日本歯科新聞デジタル版を読む        

臨学産が共同で作成「歯科医療機器産業ビジョン案」発表

日本歯科医師会は5月24日、理事会後の定例会見で「歯科医療機器産業ビジョン案―最先端歯科医療による健康長寿社会の実現」を4月23日に厚労省医政局経済課に提出したと発表した。同案は日本歯科医学会、日本歯科商工協会とともにまとめたもの。案に若干の文言修正を加え、今夏をめどに正式ビジョンを出す予定。

日歯ら4団体がむし歯予防デーに「食育推進宣言」

食育に対する国民の関心が高まりつつある中、日本歯科医師会、日本歯科医学会、日本学校歯科医会、日本歯科衛生士会はむし歯予防デーの6月4日に、食育推進を宣言する。

医科診療科34から22へ-厚労省が医道審部会に提示

厚労省は5月21日、医道審議会医道分科会診療科名標榜部会に現行の医科診療科名34を22に見直した時の科名やサブスペシャルティー等「たたき台」としての考え方を示した。歯科の4診療科名については変更はないが、診療科名「歯科」のサブスペシャルティーとして「義歯」や「審美」「インプラント」などの標榜を可能とするための検討が進められている。

「九州DS」に1万1千人来場

2007九州デンタルショー(主催・福岡県歯科医師会、福岡県歯科用品商組合)が5月26、27の両日、福岡市のマリンメッセで開かれ、昨年を上回る1万1,014人が来場した。

 

全国29歯科大学・歯学部 敷地内全面禁煙7校-本社調べ

全国の歯科大学・歯学部29校のうち、敷地内における全面禁煙を行っているのは7校、館内においては24校が禁煙を実施していることが、5月24日現在までの本紙調べで分かった。

中国産歯磨剤から毒物か

中国産の歯磨剤から致死量のジエチレングリコールが発見されたとの報道を受け、厚労省は同製品が日本に輸入されているか確認を急いでいる。

治療費未払い問題 国民・患者の5割が「国が負担すべき」-日医調査

患者の治療費未払いが社会問題となっているなか、未払い治療費の負担を国民、患者の約5割が「国が負担すべき」と回答していることが、日本医師会(唐澤祥人会長)の「治療費の窓口負担の意識調査」で分かった。

 

日歯が未就業DHの雇用促進の検討会

未就業歯科衛生士の雇用促進の方策を検討するため、日歯が4月26日の理事会で設置を決めた「打合会」のメンバーが5月24日、発表された。

たばこの害分かるパッケージデザイン募集-日本禁煙学会

ひと目で喫煙・受動喫煙の害についての健康警告が分かるたばこパッケージデザインをNPO法人日本禁煙学会が募集している。締切は7月31日まで。問い合わせは同学会desk@nosmoke55.jpまで。

 

日本歯周病学会第50回春季学術大会開かれる

歯科医師はプライマリーヘルスケアを担う面で非常に重要な存在―。国立保健医療科学院口腔保健部長の花田信弘氏は「疾病の医療から健康の医療へ―歯周病学のパラダイム変遷」と題した講演で、全身の健康づくりに歯科医師が積極的に参画する重要性を訴えた。講演は5月18、19の両日に開かれた日本歯周病学会の第50回春季学術大会で行われたもの。

  

内山前専務理事任命の責任で減俸を決断-大久保日歯会長

日本歯科医師会の大久保満男会長は5月24日の理事会後の定例会見で、前日歯専務理事で東京歯科大学同窓会東京地域支部連合会前会長の内山文博氏らが逮捕された問題で「専務理事に任命した責任を取る」とし、会長自身の給与を3カ月間20%減俸すると発表した。

   

贈賄容疑で逮捕の会員の身分で日歯裁定審が初会合開く

日本歯科医師会の裁定審議会は5月24日、贈賄容疑で逮捕された前日歯専務理事の内山文博氏と大友好氏の会員の身分について審議した。裁定審議会では会員の身分について「戒告」「除名」のいずれかを決めることができる。

会長ら2人贈賄で逮捕-東歯大同窓会東京地域支部連合会

東京歯科大学同窓会東京地域支部連合会の現会長と前会長の2人が、診療報酬明細書の指導、監査などで便宜を図ってもらう見返りに、同じ大学出身の社会保険庁の指導医療管理官に200万円を超える賄賂を贈ったとして、警視庁捜査2課は5月16日、3人を贈収賄容疑で逮捕した。

