日本歯科新聞デジタル版を読む        

山口教授

国試5千題をAIが学習 試験問題を自動作成-神歯大

歯科大学・歯学部で教員によっては年間50時間以上にも及ぶと言われる試験問題の作成。その作問を自動で行ってくれるアプリケーション「EQIO」を、神奈川歯科大学歯学部歯科矯正学講座歯科矯正学分野主任教授の山口徹太郎氏らを中心とする学内委員会とEDIAND(本社・東京都江東区、副田義樹社長)が開発した。同大ではすでに一部の教科の試験を「EQIO」で作問しており、将来的には各種試験での活用を目指している。

健康経営企業など表彰へ-日歯が来年1月20日まで受付

日本歯科医師会(堀憲郎会長)が、口腔の健康増進に積極的に取り組む企業等法人を募集・表彰する「健口スマイル推進優良法人表彰」の応募受付が15日から始まった。同日の定例記者会見で堀会長と小山茂幸常務理事が報告したもので、応募締め切りは来年1月20日。

歯科医師資格証の需要・使用頻度を検証へ-日歯

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、HPKIカード(歯科医師資格証)発行を希望する歯科医師の窓口となり、MEDIS(医療情報システム開発センター)に送付する「HPKI需要検証事業」を開始する。15日の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告したもので、カードの需要や使用頻度(電子処方箋の発行状況)などを把握して将来の需要予測を図るのが目的。諸経費の一部を国と日歯が助成し、従来の半分以下のコストで発行できる可能性も示唆した。

オン資義務化に経過措置の可能性-堀日歯会長が示唆

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、オンライン資格確認の原則義務化について、近日中に中医協で経過措置等の方針案が示されるとの認識を示し、「日歯としては、引き続き混乱がないように現場の声をしっかりと主張して経過措置に反映させていきたい」と述べた。15日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた定例記者会見で触れたもの。

医療経済実態調査 中医協で要綱承認

第24回医療経済実態調査の要綱案が、14日にオンライン上で開かれた中医協の第533回総会で承認された。調査項目では、単月調査の廃止や、「委託費」の「人材委託費」等の内訳に「紹介手数料」、「経費」に「水道光熱費」を追加するなどしている。

訃報 永山一行氏

北海道歯科医師会会長や日本歯科医師会代議員を務めた永山一行(ながやまかずゆき)氏が18日、死去した。89歳。

訃報 浅野薫之氏

千葉県歯科医師会会長や日本歯科医師会代議員を務めた浅野薫之(あさのしげゆき)氏が18日、死去した。82歳。

可撤式部分床義歯で生命予後の改善を確認-イギリス・リーズ大学ら

可撤式の部分床義歯を装着すると、同じ程度に歯が欠損していながら補綴されていない場合に比べて生存期間が26%改善した-。イギリス・リーズ大学のNasir Zeeshan Bashir氏をはじめ、シェフィールド大学、キングスカレッジ・ロンドンなどの歯科医学、統計学の研究グループが明らかにしたもの。

石福金属に聞く パラジウムの相場動向

今年は、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う物価の上昇に頭を悩ませながら、慣れてきたコロナ禍の生活に、3年ぶりの「○○再開」など、コロナ禍前の生活も一部取り戻す1年になった。貴金属価格も影響を受けていることから、「パラジウム価格の相場動向と今後の価格変動の見通し」を、貴金属総合メーカーの石福金属興業に聞いた。

業界初 「回遊型展示」とは?-小野・横浜デンタルショー運営委員会委員に聞く

来年1月8、9の両日に開催される「横浜デンタルショー」が、デンタルショー初の「回遊型(一方通行)展示」で実施されるという。レイアウトを担当した同デンタルショー運営委員会委員・横浜市歯科医師会所属の小野清一郎氏に回遊型展示の見どころなどを聞いた

歯科ディーラー・アンケート 83%が「歯科用局所麻酔剤」不足

83.3%の歯科ディーラーが「歯科用局所麻酔剤が不足」と回答-。本紙が実施した「歯科ディーラー・アンケート」によるもの。調査は、11月14日~28日に全国の歯科商店600社を対象にFAX送信で実施。うち25社42人から回答を得た。

会見後に握手を交わす左から小林氏、高橋氏、柳川氏

日歯会長予備選挙 立候補予定者3氏が共同会見

日本歯科医師会会長予備選挙立候補予定者3人の共同記者会見(歯科記者会主催)が7日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれた。日歯元常務理事の小林慶太氏、日本歯科医師連盟会長の高橋英登氏、日歯副会長の柳川忠廣氏がそれぞれ立候補の理由や、短期・中長期的な目標などの質問に答えた。

