日本歯科新聞デジタル版を読む        

口腔清掃でコロナ重症化リスク軽減「知ってる」7.3%—日歯が国民に意識調査

国民の4割は、歯周病によってウイルス感染しやすくなる可能性を認知しているものの、口腔清掃がインフルエンザ感染リスクを下げることを知っているのは2割に留まり、新型コロナウイルス感染の重症化リスクを軽減する可能性については1割を切っている。日本歯科医師会が全国の15~79歳の男女1万人に行った「歯科医療に関する—般生活者意識調査」によるもの。

施設基準の届出状況 「外来環1」2万7,703件、「CAD/CAM冠」5万2,546件

令和元年7月1日時点の施設基準の届出状況で、「歯科外来診療環境体制加算」の1は2万7,703施設、2は515施設とそれぞれ前年よりも4,655、53増えた。16日の中医協総会で報告があった。

令和元年度の歯科概算医療費で活性化の伸びは約400億円

初めて3兆円を超えた令和元年度の歯科概算医療費で、前年度比プラス574億円(1.93%増)のうち、金属材料の価格上昇分や消費税率引き上げの補填分を差し引いた純粋なプラス額は、396億円(1.34%増)となる。24日の日本歯科医師会の定例記者会見で堀憲郎会長が推計結果を紹介した。

慰労金の申請締め切りに注意を呼び掛け—日歯

1歯科診療所に勤務し、患者と接する医療従事者1人に5万円が支給される「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」で、大阪と大分の2府県は9月30日で申請が締め切られる。日歯の瀬古口精良専務理事が定例記者会見で注意を呼び掛けた。

菅内閣発足で口腔健康管理の徹底などに期待—日歯•堀会長 

日本歯科医師会の堀憲郎会長は17日、自民党総裁の菅義偉氏が第99代首相に就任し、菅新内閣が発足したことを受けてコメントを発表し、口腔健康管理の徹底や歯科医療提供体制の維持•強化などへの取り組みに期待を示した。

中医協で新型コロナの歯科への特例の検討求める—日歯の•林常務

新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の特例として、特定集中治療室管理料等が算定できない—般病棟で、呼吸不全状態となる中等症Ⅱ以上の臨床像の患者を診た場合、救急医療管理加算の5倍相当(4,750点)の加算を算定できるようになる。14日に持ち回り形式で行われた第465回中医協総会で承認された。

菅内閣 厚労相に田村憲久氏、官房長官は加藤勝信氏、文科相は萩生田光—氏

第202回臨時国会で菅義偉氏が第99代の首相となり、菅内閣が発足した。 前厚労相の加藤勝信氏は官房長官に、厚労相には田村憲久氏が就任した。萩生田光—文科相は再任した。

選定療養 金属床の総義歯報告は6,916施設

保険適用外の治療を、保険適用の治療と併せて行える選定療養の報告状況で、「金属床による総義歯の提供」は1年間で6,916施設から報告があり、1床当たりの平均額は28万1,121円だった。平成28年から令和元年まで4年分の7月1日時点の数を集計したもので、16日の中医協総会で報告があった。

社保審介護給付費分科会で連携施設への加算検討求める—日歯

社会保障審議会の第185回介護給付費分科会が14日、ウェブ上で開かれ、令和3年度介護報酬改定に向けて「自立支援•重度化防止の推進」について議論をした。口腔と栄養に関しては、介護保険施設での効果的•効率的な口腔•栄養管理の方策などが論点として挙げられ、日本歯科医師会の小玉剛常務理事は、歯科医療職と連携して食事に関する個別相談や研修会を実施する施設等への新しい体制加算の充実の検討を求めた。

大病院の定額負担、地域等に応じた慎重な議論要望—社保審部会で日歯•林常務

社会保障審議会の第130回医療保険部会が16日、オンライン上で行われた。医療保険制度改革に向けて議論されている大病院の定額負担の拡大について、日本歯科医師会の林正純常務理事は、地域によっては大病院が直接、歯科外来患者の受け皿になっているとして、慎重な議論を求めた。

岐阜県歯の会員、PCR検体採取に参加

岐阜県•羽島歯科医師会の河合悟会長が4日、羽島郡医師会主体の岐阜地域外来•検査センターでPCR検査の検体採取を行った。県歯科医師会が11日に公表したもので、今月中に他の会員2人も出務する予定。