歯科の文書提供問題で簡素化求める-中医協総会で渡辺委員

平成18年度診療報酬改定で診療に伴う患者への文書提供が大幅に増えたことについて、日本歯科医師会常務理事で中医協歯科代表の渡辺三雄委員は5月16日の中医協総会で、簡素化を求めた。

東歯大同窓会事件で選挙への影響懸念-永山日歯連盟会長

日本歯科医師連盟の永山一行会長は5月18日の理事会後の定例会見で、東京歯科大学同窓会副会長2人が贈賄容疑で逮捕された事件に関連し、来年の診療報酬改定や7月の参議院選挙への影響について「ないことはない」との見方を示した。

東歯大同窓会事件の徹底的な真相究明求める-保団連

保険診療の業務を巡る贈収賄で指導医療官1人、歯科大学同窓会副会長の2人が逮捕された事件について、全国保険医団体連合会歯科代表の宇佐美宏氏は5月16日、緊急談話を発表、事件の徹底究明と国民の信頼に応える歯科保険医療の改善を不退転の決意で追究すると訴えた。

格差是正など決議-国民医療推進協が全国大会

日本医師会や日本歯科医師会など医療関係の40団体で構成する国民医療推進協議会は5月18日、東京都千代田区の九段会館で「国民医療を守る全国大会」を開き、国民のための医療の実現や格差是正など6項目の決議を採択した。

医療制度改革で足並み揃えた対応確認-九地連

九州地区連合歯科医師会協議会が5月12日、鹿児島市のいわさきホテル・ザビエル450で開かれ、後期高齢者医療制度における地域包括ケア構想や健康増進計画などを含めた医療制度改革の各県の取り組みが話し合われた。

 

歯科診療報酬で神奈川独自ルール

歯科診療報酬の取り扱いで、神奈川県の社会保険事務局と支払基金、国保連合会、そして歯科医師会との四者協議において独自の「ローカルルール」を保険医に押し付けていたとする問題で、厚労省の水田邦雄保険局長は、「診療報酬の算定要件は全国統一の取り扱い」と指摘した。

  

件数増も金額減-社保支払基金2月診療分

社会保険診療報酬支払基金による平成19年2月診療分の総計確定件数は7,298万件、金額8,403億9,200万円で歯科は858万6千件、767億9,200万円。

  

歯科衛生士の業務見直し求め署名活動-日本ヘルスケア歯科研究会

日本ヘルスケア歯科研究会は、歯科衛生士の業務について、今日の歯科医学に合った内容に見直すように求める署名活動を行っている。

  

6万7,493施設-19年2月歯科診療所数

厚労省の施設動態調査による平成19年2月末現在の歯科診療所数は全国で6万7,493施設となり、前月より67増えた。

  

子育てママの9割が「食育」に関心

子育てママの約9割は「食育」に関心がある。末子が3歳~高校生となる子供と同居する母親を対象に、博報堂研究開発局が実施したWeb調査「食育に関する生活者の意識」によるもの。

  

19年度事業計画などを説明-日学歯

日本学校歯科医会は5月16日、歯科記者会と懇談会を開き、学校歯科医の資質向上を図る基礎研修モデル事業や生活習慣病予防調査研究事業などの平成19年度事業計画や組織の取り組み姿勢を示した。

  

住民主体の運動で協議-8020推進財団がワークショップ

8020推進財団は5月15日、住民参加による「新8020運動」推進のためのワークショップを東京・市谷の新歯科医師会館で開いた。

  

「歯つらつみどりの会」開く-日衛連盟

日本歯科衛生士連盟は5月13日、7月の参議院選挙に自民党から出馬する石井みどり候補の後援会「歯つらつみどりの会」の会合を、東京・有楽町の国際フォーラムで開いた。

歯科1人当たり2万3千円-16年度国民健康保険医療費マップ

厚労省の平成16年度国民健康保険医療費マップによる歯科の1人当たりの実績医療費は全国平均で2万3千円、最も高いのは大阪の2万8千円で、最も低いのは沖縄の1万6千円。大阪は給付費ベースで算出する地域差指数でもトップで、最も低いのは福井。

