日本歯科新聞

歯髄再生治療 "処置歯"にも可能に—3歯科医院で開始

これまで神経を失った治療中の歯のみ対象だった「歯髄再生治療」が、過去に治療を終えた抜髄治療済みの歯(根管治療後の歯)に対しても可能になり、すでに市中の3歯科医院で開始している—。元国立長寿医療研究センター研究所幹細胞再生医療研究部長の中島美砂子氏を院長とする「RD歯科クリニック」が厚労省に提出した新たな再生医療等提供計画等が受理され、歯髄再生治療における適応症例の範囲拡大が認められた。

令和4年度概算要求歯科保健医療施策「歯科医療提供体制構築推進事業」に4億円計上

厚生労働省医政局歯科保健課は26日、令和4年度概算要求の歯科保健医療施策の概要を発表した。新規の要求はないものの、拡充·一部拡充した項目では、「8020運動·口腔保健推進事業」に7億6,358万7千円、「歯科医療提供体制構築推進事業」に4億1,456万4千円、「歯科衛生士の人材確保推進事業」に2億1,013万8千円、「歯科技工士の人材確保対策事業」に3,489万5千円などを求めている。特に「歯科医療提供体制構築推進事業」は昨年度予算額1,507万3千円から27.5倍となっている。

比嘉奈津美氏が繰り上げ当選か—日歯連盟会見で高橋会長が言及

第25回参議院選挙において次点で落選した比嘉奈津美氏が、繰り上げ当選する見込みとなっている。26日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本歯科医師連盟の理事会後の記者会見で高橋英登会長が明らかにした。

歯科大学·歯学部附属病院の診療実績 4、5月で落ち込み顕著—日歯調べ

歯科大学·歯学部附属病院の診療実績で、年間を通じて外来患者および入院患者、手術件数は減少し、歯科診療所と同様に4月、5月の落ち込みが大きい。日本歯科医師会の「院内感染対策費調査(歯科大学·歯学部附属病院)」によるもので、25日の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告した。

豪雨災害受け対策本部を設置—日歯

日本歯科医師会の定例記者会見が25日、オンライン上で開かれ、堀憲郎会長は8月の豪雨災害を受けて14日に災害対策本部を立ち上げたことを報告した。

歯科医師による新型コロナワクチン接種者数はのべ72万人超に

新型コロナウイルスワクチン接種に打ち手として参加した歯科医師は5~7月の3カ月で延べ1万2,727人に上り、接種対象数は72万1,471人となっている。日本歯科医師会の25日の定例記者会見で柳川忠廣副会長が報告した。

職域接種に歯科医参加—愛知県半田市

愛知県半田市の半田商工会議所の会員事業所の従業員約1万人を対象にした職域接種が7月から始まり、8月11日からは県内で初めて歯科医師が協力している。半田商工会議所と半田市医師会、同会健康管理センターが連携して実施するもので、医師、歯科医師、臨床検査技師、看護師の多職種での協力体制は全国初の試みという。

次期改定で在宅歯科を議論—中医協

中医協の第486回総会が25日、オンライン上で開かれた。次期診療報酬改定に向けた在宅医療、入院に関する初の議論が行われ、在宅歯科医療についても取り上げられた。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、通院困難な患者への歯科医療提供体制をどのように構築するかが非常に重要な課題との認識を示し、ICT等の活用、工夫によって、これまで訪問診療をしていない診療所が少しでも取り組みやすくなるような仕組みづくりを要望した。

コロナ禍での訪問歯科診療「感染者への実施体制を」—日歯大·田村氏

デルタ株のまん延など、新型コロナウイルス感染拡大の状況が変わってきている中で、感染者にも積極的に訪問歯科診療を行う体制に切り替えないといけないのではないか—。25日の中医協総会の在宅歯科診療の議論の中で、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック口腔リハビリテーション科教授の田村文誉専門委員が意見を述べた。

選定療養に導入すべき事例等 歯科の提案·意見57件—中医協

選定療養に導入すべき事例に関して寄せられた提案·意見(速報)が、25日にオンライン上で開かれた中医協総会で報告された。計109件のうち歯科は57件で、「歯科口腔内デジタル印象」や「成長期におけるスポーツの際に装着するマウスガード」「小児期における舌圧検査、咀嚼能力検査」など新たに追加する提案は25件あった。今後、事務局で整理した上で、随時検討していく。