「健康寿命をのばそう!アワード」 茨城県境町なかい歯科が「食育カフェ」が受賞

健康増進や生活習慣病予防として優れた取り組みを行う企業や団体、自治体を表彰する「第11回健康寿命をのばそう!アワード」(厚生労働省、スポーツ庁主催)で、茨城県境町のなかい歯科クリニック(中井巳智代院長)の口腔育成と食の大切さを学ぶ食育カフェ「Oyako食堂ごはんの樹」が母子保健分野の厚生労働省子ども家庭局長優秀賞(団体部門)に選ばれた。

日歯連盟政治セミナーで自民党副総裁の麻生太郎氏ら講演

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は2日、東京都千代田区のベルサール九段で第4回政治セミナーを開いた。「『主張』を『実現』させる組織になる」「確実に票読みができる体制を整え、各種選挙に確実に当選させ得る強い・勝つ組織になる」をコンセプトとしたもの。政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が「岸田政権はどうなるか~日本政治の舞台裏」について、自由民主党副総裁で元内閣総理大臣の麻生太郎氏、自民党参議院幹事長代行の丸川珠代氏が講演。また、日歯連盟顧問で参議院議員の山田宏氏、比嘉奈津美氏がランチョンセミナーで話した(講演は非公開)。

令和4年薬価調査 乖離率の速報 歯科はマイナス4.3%

厚労省は、令和4年医薬品価格調査(薬価調査)の速報値を2日の中医協薬価専門部会で報告した。薬価と市場での取引価格との開きを表す平均乖離率は7.0%だったが、歯科用薬剤の乖離率はマイナス4.3%、特に歯科用局所麻酔剤はマイナス10.5%となっている。

九州、中国・四国地区歯役員連絡協 オン資など協議

九州、中国・四国地区歯科医師会役員連絡協議会が3日、松山市のANAクラウンプラザホテル松山で開かれた。日本歯科医師会と日本歯科医師連盟の会務報告、オンライン資格確認等に関する協議が行われたほか、次期日本歯科医師会監事選挙の候補者を九州地区から選出することが確認された。また次年度開催県は熊本となった。

東京デンタルフェスティバルで正しい口腔ケア紹介

東京都歯科医師会(井上惠司会長)とグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン(本社・東京都港区、野上麻理社長)が4日、「これからはじめる口腔ケア~正しいセルフケアとプロフェッショナルケアを学ぼう」をテーマにオンライン上で東京デンタルフェスティバル2022を開催した。

9月の歯科診療所数 前月より4増加の6万7,759施設

厚労省の施設動態調査による令和4年9月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,759施設で、前月より4増加した。

とろみ調整食品が食後血糖上昇を抑制-医科歯科大が研究で解明

誤嚥防止に用いられるキサンタンガム系とろみ調整食品が食後血糖の上昇を抑制すると動物実験で判明した。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の片桐さやか准教授、同大摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授、中川量晴准教授、長澤祐季大学院生の研究グループが同大認知神経生物学分野の上阪直史教授、東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター分子遺伝学研究部の廣田朝光准教授と共同研究で解明した。

磁性アタッチメントのペースメーカーへの影響 日歯医学会が「考え方」に追記

日本歯科医学会(住友雅人会長)が、「磁性アタッチメントを支台装置とする有床義歯の診療に対する基本的な考え方」にペースメーカーへの影響を追記して1日に公開した。

「いい唾液の日」に唾液ケア研究会第1回学術集会

日本唾液ケア研究会(槻木恵一理事長)は、11月28日の「いい唾液の日」に合わせ、第1回学術集会を横浜市の神奈川県歯科保健総合センターとウェブ上で開かれた。歯科医療関係者のほか、言語聴覚士や栄養管理士など200人以上が参加した。

矯正歯科治療興味持つ理由「コンプレックス」8割

矯正治療に興味を持ったきっかけで最も多いのは、「自分の歯並びにコンプレックスがあった」8割-。イーライン矯正歯科(竹元京人理事長)が、7月12日から9月13日まで、初診相談を受けた男女153人に実施した調査結果によるもの。

広告規制・バーコード表示 説明-医機連

日本医療機器産業連合会(=医機連、三村孝仁会長)は11月29日、「広告規制・バーコード表示法制化に関する医機連の取り組み」と題したメディア向けセミナーをオンライン形式で開いた。同会法制委員会副委員長の矢吹宗男氏と企業倫理委員会副委員長の三苫真氏が「医療機器の広告規制に関する医機連の取り組みについて」を説明。