4割が偶発症に遭遇-宮城県歯が会員対象に調査

宮城県歯科医師会が会員を対象に実施した歯科治療時の偶発症についてのアンケートで、偶発症に遭遇した医療機関は41%、内容的には軟組織損傷が最も多く、次いで、全身的な偶発症や食道内誤飲などが多かった。

「不慮の事故の死因」調査-厚労省

不慮の事故の死因として、高齢になるにつれて「気道閉塞を生じた食物の誤えん」が多くなることが、厚労省が4月26日に発表した調査で分かった。特に年齢別で、「食物の誤えん」は80歳を超えると2,144人。65~79歳では1,424人で最も多くなっている。

革新的医薬品、医療機器創出で5カ年計画-厚労省、文科省、経産省

世界市場における医薬品・医療機器のシェアの拡大や、国民への迅速な提供を目的として、厚生労働省、文部科学省、経済産業省は4月26日、「革新的医薬品・医療機器創出のための5カ年計画」を発表した。

 

「総合科」に断固反対との見解示す-日医

厚労省が専門分野に偏らない総合的な診療能力のある医師を増やすために、新たな診療科として「総合科」の創設を決めたと一部の日刊紙が報じたことに対し、日本医師会は5月9日の定例会見で、「断固反対」との見解を示した。

 

4~12月で2.6%減少-18年歯科医療費

厚労省の「最近の医療費動向」による平成18年4~12月の歯科医療費は前年同期に比べ伸び率で2.6%減少した。

 

歯科は件数増も金額減-支払基金19年1月分

社会保険診療報酬支払基金による平成19年1月診療分の総計確定件数は6,687万1千件、金額8,269億7,300万円。歯科は844万件、734億3,500万円。

 

歯科に社会科学導入-6月に研究会設立

歯科大学の教育・研究機関と歯科医師会など医療現場、行政関係者らが一堂に会する社会歯科学研究会が6月17日に設立され、東京都千代田区の日本大学歯学部大講堂で設立総会が開かれる。問い合わせは「同会設立事務局」socialdent@tdc.ac.jp(東歯大内)まで。

 

村岡氏に有罪判決-日歯連盟事件

日本歯科医師連盟から自民党旧橋本派の「平成研究会」への1億円の献金事件で、政治資金規正法違反(不記載)の罪で一審無罪となった元官房長官の村岡兼造氏の控訴審判決が5月10日、東京高裁(須田賢裁判長)で開かれた。須田裁判長は一審の無罪判決を破棄し、禁固10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。村岡氏は上告する予定。

日歯が後期高齢者医療でプロジェクトチーム

日本歯科医師会は平成20年度から施行される後期高齢者医療制度に対応するための「検討プロジェクトチーム」を立ち上げる。プロジェクトチームは、社会保障審議会特別部会が4月に発表した報告書「後期高齢者医療制度の考え方」を受けて、具体的な対応策などを検討するために設置した。

内山氏の辞任受け日歯専務に村上氏

内山文博日歯専務理事の3月末付での辞任に伴う、後任の専務理事に庶務担当の村上恵一常務理事が決まったことが4月26日の日歯定例会見で発表された。

歯科は厚労・文科で30人-春の叙勲

平成19年春の叙勲受章者が4月29日に発表された。歯科は厚労省関係で、11人が保健衛生功労で旭日双光章、1人が瑞宝双光章を受章した。文科省関係では瑞宝重光章が1人、3人が瑞宝中綬章を、14人が瑞宝双光章を学校保健功労等で受章した。褒章受章者では藍綬を、歯科医師2人と歯科技工士、歯科商工関係の各1人が受章した。

「歯科医の人間性育てる科目」6年一環で導入-奥羽大

奥羽大学歯学部(天野義和歯学部長)は、人間性豊かな歯科医師を育成するため、6年間継続して人格形成を目指す必修科目「歯科医療人間学」を今学期から導入した。

日歯会員 平均年齢54歳11カ月

平成19年3月31日現在の日本歯科医師会の会員数は6万5,177人で、会員の平均年齢は54歳11カ月。

日本法歯科医学会が設立記念大会開催

身元不明死体の確認技術の向上や歯科の医療過誤の問題について取り組む「日本法歯科医学会」の設立記念大会が4月21日、東京・市谷の新歯科医師会館で開かれた。学会長に就任した小室歳信氏は、法律と歯科がかかわる分野を広く取り上げたいと話した。