概算要求の総額33兆9,450億円—厚労省

厚労省は26日、総額33兆9,450億円の令和4年度予算の概算要求を発表した。過去最高で前年度の当初予算に比べて8,070億円の増額で、年金·医療等の経費は31兆7,791億円と6,738億円増。高齢化等に伴う増加額は6,600億円としている。また、診療報酬·薬価改定への対応、コロナ対策のうち事項要求のものについては、予算編成過程での検討となる。

SCRP日本選抜 岡大4年の棚井さんが優勝

全国の歯科大学·歯学部の学生が研究成果やプレゼンテーション能力を競う令和3年度「スチューデント·クリニシャン·リサーチ·プログラム(SCRP)」日本代表選抜大会で、岡山大学歯学部4年生の棚井あいりさんが優勝した。棚井さんの研究テーマは「歯周病と胎児の成長障害:Porphyromonas gingivalisはマクロファージの細胞外小胞を介して胎盤の血管形成を阻害する」で、来年3月に米国ジョージア州アトランタ市で開かれる予定の国際歯科研究学会米国部会(AADR)学術大会で日本代表として発表する。

歯周炎の局所治療がNASH病態進行を抑制—広大研究チーム

歯周炎の局所治療が、非アルコール性脂肪性肝炎(non-alcoholic steatohepatitis、以下NASH)の病態進行を抑制する。広島大学大学院医系科学研究科口腔顎顔面病理病態学研究室の宮内睦美教授、高田隆名誉教授、長﨑敦洋大学院生(現東北大学病院助教)らの研究チームが明らかにした。

サルコペニアや糖尿病リスクに歯数·咀嚼機能が関連

高齢期の残存歯数、咀嚼機能がサルコペニア、糖尿病のリスクと関連することが、島根県邑南町における635人を対象にした調査で明らかになった。島根大学の地域包括ケア教育研究センターによる島根CoHRE研究の一環として行われたもの。

唾液PCR検査で無症状者は低感度 

唾液を検体にしたSARS—CoV2のPCR検査について、感染初期の有症状者における検出には感度が高いが、無症状者では感度が低くなる傾向があり、唾液によるPCR検査を無症候性のCOVID—19のスクリーニングに使用するのは難しい。

ロサンゼルス·小児科病院感染症部門の医師、Zion Congrave—Wilson氏らが、8月13日発行の『JAMA』に論文掲載したもの。

クワバラを吸収合併—ヘンリーシャインジャパンイースト

ヘンリーシャインジャパンイースト(=HSJEast、本社·東京都台東区、加藤大慶社長)は、グループ会社で北陸地区を担当するクワバラ(本社·新潟県、加藤泰社長)を9月21日付で吸収合併する。これにより、経営資源の統合と効率化を図る。質の高いサービスの拡充で、より地域に密着した企業を目指すという。

新型コロナのワクチン接種 2回目、女性に多い副反応—徳島県歯調査

新型コロナウイルスワクチンで、2回目接種を受けた20代女性の44%が38度以上の発熱があった。徳島県歯科医師会(松本侯会長)が会員に行ったアンケート調査によるもので、1,326人が回答、年代·性別で結果を示している。

台風·豪雨での歯科の被害 床上浸水など33件

台風9、10号および8月11日からの豪雨で、歯科診療所等に床上浸水7件、床下浸水6件など少なくとも計33件の被害報告が確認されている。災害対策本部が設置された12県の歯科医師会に19日時点で挙がっている被害報告について聞いたもの。台風と豪雨の両方で対策本部が設置されたのは、岐阜、島根、広島の3県、台風での設置は青森、山口の2県、豪雨での設置は長野、愛知、三重、鳥取、福岡、佐賀、長崎の7県。

急性期病院の肺炎入院患者 歯科の口腔管理で在院日数が短縮

急性期病院の高齢肺炎入院患者に対する歯科による口腔管理は、経口摂取の確立と在院日数短縮に有効。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授、中川量晴助教、吉見佳那子特任助教の研究グループが、三重大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野の百崎良教授と共同で明らかにしたもの。

嚥下関連筋 加齢で低下

 嚥下関連筋の質も加齢により低下する可能性がある。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原玄教授と山口浩平特任助教の研究グループが明らかにしたもの。