「今こそ女性歯科技工士を採用してみませんか?」の著者・岩崎氏に聞く

若者の歯科技工士離れによって、2000年頃まで72校あった歯科技工士養成機関は閉校が相次ぎ、2019年に50校を割った。そんな歯科技工士離れ解決の糸口になるような『今こそ女性歯科技工士を採用してみませんか?』(インターアクション刊)という本が出版された。著者は鹿児島で歯科医院を開業する岩崎由美氏。そして、そこに勤務する2人の歯科技工士が執筆に参加している。女性歯科技工士の存在は、スタッフ兼専門職としてマルチに活躍できる人材の「宝」と語る岩崎氏に、採用のきっかけや医院経営のメリットなどを聞いた。

トップランナーインタビュー/保健師から学ぶ患者の健康管理術

地域の健康課題へのアプローチが専門分野といえる行政の保健師として長く活躍、日本初のSNN(ソーシャルネットナース)である野原暁美氏に、歯科医師やデンタルスタッフが来院する患者さんの健康状態をいち早く見抜き、病気を未然に防ぐためのポイントを聞いた。

ライオンが「根面う蝕予防歯磨剤」の特許で「発明奨励賞」受賞

ライオン(本社・東京都墨田区、掬川正純社長)の「根面う蝕予防歯磨剤」と「高保湿タイプ液体皮膚洗浄剤」の特許が、発明協会(内山田竹志会長)主催の「令和4年度関東地方発明表彰」において「発明奨励賞」を受賞した。表彰式は11月18日に山梨県のベルクラシック甲府で行われた。

20代の17%「歯周病知らない」-サンスター調査

成人の約5割が「この先、永久歯を抜く経験をする可能性がある」と感じている-。サンスターグループ(=サンスター)が「いい歯の日」(11月8日)に合わせて実施した歯周病に対する意識や口腔ケアに関する調査によるもの。全国の20歳以上の男女1,100人(20、30、40、50代、60歳以上の男女各110人ずつ)を対象に7月7日にインターネットで実施した。

医師の自見英子議員「妊産婦の歯科健診 義務化を」

医師の自見英子参議院議員は、国民皆歯科健診への取り組みを踏まえて、妊産婦への歯科健診の義務化を進めてほしいと、11月25日に開かれた国民歯科問題議員連盟で訴えた。

小山日歯常務理事が紹介『デンタルクエスト』の新刊発売

日本歯科医師会が協力している、歯科衛生士を主人公に歯科界の最先端を描くコミック『デンタルクエスト』(集英社)の4巻が発売された。11月30日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日歯の都道府県歯科医師会広報担当理事連絡協議会で小山茂幸常務理事が紹介。「多くの方に読んでほしい。今後も連載が続けば、ドラマ化も検討されるという話もあるので、ぜひ、応援をお願いしたい」と呼び掛けた。

8年ぶりの広報担当理事連絡協で広報の在り方学ぶ-日歯

日本歯科医師会(堀憲郎会長)の令和4年度都道府県歯科医師会広報担当理事連絡協議会が11月30日、東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた。8年ぶりの開催で、日歯の広報活動について報告があった他、研修では東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野准教授の奥原剛氏が「行動変容のためのヘルスコミュニケーション」について講演、講演を踏まえての啓発チラシ作成のグループワークも行われた。

「新執行部を見据え来年度事業を計画」-堀日歯会長

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、来年度事業計画について、「2040年を見据えた歯科ビジョン」の具体的アクション展開を継続しつつ、「新執行部が新しい視点で取り組むことを想定した拡張性と自由度のある内容にしてほしいと各所管にお願いしている」と明かした。11月24日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた定例記者会見で述べたもの。

第31回日本医学会総会 来年4月、東京で開催

第31回日本医学会総会(春日雅人会頭)が来年4月21日から3日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムおよび近郊で開かれ、歯科に関する特別講演やシンポジウム、市民向けセッションも行われる。11月24日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会の定例記者会見で堀憲郎会長と尾松素樹常務理事が報告した。

歯科医による新型コロナワクチン接種189万8201回に

新型コロナウイルスワクチンは、昨年5月から今年10月末まで延べ3万3005人の歯科医師が、累計189万8,201回の接種に協力している。11月24日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会の定例記者会見で示された資料によるもの。

