日本歯科新聞

管理栄養士の居宅療養管理指導で歯科医の関与を提案

日本栄養士会専務理事の迫和子氏は、管理栄養士による居宅療養管理指導について、「口腔機能低下による低栄養、低栄養の恐れのある人に対しては、歯科医師の指導の下でも行えるようにできないだろうか」と提案した。21日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会主催の「2040年を見据えた歯科ビジョン第2回検討会」で発言したもの。

SCRP日本選抜、優勝は広大歯5年の前川原さん

全国の歯科大学•歯学部の学生が研究成果、英語でのプレゼンテーション能力を競う「令和元年度(第25回)日本歯科医師会/デンツプライシロナ スチューデント•クリニシャン•リサーチ•プログラム(=SCRP)日本代表選抜大会」が23日、東京•市谷の歯科医師会館で開かれ、参加した24校の中で広島大学歯学部5年生の前川原思惟子さんが優勝した。テーマは「Porphyromonas gingivalis(P.g.)-fimA type2とtype4 血清抗体価の上昇は歯周炎の関連する早産のマーカーとなる」で基礎部門の1位。来年3月に米国ワシントンD.C.で開催されるAADR学術大会に日本代表として出場する権利を獲得した。

歯科鋳造用金パラ、10月から1,675円

10月からの「歯科鋳造用金銀パラジウム合金(金12%以上 JIS適合品)」は1グラム1,675円と告示された。

元プロボクサー長谷川穂積氏「スポーツ界に歯の大切さ伝える」

世界3階級制覇を果たしている元プロボクサーの長谷川穂積氏は、プロボクサーの中には歯が欠けている人が多いとして、歯科医院で作ったマウスピースの重要性を強調。「歯が抜けるということは、高齢者になったころに非常にリスクになると思う。僕自身も歯の重要性をスポーツしている人たちに伝えていけたらと思っている」と発言した。21日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師会の「2040年を見据えた歯科ビジョン第2回検討会」の初参加に伴い、あいさつしたもの。

10月の消費税増税に伴う診療報酬改定で点数を告示

厚労省は19日、「診療報酬の算定方法の一部を改正する件」を告示した。10月の消費税増税に伴う改定では、歯科の初診料が237点から14点増の251点に、再診料が48点から3点増の51点になるほか、歯科訪問診療1が64点増の1,100点、同2が23点増の361点、同3が10点増の185点となっている。

また、地域歯科診療支援病院歯科初診料は6点増の288点、地域歯科診療支援病院歯科再診料は1点増の73点。

歯科用貴金属は全て値上げ

厚労省は19日、消費税率10%への引き上げに伴う材料価格基準の一部改正を官報告示した。薬価基準改定と同様、今年10月1日から適用される。

薬価基準改定、歯科用薬剤は28品目

厚労省は19日、消費税率10%への引き上げに伴う薬価基準改定を官報告示した。今年10月1日から実施する。薬価基準の収載医薬品の告示数は1万6,510品目で、内訳は歯科用薬剤28品目、内用薬1万201品目、注射薬3,874品目、外用薬2,407品目。現行の薬価より引き上げられたのは6,121品目としている。

中医協•保険医療材料専門部会、材料価格制度に向け意見聴取

中医協の第101回保険医療材料専門部会が7日に東京•永田町の全国都市会館で開かれ、2020年度の保険医療材料の価格制度に向けて医療機器業界の関係団体らに対する意見聴取が行われた。

前回、保険医療材料等専門組織からは「チャレンジ申請」(使用実績を踏まえ再度保険収載後に新規機能区分の該当性が評価できる仕組み)のB1•B2製品への拡大、著しく単価の高い品目での補正加算率を傾斜配分する仕組みの導入等の提案がされている。これらの意見を踏まえ、業界の関係団体らは意見を述べた。

口腔健康状態と自殺願望が関係

自殺願望を持っている成人は、口腔健康状態が不良となる可能性がある—。静岡県立大学短期大学部歯科衛生学科らが発表予定の「口腔健康状態と自殺願望との関連」によるもの。

