニッセイ同和損保新宿ビルで開催した。

8月の歯科診療所数 前月比38増の6万7,755軒

厚労省の施設動態調査による令和4年8月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,755施設で、前月より38増加した。

訃報 岩澤毅氏-元日技常務理事

秋田県歯科技工士会で専務理事、日本歯科技工士会で常務理事などを務めた岩澤毅(いわさわ・つよし)氏は10月19日に死去した。62歳。葬儀は24日に親族のみで執り行われた。

令和4年7月の歯科医療費-社保・件数1.6%増、点数1.4%増

社会保険診療報酬支払基金による令和4年7月診療分の歯科の件数は1,376万1千件、点数は168億1,899万4千点で、前年同月に比べ件数は1.6%、点数は1.4%それぞれ増加した。

令和4年7月の歯科医療費 国保・市町村の金額1.3%増加

国保中央会がまとめた令和4年7月診療分の歯科医療費は市町村が589億円で、対前年同月比で1.3%増加。組合は50億円で0.7%増加。後期高齢者は581億円で8.4%増加した。

歯の喪失による死亡リスク増 大幅な体重減少が関連-東北大

65歳以上高齢者の追跡調査で、歯が19本以下だった人は、20本以上の人に比べて死亡リスクが1.28倍高く、その13.1%に大幅な体重減少が関係していると分かった。東北大学大学院歯学研究科の草間太郎助教らが明らかにしたもので、歯の喪失による死亡リスクの上昇において、栄養状態の悪化が重要なメカニズムの一つとなる可能性が示唆された。

MFT学会創立20周年「過去・現在・未来」テーマに記念大会

日本口腔筋機能療法(MFT)学会(坂本輝雄会長)は、第20回学術大会(大野粛英大会長)を10月26日から2日間、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開催した。「MFTの過去・現在・未来」を大会テーマに特別講演や教育講演、シンポジウム、一般口演が行われた。

九州大学大学院歯学府 初の修士課程設置

九州大学大学院歯学府(石橋達朗総長)は、来年4月に設置する「口腔科学専攻修士課程」の説明会をオンラインで開いた。

ケルン国際デンタルショー開催へ

2年に1度開かれる世界最大の歯科の見本市「ケルン国際デンタルショー(IDS)」開催まで5カ月を切る-。来年3月14~18日の5日間、ドイツ・ケルン市のケルンメッセ会場で行われるIDSの周知を目的に、運営事務局のケルンメッセが記者発表を東京都中央区のハイアットセントリック銀座東京で10月26日に行った。

日本歯磨工業会 新コンセプトメッセージの作品募集で最優秀賞は堀田千咲野さん

日本歯磨工業会(濱逸夫会長)は、新コンセプトメッセージ「歯みがきで心と体を健やかに」を描いたイラストの最優秀賞「日本歯磨工業会 会長賞」に、福井県在住の堀田千咲野さんの作品を選んだ。10月20日にオンラインで会長賞の表彰式が行われ、堀田さんに賞状と賞金10万円が授与された。

『デンタルフィットネスの教科書』著者の高橋翔太氏に聞く

『デンタルフィットネスの教科書』(サンライズパブリッシング刊)がこのほど発刊された。著者は、医療法人社団しん治歯科医院COOで、日本で唯一のストック型歯科医院専門コンサルタント兼歯科医院経営者の高橋翔太氏。本書によれば「デンタルフィットネス」とは、保険診療による予防歯科とのことだが、3カ月先まで予約が埋まるデンタルフィットネスとは何かを著者に聞いた。

中日ドラゴンズ選手らに「アスリート歯科健診」-愛知県歯

愛知県歯科医師会(内堀典保会長)は10月8日と20日、名古屋市のナゴヤ球場屋内練習場の一室で中日ドラゴンズの選手やコーチ、スタッフの計62人に「アスリート歯科健診」を行った。

オン資 60歳以上の日歯会員調査「対応困難」2割

日本歯科医師会の60歳以上で電子媒体請求をしている会員のうち、約2割がオンライン資格確認への対応が困難と回答した-。10月27日の日歯の定例記者会見で堀憲郎会長がアンケート調査結果の速報版を紹介。調査結果から必要と思われる対応を整理し、「高齢でレセプト件数の少ない医療機関へのオンライン資格確認導入の義務付け除外」や「インターネット環境が整わない場合の猶予、義務付けの除外」などを公明党と自民党のヒアリングで要望したと明かした。

医療経済実態調査で技工委託費の把握も検討か

医療経済実態調査で、これまで把握していなかった歯科技工の委託費が調査項目に盛り込まれる可能性が出てきた。10月26日にオンライン上で開かれた中医協の調査実施小委員会で、第24回医療経済実態調査をどのような内容にするかの議論がスタート。調査の在り方、調査項目、有効回答率の向上などについて論点が示され、委員の意見を求めた。

オミクロン株対応ワクチン 内閣府副大臣が日歯に接種の協力要請

日本歯科医師会(堀憲郎会長)が、新型コロナウイルスのオミクロン株対応2価ワクチンの接種について国から協力要請を受けている。10月21日に日歯が公表したもので、20日に厚生労働副大臣・内閣府副大臣(新型コロナワクチン接種推進担当)の伊佐進一氏と日歯の堀会長、柳川忠廣副会長、瀬古口精良専務理事が面談した。