大阪府歯が無償提供のミルクボーイ歯科啓発動画 約60団体が活用

お笑いコンビのミルクボーイが出演する動画「生きる力を支える歯科(国民向け)」「口腔機能低下症と検査の話(歯科医師向け)」が、都道府県や郡市区の歯科医師会、同窓会だけでなく、企業、市役所、歯科衛生士会など60団体ほどのイベントで活用されている。大阪府歯科医師会(深田拓司会長)がホームページ上で公開、無償提供している動画で、これまでストリーミング方式での提供に限られていたが、11月17日からは、CDによるデータ提供が可能となり、オフラインでも放映できるようになった。

日歯会長予備選挙 柳川氏が総決起大会

来年2月の日本歯科医師会会長予備選挙に出馬の意向を示した柳川忠廣氏の後援会「廣楠の会」は11月23日、静岡市のホテルアソシア静岡で選挙に向けて総決起大会を開いた。

日歯会長予備選挙「チーム高橋」が集会

日本歯科医師会の会長予備選挙に立候補を表明している日本歯科医師連盟会長の高橋英登氏を支援する「チーム高橋」が発足した。4日には東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで「『日歯』のあるべき姿を語る会 『チーム高橋』発足集会」が開かれ、約140人が集まった。

東京・浅草歯科医師会 創立110周年を祝う

東京の浅草歯科医師会(鬼久保至彦会長)は11月26日、東京都台東区の浅草ビューホテルで創立110周年記念式典・祝賀会を開いた。

予算獲得に向けて日歯・連盟が要望-国民歯科問題議員連盟総会

国民歯科問題議員連盟(関口昌一会長)の総会が11月25日、東京都千代田区の参議院議員会館で開かれた。議題は役員案と令和5年度歯科関係税制改正、同予算案などで、日本歯科医師会の堀憲郎会長、日本歯科医師連盟の高橋英登会長が改めて来年度予算や昨今の物価高騰への対応などを要望した。

神奈川県歯連盟創立70周年記念 菅前総理と河野大臣が講演

神奈川県歯科医師連盟(鶴岡裕亮会長)は創立70周年記念講演会を11月20日、横浜市の神奈川県歯科医師会館で開いた。第99代内閣総理大臣の菅義偉衆議院議員が「菅内閣の成果とこれからの日本」、デジタル大臣・内閣府特命担当大臣の河野太郎衆議院議員が「我が国の未来」と題して講演した。

自民党・スポーツ歯科支援議連が総会 マウスガード普及状況など確認

自民党の「スポーツ歯科を支援する議員連盟」の総会が11月29日、東京都千代田区の参議院議員会館で開かれ、日本スポーツ歯科医学会の安井利一理事長と日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト協議会の杉山義祥会長が国内外のマウスガード普及状況などについて講演した。

物価高騰対策の交付金で「まだ給付の可能性ある」-村上日歯連盟副会長

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)の村上恵一副会長は、物価高騰に対する地方創生臨時交付金について、12月の補正予算も踏まえて諦めずに都道府県や市町村に働き掛けることで給付が決まる可能性があると説明した。11月25日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた理事会後の記者会見で述べたもの。

令和2年度国民医療費 歯科は3兆22億円

令和2年度国民医療費で、歯科医療費は3兆22億円だった。同統計が歯科医療費を把握し始めた昭和37年度以降、過去最高だった前年度と比べて128億円、2.5%減少した。医療費総額は前年度より1兆4,230億円、3.2%減の42兆9,665億円で、歯科の構成割合は前年度より0.2ポイント増の7.0%だった。

令和4年8月の歯科医療費・社保 件数1.3%増、点数1.8%増

社会保険診療報酬支払基金による令和4年8月診療分の歯科の件数は1,317万6千件、点数は158億3,704万2千点で、前年同月に比べ件数は1.3%、点数は1.8%それぞれ増加した。

令和4年8月の歯科医療費・国保 市町村の金額、1.1%増加

国保中央会がまとめた令和4年8月診療分の歯科医療費は市町村が544億円で、対前年同月比で1.1%増加。組合は47億円で0.5%増加。後期高齢者は539億円で8.0%増加した。

歯科健診の受診頻度「年に1回以上」4割-ライオン調べ

歯科医院で1年に1回以上、歯科健診を受診する人は4割程度で、女性の方が男性より高い傾向にあった。ライオン(本社・東京都墨田区、掬川正純社長)が、歯科医院で受ける歯科健診に関するアンケートを15歳から69歳の男女1千人を対象に9月28日から10月3日まで実施したもの。