発がん性物質「アセトアルデヒド」は口腔内のpHで産生量が変化

口腔常在細菌が産生する発がん性物質「アセトアルデヒド」は、pH8.0で産生量が多く、pH低下とともに減少する傾向がある—。東北大学大学院歯学研究科口腔生化学分野の騠橋信博教授、鷲尾純平講師、同研究科口腔システム補綴学分野の互野亮氏らの研究グループが明らかにしたもの。嫌気条件よりも好気条件で産生量が大きく増加することも判明した。

口腔内細菌がアルコールやグルコースを代謝して産生されたアセトアルデヒドが、口腔がんのリスク因子となる可能性が注目されている。しかし、産生機構や代謝的特徴は不明だった。

同研究成果は『Scientific Reports』(7月18日付)に掲載された。

全日本歯科学生総合体育大会、九歯大が優勝

29歯科大学•歯学部の学生によるスポーツの祭典、第51回全日本歯科学生総合体育大会で、九州歯科大学が優勝した。準優勝は日本大学歯学部、3位は愛知学院大学歯学部と続く。福岡歯科大学の主管で夏期部門が7月30日〜8月10日まで開かれ、23種目で学生が熱い戦いを繰り広げた。総合成績は冬期の3種目も含まれる。

北海道歯科医師会が学術大会

第72回北海道歯科学術大会が17、18の両日、札幌市の札幌パークホテルで開かれた。メインテーマは「歯齢百年時代へ」で、主催は北海道歯科医師会(藤田一雄会長)。

開会あいさつで藤田会長は今回、認知症専門医の長谷川嘉哉氏が講演した道民公開講座「認知症専門医が教える!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!」の内容に触れ、道民700人以上が集まったと報告。「これから必要なのは、人生百年時代に対応した口腔健康管理プランであろうと考える」と語った上で、特別講演の概要を紹介した。

大歯大の王教授が日本東洋医学学術奨励賞

6月に開催された日本東洋医学会の第70回総会で、大阪歯科大学の王宝禮教授が歯科医師として初めて「日本東洋医学学術奨励賞」を受賞していたことが分かった。漢方薬の排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)に歯周病の抗炎症作用があることを世界で初めて明らかにした功績が認められたもの。

北海道DSに 2,872人が来場

2019北海道デンタルショーが17、18の両日、札幌市の札幌パークホテルで開かれた。第72回北海道歯科学術大会との併催で、歯科医師ら2,872人が来場した。

日歯連盟評議員会、信任問う動議を提出

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)の第138回臨時評議員会が22日、東京都千代田区の貸会議室AP市ヶ谷で開かれ、参議院選挙での比嘉奈津美氏の次点を踏まえて、高橋会長の信任投票を求める動議が評議員から提出された。動議を議案として扱うかどうかの投票が行われ、有効投票数71票中、「議案としない」が41票で、動議の議案化は否決された。

尾辻元厚労大臣「初再診を医科と同額に」

元厚労大臣の尾辻秀久氏は、医科と歯科の初再診料が違う点について、「同額にしなくてはいけない」との認識を示した。22日の日本歯科医師連盟評議員会でのあいさつで述べたもの。

CAD/CAM冠 届出は5万1,374施設

全国でCAD/CAM冠を届け出ている医療機関は、少なくとも5万1,374施設ある-。各地区の厚生局の届出状況を集計したもので、北海道厚生局と東海北陸厚生局、近畿厚生局、九州厚生局は8月1日現在、関東厚生局と中国四国厚生局(四国厚生局)は7月1日現在、東北厚生局は6月1日現在の数となっている。

夏休みに体験イベント 小中学生がレジン充填や口腔内スキャナーに挑戦

児童生徒の夏休みシーズンに伴い、全国各地で体験型イベントが行われている。東京医科歯科大学では、中学生を対象にスポーツ医学診療や先端歯科技工を学ぶイベントを7日に開催、参加者は口腔内スキャナーに挑戦した。ジーシーは8日、小学生に向けてイベントを開き、参加者はコンポジットレジンの充填や、人形に歯科用コーティング材を塗ったり、印象材で指の型を取ったりと、楽しみながら歯科について学んだ。