九地連協議会で役員選任など全議案可決

九州地区連合歯科医師会は、令和3年度第1回協議会を7日、ウェブ会議形式で開催した。議事では役員選任、令和2年度一般会計決算、同積立金会計決算、令和3年度事業実施計画、同会員表彰の全ての議案が可決され、七つの協議題について各県歯や日本歯科医師会とで情報共有や意見交換などが行われた。役員改選では現会長の大山茂氏が二期目の会長に就任し、時局講演では、日歯の堀憲郎会長が「新執行部における課題と対応」について語った。

高齢者の食事 小型見守りシステム3大学ら共同開発へ

食事中の咀嚼嚥下、呼吸などを見守る小型·軽量なシステムの開発·実用化に向けて、岩手大学と東京医科歯科大学、長崎大学、タカノ社が共同研究契約を締結した。岩手大学理工学部の佐々木誠准教授らの研究グループが開発を進めてきた前頸部生体信号を利用したAIベースの嚥下機能評価技術や、耳周辺の生体信号を利用した咀嚼·嚥下の検出技術の社会実装を目指す。

WHO決議への各国対応を調整へ—FDI

世界歯科連盟(FDI)は16日、世界保健機関(WHO)の口腔疾患への取り組みに関するグローバル戦略について、各国歯科医師会やその他の口腔保健関連団体からの対応を調整する方針を示した。

患者のための歯科心身医学をテーマに講習会—JAOS

日本·アジア口腔保健支援機構(梅本俊夫会長·JAOS)は8日、東京都千代田区のJDNセミナールームとオンラインで「こころの病気と歯科治療—患者のための歯科心身医学」をテーマにした講演会を開いた。講師は、歯科領域における心身医学、リエゾン診療のパイオニアとして知られる和気裕之氏(神奈川県開業)で、歯科開業医が心身医学を学ぶ有用性、歯科心身医学の定義と臨床における課題などを、実例をもとに解説した。

5月の歯科診療所数 前月より30増の6万8,093施設

厚労省の施設動態調査による令和3年5月末現在の歯科診療所数は全国で6万8,093施設で、前月より30増加した。

特別寄稿「歯科第4の職種 『デンチュリスト』と未来像」—竹内真人氏(カナダ)

カナダのビクトリアでデンチャークリニックを営む竹内氏に、デンチュリストを目指したターニングポイントやその職務内容、さらに若者の歯科技工士離れが深刻な日本の歯科技工界の活性化に向け、義歯に関する症例を患者に直接提供できるデンチュリストの可能性などについて、文書を寄せてもらった。

シェーグレン症候群のモデルマウスを開発—東北大グループ

東北大学の研究グループが、シェーグレン症候群のモデルマウスの開発に成功した。これまで唾液腺炎の疾患モデルとして使用されてきた「MRL/lprマウス」は腎炎を発症するために短命だったが、今回のモデルマウスは腎炎を発症せずに長命で、長期の治療薬投与の効果を調べる実験などへの利用が期待できる。

インタビュー「顎骨骨密度 検査の保険収載目指す」

日本歯科医学会連合(住友雅人理事長)は、令和3年度の研究課題で、初の試みとしてメーカーとコラボした研究テーマを募集する。「口内法デンタルX線画像による顎骨の骨密度計測の臨床応用」は、同連合が日本歯科医学会とともに積極的に取り組んでいる医療技術評価提案書による保険収載における今後を考える上でも注目されている。同連合専務理事で、日本歯科大学東京短期大学学長の小林隆太郎氏に、この研究テーマ募集の目的や歯科新技術の保険収載の動向などを聞いた。

訃報 斎藤隆司氏—コアデンタルラボ横浜創立者。

 歯科技工所のコアデンタルラボ横浜の創立者で、会長の斎藤隆司氏が23日、死去した。85歳。葬儀は既に近親者で執り行った。

コロナ禍の子供の健康 気になるトップ3に「むし歯」

コロナ禍で子供の健康で気になることのトップ3に「むし歯」がランクイン—。オハヨーバイオテクノロジーズ(本社·東京都千代田区、野津基弘社長)が実施した「コロナ禍における子どもと親の健康習慣」に関する調査結果によるもの。