令和4年度日歯生涯研修セミナー 2回で2,532人受講

初めて会員個人へのリアルタイム配信を導入した日本歯科医師会の令和4年度生涯研修セミナーが、全4回のうち2回を終え、すでに前年度と同レベルの2,532人が受講している。10月27日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日歯の定例記者会見で尾松素樹常務理事が報告した。

歯科医によるワクチン接種3万3千人が協力

新型コロナウイルスワクチン接種は、昨年5月から今年9月末まで、歯科医師延べ3万2,983人が計189万6,222回接種している。10月27日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会の定例記者会見で配布された資料によるもの。

歯科医5人に行政処分

厚労省は10月21日、前日の医道審議会医道分科会の答申を踏まえて、医師12人、歯科医師5人の行政処分を発表した。歯科の処分は、「診療報酬不正請求」で歯科医業停止3カ月が4人、「傷害」で戒告が1人。その他、厳重注意も医師14人、歯科医師5人が受けている。

日歯会長予備選挙 柳川忠廣氏が出馬表明

日本歯科医師会副会長の柳川忠廣氏は10月27日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で次期日歯会長予備選挙に向けた出馬表明記者会見を開いた。柳川氏が「継続と改革、そして調和~One for All,All for One」をスローガンに、国民への情報発信強化、日本歯科医師連盟との連携強化など取り組むべき課題、出馬する決意を表明。さらに推薦を決めた県歯科医師会会長らも駆けつけ、応援メッセージを送った。

物価高騰で歯科診療所の経費 月15万円増加-日歯連盟が試算

物価高騰によって、歯科診療所でかかる経費が、7月分は前年より14万1,362円、8月分は15万9,014円増加している。日本歯科医師連盟(高橋英登会長)が試算したデータによるもので、10月27日の理事会後の記者会見で示された。

オン資ランニングコスト 毎月1万7千円

オンライン資格確認導入によって生じるランニングコストは毎月1万7,215円。日本歯科医師連盟が試算したもので、10月27日の理事会後の定例記者会見で報告があった。

優良校112校など表彰-全国学校歯科保健研究大会

第86回全国学校歯科保健研究会大会が10月20日、「口腔から全身の健康づくりを目指して~未来の生活を支える学校歯科保健」のテーマで山梨県のYCC県民文化ホールとウェブで行われた。

地域包括ケアテーマに学術大会-歯科薬物療法学会

日本歯科薬物療法学会(松野智宣理事長)は、「地域包括ケアを支える歯科薬物療法」をテーマに第42回学術大会(上川善昭大会長)を10月1日から2日間、ウェブで開催し、17日から31日までオンデマンド配信を行った。

低酸素での幹細胞活性 歯髄の再生を促進

低酸素で活性化する幹細胞を歯髄の再生に活かすことができる-。香港大学歯学部のワルナ・L・ディサナーヤカ博士(口腔生物学)らの研究グループが実証した。

小学校5年生と6年生 歯列不正が約5割

小学校5年生と6年生のうち、約5割が歯列不正である。ライオン(掬川正純社長)と弘前大学(福田眞作学長)、青森県黒石市が共同で明らかにしたもの。

ブレーススマイルコンテスト14日まで一般投票-日臨矯

日本臨床矯正歯科医会(野村泰世会長)主催の矯正治療中の笑顔の写真を表彰するブレーススマイルコンテスト「さあ、笑顔を解き放とう!」の選考が進んでいる。すでに入賞12作品が決まり、上位入賞者を決める一般投票が公式ホームページで11月1日から14日まで実施される予定だ。

カムカム弁当で高齢者に咀嚼の重要性を伝える-東京医科歯科大

フレイル予防は、特に栄養摂取の入口である口腔機能の低下(オーラルフレイル)予防が重要との考えの下、東京医科歯科大学(田中雄二郎学長)とあいおいニッセイ同和損害保険(=AD損保、新納啓介社長)が、口の健康と食をテーマとしたオーラルフレイル予防事業「カムカム健康プログラム」を地域在住の高齢者を対象に9月から実施している。

くちを大きく考えるシンポ 女優の杉本彩さんが特別講演

「第3回くちを大きく考えるシンポジウム」(主催・野村クリエイト)が10月23日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。いびき、癌、味覚、統計学、痛み、摂食嚥下をテーマとした講演など、多彩な企画が催され、特別講演では、女優で美容家の杉本彩さんが出演してのトークショーが行われた。

セミナー事前鼎談 米国歯科衛生士のスタンダード「プロフィー」とは

アメリカの歯科衛生士の9割が実践しているという予防診療「Prophylaxis(プロフィー)」を学べるセミナーを、日本アインチエイジング歯科学会(松尾通会長)が11月、12月に開催する。セミナー講師は、ハワイで歯科衛生士として活躍する、ハワイデンタルアカデミー代表のMie Choe氏。プロフィーの概要や、日本の歯科診療に導入するメリットなどを、Choe氏と既に日本で実践している歯科衛生士の宮田夏絵氏(宮田歯科クリニック)、高木佐知子氏(たかぎ歯科医院)に聞いた。

第5回メディカルジャパン東京 歯科関連器材も展示

第5回医療・介護・薬局Weak東京(メディカルジャパン東京)が10月12日から14日まで千葉市の幕張メッセで開催された。主催はRX Japan(本社・東京都新宿区、田中岳志社長)。
ルーペなど診療補助用具、感染予防対策品など歯科に関連した展示も見られた。