日歯映画DVDが一般販売

今年2月に公開された日歯製作の映画「笑顔の向こうに」の特典映像付DVDの一般販売およびレンタルが8月28日に開始される-。九地連協議会の日歯会務報告で瀬古口精良専務理事が明かしたもので、8月5日から先行予約が始まると述べた。

「か強診」の届出数は1万815施設に

全国で、「か強診」の届出受理数は1万815施設-。各地区の厚生局の届出状況を集計したもので、北海道厚生局と東海北陸厚生局、近畿厚生局、九州厚生局は8月1日現在、関東厚生局と中国四国厚生局(四国厚生局)は7月1日現在、東北厚生局は6月1日現在の数となっている。

がんによる体重異常減少 静がんセンターの医師が集団的指示医療の現状語る

がんによって体重が異常に減少するがん悪液質に対して、多職種連携による集学的指示医療(NEXTAC)が開発されつつある。9月に青森で開催される日本がんサポーティブケア学会(田村和夫理事長)の学術集会に備えたプレスセミナーで、静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科の内藤立暁医長が現状を説明した。

平均寿命 男81.25歳、女87.32歳

男性の平均寿命は81.25歳、女性は87.32歳で前年よりそれぞれ0.16、0.06歳上回った。将来どの死因で死亡するかを算出した「死因別死亡確率」の0歳時では、男女とも「悪性新生物」が28.23%、20.01%と最も高い。厚労省が7月30日に公表した平成30年簡易生命表によるもの。

平成31年3月の歯科医療費 社保 件数は6.7%、点数5.1%増

社会保険診療報酬支払基金による平成31年3月診療分の総計確定件数は1億642万8千件、点数1,617億8,156万1千点で前年同月に比べ件数は3.4%、点数は2.0%それぞれ増加した。3月の稼働日数は25.0日(うち土曜日5.0日)で、前年同月比で1.0日減少した。歯科は1,360万6千件、161億1,121万5千点で、前年同月に比べ件数は6.7%、点数は5.1%増加した。

平成31年3月の歯科医療費 国保 市町村の金額1.8%減少

国保中央会がまとめた平成31年3月診療分の総医療費は市町村国保と国保組合、後期高齢者を合わせて2兆3,275億円で、うち後期高齢者分は1兆4,089億円だった。3月の稼働日数は22.5日(平日20.0日、土曜日2.5日)で、対前年同月比で1.0日減少した。歯科医療費は市町村が627億円で、対前年同月比で1.8%減。組合は50億円で0.7%増。後期高齢者は557億円で8.1%増。

令和元年5月末の歯科施設数 6万8,488施設

厚労省の施設動態調査による令和元年5月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,488施設で、前月より5増加した。前年同月比の全国の歯科診療所数の動向では、286施設減少。開設者別歯科診療所数の個人は681減、医療法人は396増となっている。

舌の細菌数の多さが関係 口腔内の発がん性物質「アセトアルデヒド」濃度

口腔内で、発がん性物質「アセトアルデヒド」の濃度が高い人は、舌表面の細菌数や種類が多い-。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の森田学教授と横井彩医員、同大病院新医療研究開発センターの丸山貴之助教、同病院医療支援歯科治療部の山中玲子助教、北海道がんセンターの秦浩信歯科口腔外科医長らのグループが明らかにしたもの。同研究成果「健康な日本人における口の中のアセトアルデヒド濃度と舌表面における細菌叢の特徴について」は、ブラジルの歯学雑誌『Journal of Applied Oral Science』(6月13日)に掲載された。

感謝とお詫び-参院選次点の比嘉氏

7月の参院選に比例代表区から出馬し、次点で落選した歯科医師の比嘉奈津美氏が、九地連協議会の懇親会の席上に駆けつけ、選挙活動への支援のお礼や現状などを述べた。

糖尿病協会の最高賞(アレテウス賞)に太田大阪府歯会長

第7回日本糖尿病療養指導学術集会で、日本糖尿病協会の公益活動に貢献した者を称える中でも最高賞に位置付けられている「アレテウス賞」を大阪府歯科医師会の太田謙司会長が受賞した。歯科医師の受賞は初めて。太田会長は「私の受賞が、今後の医科歯科連携や歯科医師による糖尿病の勉強に寄与すれば幸いです」と受賞の喜びを語る。