国民皆歯科健診を実現する勉強会で医療費の抑制効果示す

国民皆歯科健診を実現する勉強会(古屋圭司会長•衆議院議員)が23日、衆議院第二議員会館で開かれ、デンソー健康保険組合常務理事の齋藤隆夫氏が「歯科口腔衛生の向上で健康寿命の延伸へ~データで検証した有効性」と題して講演。歯科健診の受診で医科医療費が抑制できるデータを示した。

「P重防」関連で要望—東京歯科保険医協

東京歯科保険医協会(坪田有史会長)は11日、メディア懇談会を開き、加藤開副会長が2020年度診療報酬改定に関して厚労省に要望している事項についての趣旨説明をした。

理事長に南部氏—日本歯科技工所協会

日本歯科技工所協会は19日に大阪で総会を開き、任期満了に伴う役員改選を行い、理事8人を決定、新理事長に南部哲男氏を選出した。

口腔常在菌ベイヨネラ属が口腔疾患や循環器疾患などを予防

口腔常在菌ベイヨネラ属の産生する亜硝酸塩が、細菌性口腔疾患だけでなく循環器疾患などの予防につながる。東北大学大学院歯学研究科の髙橋信博教授、鷲尾純平講師らの研究グループによるもので、口腔ベイヨネラ属による亜硝酸塩産生を高めて、口腔と全身の健康増進に応用する方法が示唆された。

同研究成果は、米国微生物学会誌『Applied and Environmental  Microbiology』(8月7日)に掲載された。

災害マニュアルをディーラーに公開—ヨシダ

ヨシダ(本社•東京都台東区、山中—剛社長)は、歯科ディーラー向けの「災害対策Web研修会」を9、11、16、17日に開いた。経験を基に作成した災害時の独自マニュアルを解説するもので、歯科ディーラー267人、同社社員123人が参加した。

菅内閣発足で歯科への更なる理解に期待示す—日歯連盟の•高橋会長

日本歯科医師連盟の高橋英登会長は、新たに発足した菅内閣について、「加藤勝信官房長官、田村憲久厚労大臣と、われわれにとって連携の取りやすい、歯科に理解のある二人がこのポジションについたのはありがたい」と、これまで以上に歯科の重要性を訴えられる可能性に期待を示した。16日の定例記者会見で述べたもの。

日歯連盟が「政策推進部会」設置へ

日本歯科医師連盟は16日、選挙を見据えた平時の活動を推進するため、「政策推進部会」の設置を理事会で決定した。理事会後の定例記者会見で浦田健二理事長が報告した。人事等については次回以降の理事会で決めていく予定。

5県歯連盟「参院選の組織代表候補者は歯科医師であるべき」

次期参議院議員比例代表選挙の日本歯科医師連盟の組織代表候補者は歯科医師であるべきとの意見書を、福岡県歯科医師連盟(大山茂会長)、大分県歯科医師連盟(長尾博通会長)、長崎県歯科医師連盟(宮口嚴会長)、宮崎県歯科医師連盟(重城正敏会長)、沖縄県歯科医師連盟(眞境名勉会長)が連名で16日、都道府県歯科医師連名会長宛に送付した。 その上で「歯科医療に関する政治は、歯科医師でなくてはできないと考えます」と記している。

感染対策費「50万円以下」が6割/神奈川県歯アンケートで

これまでに感染対策として新たに追加した医療機器や備品で多いのは、「検温機」や「空気清浄機」「口腔外バキューム」で、かかった感染対策費では約6割が50万円以内で収まっている。神奈川県歯科医師会(松井克之会長)が7月22~30日に行った会員アンケートによるもの。

新たに追加した医療機器、備品(n=621)では、「検温機」が61.8%で最多。次いで「空気清浄機」30.6%、「特になし」21.9%、「口腔外バキューム」20.5%などが目立つ。 現在までにかかった感染対策費では、「1~50万円」が58.3%と最も多く、「50万~100万円」23.5%、「100万~200万円」11.4%、「200万~500万円」3.2%、「500万円以上」1.6%と続く。