企業の今 ケーオーデンタル

「業務自体はコロナ禍前と変えずに営業しています」というのはケーオーデンタルの担当者。感染対策は徹底した上で、事業継続を優先するよう要請された事業者(エッセンシャルワーカー)として、医院の診療に不可欠な器材を品薄状態の時期も経て、日々提供し続けている。コロナ禍での同社の取り組みについて聞いた。

次期診療報酬改定 歯科の議論始まる—中医協

中医協の第485回総会が4日、オンライン上で開かれ、次期診療報酬改定に向けて「歯科(その1)」の議論がスタートした。厚労省からは論点が示され、日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、かかりつけ歯科医による口腔健康管理の推進や、医科歯科·多職種連携を進めるための評価や新たな方策、感染防止対策への引き続きの対応などを求めた。一方、支払側委員は、前回の改定と今年4月からのコロナ対応の特例措置で、歯科の感染防止対策への診療報酬上の対応は十分行われていると強調し、加算の延長や診療料への包括には反対の意思が示された。

フレイル高齢者 肺炎のリスク1.9倍

フレイルの高齢者は、1.9倍肺炎にかかりやすく、1.8倍重症化しやすい。

新潟大学大学院医歯学総合研究科国際保健学分野の齋藤孔良助教、菖蒲川由郷特任教授らの研究グループが明らかにした。

社保審医療部会で次期診療報酬改定の基本方針議論

社会保障審議会の第80回医療部会が5日、オンライン上で開かれた。医療保険部会(7月29日)に続いて次期診療報酬改定の基本方針の議論がスタート。日本歯科医師会副会長の遠藤秀樹委員は、感染症対策にも資する口腔健康管理の充実や、通院困難者への医療提供を考慮した改定の必要性を訴えた。

オンライン資格確認カードリーダー申請 歯科の申込率49.4%

オンライン資格確認の顔認証付きカードリーダーを申し込んでいる歯科診療所は、8月1日時点で3万5,004施設と全体の49.4%となっている。厚労省がホームページで定期的に公表しているもの。

投票行動につながるムービーコンテスト—保団連

全国保険医団体連合会(住江憲勇会長)は、より多くの人が選挙に関心を持ち、投票行動につながるような動画を募集する「『選挙に行こう』ムービーコンテスト」を実施している。受付期間は10月31日まで。

オンライン授業を活用しニュージーランドから講義—東京西の森歯科衛生士専門学校

東京西の森歯科衛生士専門学校(竹前理映子校長)では、新型コロナ対策により導入した「オンライン授業」を活用して、ニュージーランドから歯科麻酔医·オークランド大学口腔保健学科のZac Morse教授が2年生71人に向けて講義を行った。講義では両国での新型コロナ感染対策の違いや、ニュージーランドで活躍するデンタルセラピストなどに触れた。コロナ収束後は希望があれば学生をニュージーランドに招くなどして、交流を深めたいとの考えを語った。

歯科衛生士専門学校生が「感染管理者資格」に挑戦

NPO法人日本·アジア口腔保健支援機構(JAOS)は、つくば歯科福祉専門学校と取手歯科衛生専門学校で、4回目となる「第二種歯科感染管理者検定講習」を実施した。2018年から毎年開催しているもので、コロナ禍での実施となったため、昨年同様に合同開催を避け、7月16、26日での両校別々での開催となった。

コロナウイルスを不活化「オゾン化グリセロール」 創薬の可能性に期待

オゾンの抗微生物作用を長時間残すためにグリセロールを配合した「オゾン化グリセロール(OG)」が、COVID—19の原因ウイルス「SARS–CoV2」を不活化させる。日本歯科医学会の令和2年度プロジェクト研究(王宝禮代表·大阪歯科大学教授·日本歯科薬物療法学会常任理事)で明らかになった。

遺伝子よりも特定の細菌の割合が歯周病リスクとして重要

遺伝子の個人差よりも特定の細菌の存在が歯周病のリスクファクターとして重要な可能性がある。岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の外山直樹助教、江國大輔准教授、森田学教授と、京都府立医科大学、名古屋大学、理化学研究所の共同研究グループが明らかにしたもので、歯周病患者は「Porphyromonas gingivalis」「Lactobacillaceae属」「Desulfobulbaceae属」の割合が高い結果が出た。