満足度が最も高い歯科医師年収600万円の勤務医

歯科医師(開業医・勤務医・非常勤・その他)の中で、満足度がもっとも高いのは、「年収500万~600万円」の「勤務医」だった-。デンタルサポート(本社・千葉県千葉市、草深多計志社長)が行った意識調査によるもの。

「医療DX化には患者RWDが必須」-インテグリティ・ヘルスケアの武藤会長

医療のデジタライゼーションからDX化(デジタル・トランスフォーメーション)への転換には、患者のRWD(リアル・ワールド・データ)の広範な活用が必須―。医療のDX化推進の最前線を開拓しつつ、医師として訪問診療の第一線でも活躍するインテグリティ・ヘルスケアの武藤真祐会長は11月22日、米国研究製薬工業協会(PhRMA)が開催したセミナーで講演。

歯学教育モデル・コア・カリキュラム改訂版を公表

「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」の令和4年度改訂版を、文部科学省が11月18日に公表した。6年度の入学生から適用されるもので、「医師/歯科医師に求められる基本的な資質・能力」の共通化では、「IT、情報・科学技術を活かす能力」「GE、総合的に患者・生活をみる姿勢」が新設されている。

東北大・草間太郎助教ら砂糖摂取と歯周病関連性をレビュー

砂糖の摂取量と歯周病との関連を示す疫学研究はあるものの、現時点で因果関係を示すエビデンスは限定的―。東北大学大学院歯学研究科の草間太郎助教らの系統的レビュー結果によるもので、『Nutrients』電子版(10月22日)に掲載された。

SDGs&UHC焦点に健康考える-関東甲信越歯科医療管理学会

関東甲信越歯科医療管理学会(尾﨑哲則理事長)は、第28回学術大会(七沢久子大会長)を11月20日、山梨県甲府市の歯科医師会館で開催した。「歯科医療管理学からみるSDGs&UHCを考える~自立歩行ができる健康寿命の延伸」の大会テーマで特別講演や基調講演、教育講演、シンポジウムなどが行われた。12月2日までオンデマンド配信された。

創立50周年を祝う-鶴見大学歯学部

鶴見大学(中根正賢学長)は11月20日、歯学部創立50周年記念式典・記念講演を横浜市の鶴見大学記念館で開催した。

対談「SJCD」×「補綴歯科学会」トップ臨床家の症例一般化・共有を目指す

日本補綴歯科学会(馬場一美理事長)と日本臨床歯科学会(=SJCD、山﨑長郎会長)は、7月の学術大会の連携共催を皮切りに相互連携を推進している。基礎・臨床研究のプロフェッショナルが集まる補綴歯科学会と、スタディグループで世界トップクラスの会員数を誇り、包括臨床のスペシャリストが多く所属するSJCDが協調して活動することで、より良い歯科医療の一般化・共有を目指している。馬場理事長と山﨑会長に連携の経緯や今後の展望などについて聞いた。

高齢者も飲みやすい“コメダの味”の「とろみコーヒー」

コメダ(本社・名古屋市、甘利祐一社長)とクリニコ(本社・東京都目黒区、中林將宏社長)、石光商事(本社・神戸市、石脇智広社長)で共同開発した、飲み込みに不安のある人向けインスタントコーヒー「とろみコーヒー」が11月11日に発売された。翌日の愛知県健康づくり振興事業団による健康公開講座でコーヒーを監修した朝日大学大学院歯学研究科准教授の谷口裕重氏が紹介。「新食感コーヒー」として飲み込みに不安がある高齢者だけでなく、若者など幅広い年代層をターゲットにしている。

5年ぶりにフェア開催-UKデンタル

UKデンタル(本社・熊本市、慶田隆社長)は11月26、27日の両日、「第8回UKデンタルフェア」を熊本県のグランメッセ熊本で開いた。1,245人が来場した。

タカラベルモントの白井さん「なにわの名工」を受賞

大阪府と大阪府職業能力開発協会(小原英夫会長)、大阪府技能士会連合会が主催する「令和4年度大阪府職業能力開発促進大会」で、タカラベルモント(本社・大阪市、吉川秀隆会長兼社長)の大阪工場技術部所属の白井宏典氏が「大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)」を受賞した。理美容サロンや医院向けの特殊な椅子の張り技術が認められたもので、同工場で働く同賞の受賞は7人目。

アソインターナショナルとGENOVA 東証上場へ

歯科関連企業2社の東京証券取引所への新規上場が11月18日に承認された。アソインターナショナル(本社・東京都中央区)がスタンダード市場に、GENOVA(本社・東京都渋谷区)がグロース市場に上場する。2社の上場予定日は12月23日。