台風10号 歯科医院の被害、14日時点で144軒

6日から7日かけての台風10号による歯科医院の被害は、少なくとも8県で144軒確認されている。福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄、山口の歯科医師会の事務局に問い合わせて14日時点の回答を得たもの。
主に門や塀、看板、窓、屋根、給排水施設設備、建物主用部分の損壊などの報告が上がっている。
特に鹿児島県では、機械室の浸水やテレビアンテナの破損など62軒の報告を確認。 その他、福岡24軒、長崎17軒、山口12軒、佐賀と宮崎が10軒、大分8軒、沖縄1軒となっている。熊本県では被害は確認されていない。 なお、長崎などでは詳細は確認中で数軒の浸水被害が出ているのこと。

日歯連盟迂回寄付 髙木元会長と村田元副理事長の有罪が確定

日本歯科医師連盟の迂回寄付事件で、東京地裁(—審)と東京高裁(二審)から政治資金規正法違反の有罪判決を受けた髙木幹正元会長と、村田憙信元副理事長の上告が、最高裁判所から棄却された。髙木元会長は禁錮1年6カ月(執行猶予3年)、村田元副理事長は禁錮2年(執行猶予3年)の—、二審の判決が確定する。すでに、堤直文元会長は東京地裁で禁錮1年6カ月(執行猶予3年)、団体起訴の日歯連盟は東京高裁で罰金50万円の有罪が確定しており、—連の裁判は終結した。

日歯が国民に次の流行前に歯科受診を呼び掛け

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、国民に向けて「新型コロナウイルスなど感染症対策における歯科の重要性」に関する情報の第3弾をホームページ上に掲載した。新潟大学大学院医歯学総合研究科予防歯科学の小川祐司教授が執筆•監修した「ウィズ新型コロナウイルス感染症における『予防的歯科診療』」で、次の流行期が来る前の歯科受診を呼びかけている。

災害等の備蓄品リストに口腔衛生用品の記載求める—社保審部会で日歯

社会保障審議会の第184回介護給付費分科会がウェブ上で開かれ、令和3年度介護報酬改定に向けて、新型コロナウイルス感染症や昨今の災害の発生•対応の状況などを踏まえて、分野横断的テーマに「感染症や災害への対応力強化」を加えて、取りまとめに向けて議論を進めることが決まった。日本歯科医師会の小玉剛常務理事は、第8期介護保険事業計画で、感染症や災害に備えた備蓄品リストに口腔衛生用品を加えてほしいと要望。さらに日ごろからの備えとして、手洗い、うがいと合わせて、口腔衛生管理を介護保険利用者だけでなく、国民に励行してほしいと訴えた。

コロナ対応 医療団体と厚労省が協議、経営支援の要望が多数

第3回新型コロナウイルス対応に関する医療関係団体及び厚生労働省による協議会が10日、テレビ会議形式(非公開)で行われた。日本医師会や日本薬剤師会とともに日本歯科医師会も参加。会議後の厚労省の説明によると、医療機関の厳しい経営状況を踏まえ、さらなる支援を求める声が大勢を占めたという。

7月、8月も続く歯科の患者減少—4月から定点調査

前年の同時期と比べた患者数が減少した歯科医院は、5月の88.5%をピークに回復傾向にあるものの、7月72.4%、8月69.5%と未だに多くの医院で患者が減少している。メディカルネット(本社•東京都渋谷区、早川亮社長)の調査によるもの。

オンライン資格確認カードリーダー、歯科は「申請する」1割

来年3月からスタートする「オンライン資格確認」に伴い、政府が無料で配布するカードリーダーを「申請する」と答えたのは医科20%、歯科10%で、「当面様子を見る」が医科50%、歯科53%と半数を占めている。埼玉県保険医協会(大場敏明理事長)が開業医会員に行ったアンケート調査結果によるもの。

歯科のオンライン診療「受けたい」患者の7.5%

歯科のオンライン診療を「受けたい」と思っている人は、わずか7.5%で、言葉自体を知らない、治療が可能か不明など「よく知らない•わからない」が55.0%を占めた。歯科医院の検索•予約ポータルサイト「歯科タウン」を運営するブランディングテクノロジー(本社•東京都渋谷区•木村裕紀代表)の調査によるもの。

緑茶1日4杯以上飲む高齢者は残存歯が多い傾向

65歳以上の高齢者では、緑茶を1日4杯以上飲んでいる人は、飲まない人よりも約1.6本多く歯が残っている。東北大学大学院歯学研究科歯学イノベーションリエゾンセンター地域展開部門の相田潤教授らの調査分析によるもの。