JDRの最高論文賞 岡大の研究が受賞

国際歯科研究学会(IADR)が運営する雑誌『Journal of Dental Research(JDR)』の最高論文賞、2020年度「William j. Gies Award」(バイオマテリアル·バイオエンジニアリング研究)に、岡山大学学術研究院医歯薬学域の高柴正悟教授と同大異分野融合先端研究コアの仁科勇太研究教授の作った歯工連携グループによる「機能性酸化グラフェンは歯の象牙質を脱灰から保護する」が選ばれた。7月21日の第99回IADR学術大会で受賞したもの。

インタビュー「歯科衛生士による『訪問口腔ケアサービス事業』を開始」

介護現場で培った口腔ケア法を全国各地で実施し、年間50本以上の講演や芸人「おんなきみまろ」として「爆笑健口ライブ」を行っているTeeth Ai(本社·富山市)の精田紀代美社長。新型コロナ感染拡大に伴い、2021年から全国初の歯科衛生士による「訪問口腔ケアサービス事業」を始動した。同事業の概要や広報ツールとして発行した冊子について聞いた。

著者に聞く『医院·歯科医院の税務ハンドブック』

歯科医院の院長は、歯科医師だけでなく、経営者という顔も併せ持つ。臨床、経営で日々多忙な院長が自院の決算書の作成から所得税、消費税の確定申告書の作成までの流れを理解できる実務書として長年多くの読者に支持されてきた『医院·歯科医院の税務ハンドブック』(実務出版)。大蔵省、国税庁を経て税務署長や大学教授を歴任し、本書を20年以上手掛ける税理士の藤本清一氏に、執筆のきっかけや歯科医師が税務について学ぶ意義などを聞いた。

日医や日歯ら医療界がコロナで緊急声明

日本医師会(中川俊男会長)や日本歯科医師会(堀憲郎会長)ら医療界と感染症の専門家による「新型コロナウイルス感染症の爆発的拡大への緊急声明」が7月29日に出された。同日に東京都文京区の日医会館で開かれた緊急記者会見では、中川会長が声明文を読み上げ、緊急事態宣言の対象区域の拡大や、感染収束のめどがつくまでのテレワーク·直行直帰の推奨、40歳から64歳までのリスクの高い疾患を有する人へのワクチン接種の推進などを政府に要請した。

田村厚労大臣と萩生田文科大臣に令和4年度制度·予算で要望—日歯

日本歯科医師会(堀憲郎会長)は、「令和4年度制度·予算に関する要望」を田村憲久厚生労働大臣および萩生田光一文部科学大臣に手渡した。7月19日に堀会長と佐藤保副会長が厚労省、同21日に堀会長と柳川忠廣副会長が文科省を訪問。厚労省関係では、「病院における歯科医療提供体制の充実」「口腔健康管理及びオーラルフレイル対策の充実」「全ての国民を対象とした歯科健診導入」、文科省関係では、「学校教育下における歯科保健教育の充実」「児童生徒のスポーツ外傷の予防を目的とした、スポーツマウスガードの普及促進」「学校歯科健診結果をPHRに導入するための『歯科標準コード仕様』の利活用」などについて理解を求めた。

診療報酬改定の基本方針でICT活用推進など踏まえた策定を要望—日歯

社会保障審議会の第144回医療保険部会がオンライン上で開かれ、次期診療報酬改定の基本方針を定めるために、前回の基本方針の振り返りが行われた。日本歯科医師会常務理事の林正純委員は、前回盛り込まれた内容に加え、感染予防対策の引き続きの充実、ICT等の活用推進、口腔健康管理の充実を念頭においた基本方針の策定を要望した。

令和3年4月の歯科医療費·社保 件数は33.4%増、点数は27.2%増

社会保険診療報酬支払基金による令和3年4月診療分の歯科の件数は1,282万8千件、点数は159億3,235万5千点で、前年同月に比べ件数は33.4%、点数は27.2%それぞれ増加した。

令和3年4月の歯科医療費·国保 市町村の金額25.3%増加

国保中央会がまとめた令和3年4月診療分の歯科医療費は市町村が614億円で、対前年同月比で25.3%増加。組合は50億円で42.9%増加。後期高齢者は573億円で26.1%増加した。

