日本歯科新聞デジタル版を読む        

日衛は役員選挙改正を可決

日本歯科衛生士会(金澤紀子会長)は7月25日、東京の新宿NSビルで第45回通常代議員会・総会を開き、懸案の役員選挙は「代議員会で候補者の選出を行い、総会で信任投票する方法」を賛成多数で可決した。来年3月の代議員会・総会から実施する。また平成15年度事業報告、収支決算等も賛成多数で承認した。

新潟、福井、福島県の豪雨被害で床上浸水が17医院

新潟、福井、福島県で7月13日から続いた集中豪雨による被害について、日本歯科医師会が会員を対象に調査したところ7月22日時点で新潟では床上浸水14軒、床下浸水6軒、福井は床上浸水が3軒、床下浸水は多数あることが分かった。また、福島は床下浸水1軒だった。

日歯は介護保険見直しで厚労省に意見書提出

日本歯科医師会(井堂孝純会長)は7月20日、介護保険制度見直しでの歯科医療の取り組みについての意見をまとめ、厚労省に提出した。日歯は、発足5年を迎え政府が示した制度見直しでの「基本的な考え方」について、「介護と医療の連携の在り方やその強化について触れられているが、歯科医療と介護の連携についてはまったく触れられていない」と指摘した。制度での歯科が関わる分野について「要介護認定のプロセスを含め、極めて限られている」と現状を示唆。また、医師をはじめとした歯科医療との連携では、介護保険利用者が必要とする歯科医療を受けやすくするシステムの必要を訴えた。

国際エイズ会議でエイズ対策の共同声明を発表

感染者が累計で6,000万人を超すなど猛威を振るっているエイズについて、各国首脳や国連関係者、医師、NGO関係者ら約2万人が一堂に会し、ワクチン開発や治療法、教育、人権、女性問題など様々な角度から解決法を探る第15回国際エイズ会議が7月11日から17日まで、タイ・バンコク郊外で開かれた。感染者が成人の5割に迫る国も出ており、日本でも増加傾向を強めている。会議のテーマは「援助やケアを誰もが利用できるように」(Access for all)。国連主導の「エイズ・サミット」の意味合いが強く、世界中のほぼすべての国と地域から、過去最大の2万人超が参加。来年7月、アジア太平洋地域の国際エイズ会議(ICAAP)が神戸で開かれる。3,000人が参加予定で、アジアの深刻な現状に歯止めを掛ける方策を話し合う。