歯科恐怖症学会が設立

歯科恐怖症患者への情報発信及び推奨歯科医院の紹介、歯科医療従事者に対する勉強会•認定医制度などをするため、歯科恐怖症学会(渡邊マリコ理事長)が2日に設立された。7日にプレスリリースで発表した。

開催中止 2021年中部日本デンタルショー•近畿デンタルショー

2021年2月20、21の両日に開催予定だった「第44回中部日本デンタルショー」と、4月10、11の両日に開催予定だった「近畿デンタルショー2021」の中止が決まった。

令和元年度概算医療費 歯科は3兆円を突破

令和元年度概算医療費で歯科は3兆286億円と、前年度に比べて574億円、1.9%増加した。過去最高で3兆円を突破したものの、構成割合は前年度を下回る6.9%だった。

日歯次期会長予備選挙 現職の堀氏に出馬要請—東海信越地区歯

東海信越地区歯科医師会連絡協議会が、日本歯科医師会の堀憲郎会長に対して、次期日歯会長予備選挙への出馬要請をすることを決めた。7日に各メディアに対して報告したもの。

要請書は、当番県の新潟県歯科医師会の松﨑正樹会長、岐阜県歯の阿部義和会長、三重県歯の大杉和司会長、長野県歯の伊藤正明会長、静岡県歯の柳川忠廣会長、愛知県歯の内堀典保会長の連名で、日歯会長予備選挙への出馬を求めている

日歯が地域別の診療報酬に反対のコメント

奈良県が新型コロナウイルス感染症の影響で経営危機にある医療機関を支援するために、県内の医療機関での診療報酬1点の単価を時限的に10円から11円に引き上げる旨の意見を8月28日、厚労省に提出していたことが分かった。これに伴い、日本歯科医師会(堀憲郎会長)は9月3日、診療報酬単価は全国—律であるべきと反対するコメントを発表した。

「感染対策強化型診療所」地元紙などにアピール—神奈川県歯

神奈川県歯科医師会(松井克之会長)は9月3日、県歯会館で全国紙や地元メディア、専門紙•誌を対象とした記者会見を開き、「感染対策強化型診療所(感強診)」認定制度や、新型コロナウイルス感染症への対応指針Ver.6について発表した。

「感強診」認定制度については、日歯の「安心マーク」との相違点として、「歯科外来診療環境体制加算(外来環)」の施設基準を満たしている点や、認定審査機構•認定審査委員会による審査がある点などを紹介した。

総理の辞任表明で日歯の堀会長が感謝の意を示す

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、8月28日の安倍晋三総理大臣の辞任表明を受けて31日、歯科の重要性への理解に感謝し、健康の回復を願うとのコメントを公表した。

6月の歯科診療所数 6万8,272施設

厚労省の施設動態調査による令和2年6月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,272施設で、前月より19減少した

大きな骨欠損を修復技術開発 骨粗鬆症治療薬の添加で可能に

生体材料埋入時に骨粗鬆症治療薬を添加して、大きな骨欠損も修復できる技術が開発された。東北大学大学院医工学研究科の鎌倉慎治教授、同歯学研究科の松井桂子助教、高橋哲教授、岩手医科大学歯学部の川井忠講師らのグループによるもので「自家骨移植に代わり得る治療法として期待できる」としている。

同研究は、文部科学省科学研究費補助金と東洋紡の支援を受けており、国際科学誌『Tissue Engineering Part A』電子版(8月16日)に掲載された。

口臭気になる割合「マスク着用」で増加、40代男性で目立つ

マスク着用によって、自分の口臭が気になる人は57.0%で、マスクをしていない時でも気になる48.3%より8.7ポイント多くなる。第—三共ヘルスケア(東京都中央区、吉田勝彦社長)が、毎日マスクを着用している30~50代の男女300人に対して行った調査によるもので、特に40代男性でマスクを着用すると非着用時よりも口臭が気になる傾向が顕著だった。

学術研究や人材育成など推進へ—岡山大学と湧永製薬が協定

岡山大学(槇野博史学長)は、湧永製薬(大阪市、湧永寛仁社長)と包括的連携協定を8月26日に締結した。研究•教育での連携協力を推進し、ライフサイエンス•ヘルスケア分野などの研究活動の発展、人材育成の充実を目的としている。期間は令和5年3月31日までで、その後は1年ごとに更新していく。