12歳児の1人当たり むし歯等数0.68本—学校保健統計調査の確定値

12歳児1人当たりの永久歯の平均むし歯等数が0.68本となった。文科省が7月28日に公表した令和2年度学校保健統計調査の確定値によるもの。3月の同調査速報値では、新型コロナウイルス感染症の影響で健康診断を実施できない学校が多数あるなどの理由で発育状態のみの公表だった。

デジタル技工を高校生に紹介—足利セラミックラボラトリー

群馬県の足利セラミックラボラトリー(宗村裕之社長)は、デジタル化した最新歯科技工の作業工程を近隣の高校生に見学してもらうためのインターンシップを積極的に進めている。

歯科技工士の仕事に対するネガティブなイメージをなくすために、デジタルによる歯科技工作業の現場を見てもらい、実際にCAD/CAMシステムによる歯科技工製作の操作や指輪作りなどを行い、造形の楽しさを味わってもらいながら、「将来の歯科技工士」を育むためのさまざまな取り組みを積極的に始めた。

新型コロナで日本初 技工士の職域接種を実施—大阪府技

歯科技工士を対象とした日本初の職域接種が7月22日から3日間、大阪府のヴィアーレ大阪で行われた。「大阪のすべての歯科医療関係者をコロナ感染症から守ります」をスローガンに掲げる大阪府歯科技工士会(清水潤一会長)が会員および家族、同僚など約2千人を対象に実施。2回目の接種も8月22日から3日間、同会場で行う。

小児のOSA 交感神経β2受容体遮断薬で改善か

小児の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)による小下顎症は、交感神経β2受容体の遮断薬を投与することで改善する可能性がある。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の小野卓史教授、細道純講師、Hong Haixin院生らの研究グループと同大医学部の吉田謙一教授らとの共同研究で明らかにしたもので、小児OSAにおける顎骨の成長阻害の新たな診断·予防の分子標的の可能性及び治療法開発の糸口として期待がかかる。

インタビュー「遊びながらむし歯予防の知識学ぶボードゲーム開発」

歯磨きアイテムが書かれたサイコロや「歯にいいこと·悪いこと」が書かれたカードを使って、遊びながらむし歯の予防知識を学べるボードゲーム「歯の王様をまもるゲーム~むし歯にならないサステナブルな歯をめざそう」=写真=が発売されている。Dental Defence(本社·東京都三鷹市)社長で歯科医師の生澤右子氏が開発したもの。対象年齢は5歳~。プレイ時間は約30分。2~6人用。言語は日本語と英語。価格は3,580円。説明用ウェブサイトはhttps://thekingofteeth.dentaldefense.co.jpまで。生澤氏に、ボードゲームに込めた思いなどを聞いた。

世界の歯磨剤市場 2027年に245億ドルに

歯磨剤の世界市場は、2021~27年までに3.7%の年平均成長率で、27年に245億ドルに達すると予測—。米市場調査会社のReportOcean(アメリカ·ミシガン州)が発表したもの。19年の市場規模は185億ドル。販売別はスーパーマーケット、独立系小売店、薬局、オンラインストア。ユーザー別は大人と子供に分類。

「歯が命アワード」女優の前田敦子さんが受賞

健康的で美しい歯を持ち、自身の活動や生き方も輝いている人を表彰する「歯が命アワード」(主催·サンギ)の2021年受賞者に、女優の前田敦子さんが選ばれた。7月29日に東京都渋谷区の恵比寿ガーデンルームで表彰式が行われた。

企業の今·モリムラ 時差出勤、交代制在宅など導入

コロナ禍に伴い、モリムラでは時差出勤や就業時間の短縮、社外からの入力業務を可能にするなど、各種環境を整備。「早い段階から整っていたため、在宅勤務もスムーズに開始できた」と担当者は語る。社内の現状や取り組みなどを聞いた。

自由研究に「歯磨き」!テーマ別調べ方紹介—ライオン

ライオン(本社·東京都墨田区、掬川正純社長)は、歯磨きを含めた小学生向けの自由研究のテーマを同社のウェブサイト上で紹介している。

同サイトは「家事などの暮らし」「食べ物·食品」「国内外の文化·伝統」のカテゴリーごとにテーマを取り上げ、「家事などの暮らし」のカテゴリーでは「歯磨き」をテーマに「むし歯のない大人になるための研究」と題した自由研究を掲載。