日歯新執行部、13の課題示す

日本歯科医師会の堀憲郎会長は、「オーラルフレイル普及」や「働き方検討」など新執行部で取り組む13の課題とボードの責任者を、7月25日に開いた定例記者会見で示した。

中医協•保険医療材料専門部会で保険償還価格算定の基準などの意見

中医協の第100回保険医療材料専門部会が7月24日に厚労省内で開かれ、保険医療材料等専門組織からの「特定保険医療材料の保険償還価格算定の基準等に関する意見」が報告された。

健やか親子21(第2次)の検討会で最終目標値を設定

第2回健やか親子21(第2次)の中間評価等に関する検討会が7月31日に東京•霞が関の厚労省内で開かれ、母子保健の国民運動計画「健やか親子21(第2次)」の最終評価目標案、指標の追加案が示された。

「3歳児のかかりつけ歯科医師を持つ親の割合」の最終評価目標に関しては55.0%に再設定。

8月30日に開かれる予定の第3回では中間評価報告書を取りまとめるとしている。

参院選•比嘉氏の得票数を都道府県別で公表

日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は、7月25日に開いた理事会後の記者会見で、45都道府県歯科医師連盟から推薦を受けて参院選に臨んだ比嘉奈津美候補の「参議院比例代表選出議員選挙開票結果」を公表した。最多は沖縄の1万1266票。

都技、五輪ボランティア歯科技工士を募集

東京都歯科技工士会(石川功和会長)は、東京オリンピック•パラリンピック選手村総合診療所(ポリクリニック)技工室での歯科技工士が行う作業支援スタッフの第2次募集を開始した。

問い合わせはsya-togi@muf.biglobe.ne.jpまで。

「削らない歯学会」が設立

削らない歯学会(Academy of MI Oral Treatment and Therapy:AMOTT、豊山洋輔代表理事)は7月28日、東京都港区のTKPガーデンシティ品川で、設立シンポジウムを開催した。う蝕治療をはじめとする歯科臨床において、可能な限り歯牙の切削をしない治療法を実現、普及するのが会の趣旨。

開会あいさつで豊山代表理事(神奈川県開業)は、「歯科において、最小限の侵襲による治療を行うMIの重要性が認識されるようになり、数多くの歯科医院でできるだけ削らない治療をアピールしているが、術式や評価などのコンセンサスが十分とは言えない」と問題提起し、軟化象牙質の徹底除去が前提となっているう蝕治療の臨床的意義についても検証が十分ではないと述べた。

健康経営の効果に疑問、『JAMA』に論文

職場でのウェルネスプログラムの実践など健康経営が各国で推進される中、これらの健康と経済的なアウトカムについて疑問を投げかけるエビデンスが報告された。

ハーバード•メディカル•スクールのSong Zirui氏らが、米国の160カ所の事業所を対象にクラスター化RCTを行って明らかにしたもので、4月16日発行の『JAMA』321(15)に論文掲載した。

GC America、社屋増築で竣工式

ジーシー(=GC、本社•東京都文京区、中尾潔貴社長)の海外拠点の一つ、GC America(アメリカイリノイ州)は7月26日、社屋の増築完了を祝う竣工式を行った。

来賓として米国歯科医師会会長のJeffery Cole氏、イリノイ州商業経済機会局局長代理のErin Guthrie氏、駐シカゴ日本国総領事の伊藤直樹氏らが出席。米国椿大神社の禰宜•ローレンス光一バリッシュ師による伝統的な感謝と浄めの神式で執り行われた。

鉄筋コンクリート2階建てで、今回の増築部の延べ床面積は1万991平方㍍。オフィスエリア、セミナーホール、技工•診療研修室を含む教育エリアに加え、倉庫も併設。従業員200人以上が働く。

完成に伴い、分散していたGC Americaの各機能が一カ所に統合。社員のコミュニケーションが促進され、さらに一般•矯正歯科分野の事業の推進と新製品の創出を目指す。