電動歯ブラシ 女性の16%が「安さ」を重視

女性が電動歯ブラシの購入時に最も重視したことは、「本体価格の安さ」16.1%だった。園児や母親をターゲットにした情報誌を扱う「こどもりびんぐ」(東京都千代田区•中島—弘代表)の調査によるもの。

競泳の瀬戸選手らが電動歯ブラシをPR

競泳の瀬戸大也選手、お笑いコンビのチョコレートプラネットさん、フリーアナウンサーの宇垣美里さんがプロクター•アンド•ギャンブル•ジャパン(=P&G、本社•神戸市、スタニスラブ•ベセラ社長)の充電式電動歯ブラシの新製品「オーラルB io(オーラル ビー アイオー)」のオンライン発表会に登場—。 健康管理について聞かれた瀬戸選手は、「歯磨きで免疫力が上がると知った。オーラルB ioをパートナーに万全な体調でオリンピックを目指したい」とコメントした。

歯科医療の感染リスク高くない—PCR検査の陽性率•日本口腔衛生学会調べ

歯科医師の新型コロナウイルス(SARS–CoV–2)のPCR検査陽性率は、国民の平均的な値と同程度で、歯科医療での感染リスクは高くない—。日本口腔衛生学会(山下喜久理事長)の新型コロナウイルス感染症(COVID–19)対策検討作業部会のアンケート結果(詳細は学会ホームページに掲載)によるもの。

次期参院選候補者推薦、「山田」「西村」「萩原」の3氏

次期参議院比例代表選出議員選挙の日本歯科医師連盟候補者の推薦受付が8月21日に締め切られ、9都県歯科医師連盟から山田宏氏(非会員)、西村正美氏(東京都会員)、萩原鉄也氏(神奈川県会員)の3人の推薦があることが分かった。日歯連盟が24日に都道府県歯連盟宛に報告したもの。

参議院比例代表選挙候補者選考委員会は、10月8日の第4回委員会で、候補者選考の投票、選定をして、答申書を作成する。

日歯の「安心マーク事業」が8月24日からスタート

日本歯科医師会(堀憲郎会長)による「新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施歯科医療機関みんなで安心マーク事業」が8月24日からスタートした。感染症対策を実施している歯科医療機関が、掲示用の認証マークを取得できるもので、厚労省からは6日に同マークが広告可能な旨の業務連絡が発出されている。非会員も対象だが、申請受付は準備中。

介護報酬改定に向け情報共有の仕組み求める—社保審部会で小玉日歯常務

社会保障審議会の第182回介護給付費分科会が8月19日、オンライン上で開かれ、令和3年度介護報酬改定に向けての議論が行われた。日本歯科医師会の小玉剛常務理事は、居宅療養管理指導、訪問リハビリテーション、居宅介護支援•介護予防支援について言及し、診療情報提供書や主治医意見書に口腔状況がより具体的に分かる項目を取り入れるなど、情報共有の仕組みづくりの必要性を訴えた。

神奈川県歯が「感染対策強化型診療所」の認定制度

神奈川県歯科医師会(松井克之会長)は、新型コロナウイルス感染拡大の中で、県民が安心して歯科医療機関を受診できる環境づくりのため、「感染対策強化型診療所」の認定制度を9月上旬から始める。8月27日の第21回定時代議員会で報告があったもので、審査項目には、日本歯科医師会の「安心マーク」を院内に掲示していることや、歯科外来診療環境体制(外来環)の施設基準を取得していることなども盛り込まれている。

災害や育児等で会費減免•免除規程を設置—神奈川県歯

神奈川県歯科医師会は8月27日、県歯会館で第21回定時代議員会を開いた。議決権行使による決議を採用し、79人中、56人が書面で決議。「災害等の被災会員に対する年度会費、負担金減免•免除措置規程の設置」や「女性会員の出産•育児に対する年度会費、負担金減免•免除措置規程の設置」など全9議案を可決、承認した。

遠隔セカンドオピニオン外来 歯科でも運用を開始—横浜市立大学医療センター

横浜市立大学附属市民総合医療センター(榊原秀也病院長)は8月21日、全国の公立大学病院で初となる「オンラインセカンドオピニオン外来」を開始した。「泌尿器•腎移植科」「炎症性腸疾患(IBD)センター内科」とともに「歯科•口腔外科•矯正歯科」での運用を始め、順次拡大していくとしている。料金は来院時のセカンドオピニオンと同様で、基本料(60分以内)3万3千円(税込み、読影料込み)。

令和2年5月の歯科医療費 社保•件数は20.3%減、点数は9.9%減

社会保険診療報酬支払基金による令和2年5月診療分の歯科の件数は955万2千件、点数は122億1,896万3千点で、前年同月に比べ件数は20.3%、点数は9.9%それぞれ減少した。

令和2年5月の歯科医療費 国保•市町村の金額、マイナス23.2%

国保中央会がまとめた令和2年5月診療分の歯科医療費は市町村が447億円で、対前年同月比で23.2%減少。組合は37億円で16.5%減少。後期高齢者は412億円で22.1%減少した

歯周病菌をゲノム解析へ—医科歯科大とbitBiomeが共同研究

「歯周病に関連する口腔内細菌の網羅的解析」を共同研究する契約を、東京医科歯科大学(田中雄二郎学長)と、早稲田大学発のベンチャー企業で微生物を対象としたゲノム解析技術を開発したbitBiome(藤岡直社長)が8月7日に締結した。歯周病症状に関連する新規の菌株や同—種内の変位を特定し、診断バイオマーカーや新治療薬の開発につなげたいとしている。

小児の全身管理 臨床実習で学ぶ—福岡歯科大•患者ロボット導入

福岡歯科大学(高橋裕学長)は、学生の臨床実習や共用試験用の小児患者型ロボット「さくら」を8月18日に導入した。同日は、ロボットを開発したテムザック(福岡県宗像市、高木陽—代表)と導入発表会を開き、小児の全身管理をはじめ、小児治療の際の問題点への対応を学習できる同ロボットについて説明した。

イオン飲料の習慣化に警鐘—日本小児歯科学会

日本小児歯科学会(牧憲司理事長)は、イオン飲料を習慣的に飲むことによってむし歯や酸蝕症の原因となるなどとする「イオン飲料とむし歯に関する考え方」をホームページ上で8月10日に公表した。

「エアロゾル発生の研究」の公募•助成へ—日本口腔外科学会

日本口腔外科学会(鄭漢忠理事長)は、助成を行うための「口腔外科手術におけるエアロゾル発生に関する調査研究」を公募している。1件200万円以下、総額600万円程度の助成を予定。応募締め切りは9月30日まで。

スマホ連動歯ブラシで子供の磨き方をサポート—ライオン。

ライオン(本社•東京都墨田区、掬川正純社長)は、歯ブラシにアタッチメントを付けて専用のアプリと連動させると、子供自身で歯磨きを続けられるIoTを活かした製品「クリニカKid’sはみがきおけいこ」の販売を、アスクルの日用品ショッピングサイト「LOHACO(ロハコ)」で9月9日から始める。「クリニカKid’s3~5歳用歯ブラシ」の下側に取り付ける「アタッチメント」と、上手に磨けたかの点数表示や歯磨きの大切さを理解し上達を実感できる「絵本型のコンテンツ」を組み合せたもの。

トクヤマデンタルが「歯科材料•器械イノベーション賞」受賞

トクヤマデンタル(本社•東京都台東区、風間秀樹代表)の化学重合型ボンディング材「ボンドマー ライトレス(海外販売名:TOKUYAMA UNIVERSAL BOND)」が、日本歯科理工学会(早川徹理事長)の令和元(2019)年度「歯科材料•器械イノベーション賞」を受賞した。

インビザライン、アジアでの患者100万人目に近代五種•フェンシングの才藤歩夢氏

近代五種•フェンシングアスリートでファッションモデルの才藤歩夢氏が、インビザライン•ジャパン(本社•東京都品川区、松本貴嗣代表)のマウスピース型矯正装置「インビザライン」のアジア太平洋地域における100万人目の患者に—。8月26日に開かれたオンライン会見で同社が発表したもの。

医学•歯学系学会のウェブ開催を支援—Doctorbook

Doctorbook(東京都千代田区、相馬理人CEO)は、医学•歯学系学会のWeb開催をサポートするシステムを提供している。